ホノルルではいつもチャイナタウン・カルチャープラザのレジェンド・シーフード・レストランで、香港スタイルの飲茶を楽しんでいる。レストランで駐車チケットにスタンプを押してもらうと、カルチャー・プラザの駐車料金が2時間まで1ドル50セントになる。正規に利用するといくらなのかは定かではない。
入り口で余程待たされない限り飲茶に要する時間はせいぜい1時間なので、駐車時間はまだ十分に余っている。そこで腹ごなしを兼ねて、いつもチャイナタウンを散策することにしている。もちろん飲茶が出されているので昼前後の時間帯だ。夜のチャイナタウンは絶対に歩いてはいけない。
チャイナタウンで最も古い広東料理のウー・ファットの外壁は、一際目立つピンク色だった。ところがハワイの強烈な日差しに曝され、最近ではごく薄いピンクに色褪せてしまい、言われないとピンクだと判らないような有様だ。チャイナタウンのランドマーク的存在のこのビルは、是非外壁の塗装を濃いピンクに塗り直して欲しい。
ウー・ファットは角地に立つビルの2階にあり、1階には中華材料の店と野菜を扱う店がそれぞれの通りに面して営業している。同じ建物にもかかわらず面した通りが住所の表示に用いられており、それぞれの店は異なる住所となっている。
中華材料のヒンマウ貿易公司は、横浜中華街にありがちな中華食材、食器、調理器具等を扱う店で、店先からは各種スパイスや中華材料独特の匂いが漂って来る。中華街の香りと言った方がいいかもしれない。夏には店先にドリアンが山積みされ、さらに匂いを複雑な物にしている。
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