Today's Photo
Today's Photo その2433 2014/11/30
道楽カメラと本気カメラ

  十一月も今日で終わり、例年に比べると暖かい月末となりました。時折日がさす曇り空の中、クリスマス商戦真っ只中の銀座へ撮影に出掛けて来ました。歩行者天国としては普段より人出が多く、今日も中国人観光客はその数知れず、それ以外の外国人観光客が目立っていました。円安の影響で日本で購入した方が安い物を中心に、外国人観光客の購買意欲は膨らんでいるようです。一方でアップルのiPhoneのSIMフリーの機種は早々に値上げし、内外価格差を縮めました。輸入カメラとかレンズも定価改正がそろそろあるかもしれませんね。

 銀座資生堂ビルの地下のギャラリーでアラーキーこと荒木経惟氏の写真展が行われていることを知り、撮影の合間に覗いて来ました。東の空とか花とかよく分からない題材の写真はそれなりに芸術的要素がありそうですが、今年の夏の頃に銀座を撮影した写真が十数点ありました。白黒のフィルで現像した写真のようでしたが、これが実に普通にシャッターを押して写った写真でした。特にこれと言ったインパクトも無く、一時間も掛からずにちゃっちゃっと撮ったような写真です。銀座で撮影している荒木経惟氏を見掛けたことがありますが、実にそっけないほどの速さで写真を撮影し、フィルムが無くなるとアシスタントの女性の持っているカメラと交換してまた撮影していました。この間にアシスタントはフィルムを巻き上げて取り出し、新しいフィルムを装填して次のカメラチェンジに備えているようでした。大御所の今回の銀座の写真を見て、負けているとは感じられなかったのが最大の収穫。って言うか、最大の収穫は資生堂ビルのエレベータのボタンが円周上に並んでいるのが最大の収穫かも。

 夏のハワイ以来、EOSのシステムで本格的に銀座を撮影しました。ピント合わせをカメラに任せているので、気持ちの良い位撮りたい物にレンズを向けてシャッターを押すことが出来ます。ライカの時のようにピント合わせが間に合わなくてシャッターを押すのを諦めるシーンも無く、取り敢えずシャッターを好きなタイミングで押すことが出来ました。何枚かはピントが合っていなかったり、シャッター速度が遅くてぶれていることもありましたが、それでも9割方はピントは合っているので問題ありません。改めて業務用カメラの業務用たる所以を感じた次第で、やっぱりライカは年寄りの道楽用のカメラだなと。これで来年になってライカが修理から戻って来ても、今までのようにライカを使えるかどうか。オートマの車に乗り慣れた体にはマニュアルシフトの車は本気で運転しづらいのと同じような感覚ではないでしょうか。

  今日の一枚は歩行者天国に設置されたベンチで休憩する外国人観光客です。腰を下ろすの大好きな中国人観光客に占有されていることが多いのですが、時には多国籍の観光客で賑わうこともあります。バスで訪れた中国人の銀座フリータイムが長いので、歩き疲れたと言うか時間を持て余しているのかもしれませんね。暖かい日差しを浴びてベンチは快適のようです。

 

 

 

 

観光休憩中

Today's Photo その2432 2014/11/29
絞り開放の勧め

  浅い眠りのまま迎えた目覚めでしたが、時は既に昼を回っていました。天気予報通りに雨が降っていましたが、取り敢えず何処にも出掛ける予定が無かったので一向に気になりません。今日も昨日に引き続いて半日遅れのスタートとなりましたが、まぁそれはそれで楽しいような。この天気では撮影に出掛ける気にもならず、ライカは修理中なのでカメラで遊ぶ気にもならず、何となくネットを見ながら時を過ごしたような次第です。夕方になって雨が上がり霧が発生して夕焼けを期待していたのですが、思ったほどに空は焼けず大したことも無い夕景を撮影して終わりました。写真なんてのはそんなもので、期待していたからと言っておいそれとは撮らせてくれません。

  神宮の絵画館前の銀杏並木が落葉するのは経験的に十二月の第一週の土日と心得ているのですが、今年は暦の関係で第一週は七日になります。今朝の絵画館前の写真が毎日新聞のサイトに掲載されていましたが、落葉が始まり見頃ですね。雨上がりの絵画館前、今年も撮影するチャンスを逃したようです。歩道に積もった落ち葉が歩行者に押し潰される前のほっこりとしている様子を撮りたいですね。夜来の雨が上がった早朝はきっとそんな感じがするような気がしています。

 今日の一枚は有楽町駅前の東京交通会館のクリスマスイルミネーションです。昨年はライカで撮影しましたが、グリーンがメインカラーでした。今年はノーベル賞の影響でしょうか、ブルーのLEDがメインカラーとなっています。ここの撮影スポットは一段高くなった足場があり、この上から撮影すると手前の歩行者が足元になるので自分のタイミングでシャッターを押すことが出来ます。人が途切れるのを待っていたり、これはという歩行者が来てからシャッターを押すとかの煩わしさから解放され、露出を換えてゆっくりと何枚でも撮影出来ます。富士のシステムは露出補正はマイナス2までなので、それ以上は手動で設定しなくてはいけません。レンズ開放で手動でマイナス補正を行うためにはISO感度を200に固定し、シャッター速度を速くしますがシャッターが半段で調整出来ないのでこの辺りがイラつきます。折角明るいf1.4のレンズを使っているので、ピントを深くするために絞るなんてのは愚の骨頂。開放でそれなりの写真が撮れないようなレンズは最初から使わないに限ります。レンズのレビューを見ると一絞り絞るとシャープな画像となり何て記述が目に付きますが、開放からシャープなレンズでなければハイスピードレンズを使う意味がありません。

 

 

 

 

青色発光ダイオード

Today's Photo その2431 2014/11/28
並木通りのステージ

  ようやく雨から解放された昨日は朝から暖かく、夜も薄手のコートの方が良かったかと思わせるような気温でした。所用があり兄弟で酒を酌み交わしましたが、お互いに年を取ったことを改めて確認した次第です。また近いうちに飲もうと言うことでお開きにしましたが、次回はもう少し食べるようにしましょう。今回は最初に頼んだ刺身の盛り合わせだけで、あとは二人共焼酎のお湯割りをひたすら飲んでいました。鍋を食べたかったのですが、もつ鍋しかなかったので諦めました。もつ鍋のホルモンの脂が苦手な年になりました(笑)。

 銀座で飲む前に六本木の富士フィルムにレンズを点検に出して来ました。レンズの中に筋のようなものが見えるので点検に持って行ったのですが、サービスの係員がこちらの言っているレンズの中に見える筋をなかなか確認出来なくて時間が掛かりました。薄暮の六本木の写真を撮る予定でしたが、レンズを預けて外に出るともう日がとっぷりと暮れていました。そこで待ち合わせ場所のある銀座に移動した次第です。

 修理中のライカの代わりに持ち出したフジのシステムで銀座の夜を撮影しましたが、とっさにピントが合うオートフォーカスに感激したり、こちらの意図とは異なるところにピントが合ったり、まぁオートフォーカスも一長一短ですね。夜景を明るく写したがるカメラをマニュアルで暗く写すには、ライカの方がシャッター速度を半段とか細かく設定出来るので応用が利きますね。それと撮影した写真をパソコンで調整する際にも、ライカの方が明るい部分から暗い部分までを幅広く記録している感じですね。フジは黒くつぶれたり、白く飛んだりする傾向が早いですね。粘りが無いと言うか持ち堪えられない感があります。

 今日の一枚は銀座並木通りのピンスポットで照らされた歩行者です。歩道の路面にピンスポットでパターンを投影し、歩く人の目を楽しませてくれる演出ですが、この中に歩行者が入るとまるでステージでピンスポットを浴びている主役のように見えます。シャッター速度が遅いので歩行者がぶれていますが、それはそれで動きが感じられてよろしいのではないでしょうか。真っ暗な壁面、シャネルのロゴ、ピンスポットを浴びた主役とバックステージのショーウィンドーその横には脇役と豪華キャストですね(笑)。歩道の路面は実際には乾いているのですが、雨上がりのような艶が感じられます。路面のパターンに予めピントを合わせ歩行者がパターンの中に入るのを待ち構えてシャッターを押しています。光学ファインダーを覗いてタイムラグを少なくしているのがポイントです。携帯のカメラでは真似出来ないだろっ(笑)。!

 

 

 

 

スポットライトを浴びて

Today's Photo その2430 2014/11/26
冬の雨

  冷たい雨も二日目に入り、気温も10℃以下の冬本番といった季節の移ろいを感じます。渋滞気味の雨の首都高を通って目黒のカメラ屋まで出掛け、ライカを修理に出して来ました。まだ記憶が定まらない幼稚園の頃、この近所に住んでいたのですが断片的な思い出しかないので懐かしさは感じられません。今でこそ小洒落た住宅街ですが、当時の碑文谷周辺には原っぱがあり、イトトンボを採ったりしていました。年内に戻ることはないだろうとのカメラ屋の店員の見解を良しとして、すぐに帰路に就きました。帰りは首都高の渋滞も無く、あっという間に感じられました。

 明日からのカメラのシステムを未だ決められず、クリーニングに出したフジのレンズを光に当てて覗いて見ると髪の毛のような直線が見えました。写りには影響しないかもしれませんが、有料でクリーニングしたのでこれはやり直しですね。明日は夜から用事があるので、その前に六本木の富士フィルムに持って行くつもりです。そうなると明日からのシステムはEOSとなりそうですが、意に反して明日は富士します。明るい富士の単焦点一本勝負となります。

 最近銀座を訪れている外国人観光客が自撮り用のアームの先にスマートフォンを装着して撮影している姿を頻繁に見るようになりましたが、中国や韓国でブームの器具とのこと。安いのは単なる棒としか機能せず、シャッターはセルフタイマーをセットして撮影するとのこと。もう少し科学的になるとBluetoothで手元のシャッターとカメラのシャッターが連動して、何枚でも続けて撮影出来るようです。ところがこのBluetoothの通信認可をそれぞれの国で受けていなければならず、なかなかこの辺りのコントロールが出来ていないようです。スマートフォンを活用しているので、安いデジカメが売れなくなる訳ですね。

 今日の一枚は歩行者天国の銀座四丁目でパノラマ撮影をしている外国人観光客です。この体制のまま360度回転して撮影していました、もちろん口は半開きのまま。使用しているのはスマートフォンでもう海外旅行にもデジカメは持って来ていないのでしょうか。それだけスマフォのカメラ機能が高くなったのとそれを活用するアプリの充実が受けているようで、デジカメで撮影してブログにアップする手間が省けるのでしょうね。素人が写真を写す目的は友達に見せたいからで、写真を本気で写している訳ではありませんからね。見る相手もスマフォなので、特に解像度にこだわる必要も無し、要は写メですね。

 

 

 

 

スマフォでクルリ

Today's Photo その2429 2014/11/25
修理は続くよ、いつまでも

  天気予報通り、午前七時を過ぎる頃には冷たい雨が降り始め、このまま明日一杯は雨模様となりそうです。雨が降ると家でカメラを点検したり、掃除したりしているのですが、いつも不満タラタラで使っているライカのライブビュー撮影で液晶に縦に一本筋が入っていることが判明しました。撮影済みの画像の表示やメニュー画面では縦の筋は発生しないので、液晶自体は問題無し。CMOSが受けた光の情報を液晶に表示する回路に問題がありそうでこれはもう基盤交換となりそうです。購入した店と連絡を取って、明日持って行くことにしました。ライカは国際保証となっていますが、日本では正規国内代理店以外は保証がされないような話もあります。購入した店から香港の代理店に送り、そこからライカへ修理依頼が行われるので余計な時間が掛かります。おそらくドイツ送りとなるので、今年は戻って来ないかもしれませんね。富士フィルムのレンズ二本をクリーニングに出し、EOSの業務用カメラを修理に出したのでバックアップ体制は問題ありませんが、ついにライカも修理とは。今年はカメラ関連の修理が続きます。ライカは保証期間中なので無償となることでしょう。

  ライカを修理に出している間はEOSにするか、小型軽量の富士フィルムのシステムにするか思案中です。久し振りにEOSの業務用を構えてみたのですが、ライカの二倍の大きさがあります。改めてその大きさに圧倒されました。ライカを使う前は普通に使っていたのですが(笑)。不満タラタラしなくて済むならEOSのシステムですね。年末に出るズームレンズも予約していることだし。撮影機材が大型になるので、撮影に持ち出すカメラバッグから変えなければなりません。久々のズームレンズでの撮影が楽しみです。

 今日の一枚はクリスマスの電飾が施されたショーウィンドーを横から正面側を見るようなアングルで撮影しました。ショーウィンドーから外を見ている感じです。縄のれんの様に手前にブラ下がっている電飾がボケていて、降って来る雪のようです。マネキンにピントを合わせているので、遠くの電飾は点光源となっています。夕闇が迫る西の空がやや赤くなり始めていますが、もう三十分遅いとまた違った光景に巡り合えそうです。

 

 

 

 

雪降る街へ

Today's Photo その2428 2014/11/24
お土産専用鞄、もしかして中国製

  三連休の 最終日は午前四時頃に寝たので二度目に目が覚めたのは昼前でした。昨日までの青空から曇り空になり、今日は撮影はお休みして休息日に。ここ数日は続けて撮影に出掛けていましたが、ピント合わせが間に合わなくてシャッターを切れなかったことが度々あり、ある意味消化不良と言うか欲求不満気味です。広角レンズでもなるべく絞りを開放にして撮影したいので、あらかじめ撮影距離を決めていてもピントの合う範囲が狭くてピンボケになる可能性が高くなります。絞り込んでパンフォーカスにし、ひたすらシャッターを切る方法もありますが、どっちが良いのでしょうね。この悶々とした状態は当分続きそうですが、ピントの合う範囲にカメラを移動させられるかどうかがポイントとなりそうです。50mmのノクチではピント合わせは仕方ないにしても、35mmや21mmでは絞り込んでピントの合う範囲を広くして思い切ってもう一歩前に出てシャッターを切りたいですね。オートフォーカスのズームレンズはそういう意味では便利ですね。悩むことが何もないのですから(笑)。

  家でゴロゴロしながらストリートシューターのブログに掲載されている写真を拝見していました。写真自体はそれ程上手ではないのですが、その日に目に飛び込んで来た光景を撮影した写真が多く、例えば車を運転中の信号待ちに歩行者を撮影したりして、街歩きとは異なる視点が新鮮でした。一話のストーリに掲載する写真が三枚を基本としており、それだけ写真が無いとなかなか連日三枚は出来ません。このところは連日のように撮影しているので、一枚に限らず写真を掲載してみようかと思ったりしています。

 今日の一枚は銀座のユニクロ前に集結した中国人観光客の旅行鞄です。歩道に並んでいる数は7台、すべて同じ形です。中国人観光客の間では銀座で5,400円の鞄を購入して、その中にお土産を入れて帰国するのがもはや常識となっているようです。5,400円均一の鞄屋の前にはいつも中国人観光客が押し寄せていて大繁盛の様相を呈しています。この鞄はもしかして中国製かもしれませんね。中国人は歩道の邪魔にならない所にたむろする習慣が無いようで、歩道の真ん中で堂々と佇んでいるのでいつも歩行の邪魔です。この日は歩行者天国なので車道を歩く人が多いので問題ありませんが、これを平日にやられたら歩行者渋滞となりますね。それと大声で話すのは厳に慎んで欲しいなぁ。銀座らしさが損なわれるぅ!

 

 

 

 

並べられた鞄

Today's Photo その2427 2014/11/23
おしゃれして銀座の頃

  三連休の 二日目も暖かい日差しに恵まれ、昨日に引き続き銀座に撮影に出掛けました。今日も銀座の歩行者天国はまるで原宿の竹下通り並みの混雑でした。と言っても竹下通りなんてもう年々も訪れていませんけれどね。普段はクマとかイノシシを相手にしているような人たちが一斉に里に下りて来たかのようで、あらゆる年代の人が銀座を訪れていました。かつては大人の街としてのイメージがあった銀座ですが、ユニクロ、ジーユー、H&Mなどの店が出来て若い人も大勢銀座を訪れるようになりました。そして外国人観光客も以前より増え、世の中の景気が良くなったことが実感出来る街ではないでしょうか。

 民主党政権の頃はこんなに歩行者天国が人で埋め尽くされることはありませんでしたからね。アベノミクスが失敗したと野党の連中は選挙戦のスローガンのようにしているようですが、民主党政権が日本を駄目にしたことをもう忘れているようです。民主党の諸君は自民党の政治をとやかく言う資格が無いことを自覚することから政治家としての一歩が始まる訳で、それすら自覚していないのなら即刻政治家を辞めるべきです。かつての党首の宇宙人鳩山は韓国でまた好き勝手な理論を展開して韓国国民から受けているようです。民主党員は所詮宇宙人鳩山の申し子ですからね。

 今日の一枚は銀座の歩行者天国で一番目立っていた女の子のブーツです。おしゃれは足元からとはよく言ったもので、思わず目が惹き付けられてしまいました。UGGブランドの子供用ブーツ、キッズマレーナです。背負っているバッグもおしゃれですね。そう言えば子供の頃、銀座はおしゃれをしていく所でしたっけ。最近は撮影で目立たないお世辞にもおしゃれとは言えない格好ばかりだったので、すっかり忘れていました。子供の頃に訪れた銀座には暗くなる頃には夜店が並び、アセチレンライトの灯が眩しかったのと、光っているヨーヨーが突然目の前に現れるのが印象に残っています。数寄屋橋の不二家のネオン看板が見えると、「ここが銀座」と車を運転してる父親が来る度に教えてくれました。子供ながら銀座を訪れる時にはわくわく感がありました。

 

 

 

 

ブーツのリボン

Today's Photo その2426 2014/11/22
銀座のボーイ

  三連休の初日は晩秋らしい晴天と晩秋らしからぬ暖かさに恵まれ、給料日前にもかかわらず銀座の歩行者天国には大勢の人が繰り出していました。例年ではこの時期になると冬物のコートなんぞを羽織らないと外歩きが出来ないのですが、今日は上着を脱いでも寒さを感じないような気温でした。このまま残り二日の休日も暖かさに恵まれると良いですね。家でのんびりとランチを食べてから、銀座に撮影に出掛けて来ました。

 衆院選が公示されると銀座の街も演説会場と化して、四丁目の交差点は陣取り合戦が始まります。その頃には木枯らしが吹いて、落選しそうな候補者には冷たい風となりそうです。今年は銀座の街を歩いていてもボジョレーヌーボーの文字は見当たらず、ここ数日のニュースでもほとんど扱われず、萌えたボジョレーヌーボーはもう完全に姿を消したかのようですね。

 今日の一枚は銀座 カルティエの建設現場の前で仮店舗を案内するボーイです。アジアの植民地時代を彷彿とさせるホテルのボーイの様な装いですが、日本人でないところが様になっていますね。壁面の足跡を辿って行けばほどなく仮店舗なのですが、敢えて人を配するのがカルティエらしさなのかもしれません。平日には誰もいないので、クリスマス商戦の一貫かもしれませんね。今年も銀座中央通りはヒカリミチを行う予定ですが、あのダサい歩道にはみ出したディスプレイは邪魔なので勘弁して欲しいな、世界の銀座らしさに欠けていますし。

 

 

 

 

直立不動

Today's Photo その2425 2014/11/21
頭隠して迫力隠さず

  昨日の雨がすっかり上がり、朝から気持の良い天気となりました。三連休前の週末ということで首都高は朝から渋滞していましたが、高速湾岸線は昼前後から事故渋滞も重なり、電車で銀座ランチに出掛けました。今日は博多水炊きと決めていたので、迷うことなく目的の店へ。生ビールを飲みながら水炊きを突き、大満足のランチとなりました。電車に乗れば飲めるので、車じゃなくてもちっとも苦になりません。「飲むなら乗るな、飲んだら乗るな」ってのが飲酒運転撲滅の標語ですが、「飲むなら乗れ、飲んでも乗れ」が電車で銀座です(笑)。明日からの三連休に備えて現金を引き出す人の列が銀行の中で見受けられましたが、給料日目前の三連休なのでちょっぴり節約モードかもしれませんね。

 銀座の街を撮影していたら、同窓生と思われる老人の集団が歩道で記念撮影をしていました。その様子を何となく撮影して通り過ぎようとしたら、カメラを差し出されてシャッターを押して欲しいとの申し入れがありました。普段はお断りしているのですが、人生の先輩方と言うことでお受けしてシャッターを押しました。もう一枚との声に応えてシャッターを押すのですが、シャッターが切れませんでした。液晶に何か表示されていたので注目すると、メモリーカードが一杯とのメッセージが。「カードが一杯なのでもう撮れませんけど」と言うと全員大爆笑で終わりになりました。いくつになってもう同窓会は楽しいですね。忘年会になるか新年会になるかは決まっていませんが、そろそろ同窓会のスケジュール伺いを立てなければ。

  今日の一枚はクリスマスのデコレーションが施されたショーウィンドーです。膝を突いてローアングルで寄れるだけ寄って撮影しましたが、マネキンの頭は写っていません。以前は頭が切れていることを気にしてもう少し引いて撮影したりしていましたが、今は別に全体を写すことよりも寄れるだけ寄って迫力の方を重視していますね。今日は21mmの広角レンズで撮影しましたが、強調したい時はもう一歩前に出て撮影するのが基本です。一方でレンズを水平にして撮影すれば歪みの少ない普通の写真が撮れるので、使いこなしが難しいと言うかこれ一本でどうにでも撮影出来るような気もします。寄って強調するもよし、引いて全体を写すも良し、使い手の腕次第ですね。

 

 

 

 

クリスマスの頃

Today's Photo その2424 2014/11/20
冷たい雨

 朝から曇っていましたが、昼過ぎからは冷たい雨が降り始めました。これが真冬であれば大雪となるところですが、まだ晩秋です。アメリカの東海岸ではこの季節としては珍しい大雪となり、ニューヨーク州では積雪が180センチを超えて犠牲者が出たとのこと。大雪の中をアメリカは東海岸に出張で出掛け、空港が閉鎖されて帰国が一日延びた時のことを思い出させました。あの時はワールド・トレードセンターの上層階に打ち合わせに行きました。入館する時にはパスポートの提示が必要なほど厳重な警戒でしたが、それから数年後にあのような悲劇になるとは予想だにしていませんでした。

 いつも聞いているインターネットラジオのjazz radio.comではホリデージャズの提供が始まりました。今週末の感謝祭からクリスマスを中心としたホリデーシーズンが幕開け、クリスマスソングをメインとしたジャズのチャンネルが二局開局しました。昨年までは一曲だったので、今年からは一層力が入った感じですね。一月の前半位まではクリスマス音楽を聴くことが出来ます。そろそろクリスマスカードの写真を選んでデザインを考える時期となりました。 

 衆議院議員の先生方は選挙モード一色のようですが、一般市民にとっては選挙はクリスマスよりも関心が低いかもしれません。この期に及んで民主党政権を支持するアホはあの時ほど多い筈も無く、自公連立政権があっさりと承認される投票結果となりそうです。安倍総理は自公合わせて過半数以上を目標とし、目標が低過ぎるとの批判が出ているようです。最大野党の民主党の目標は現議席よりも一人でも多くだそうです。他の野党も分裂・統合を繰り返し、何だかどうでもいいような党に成り下がりました。この時期に解散総選挙に打って出た安倍政権の自信の程が伺える今度の選挙戦となりそうです。

 ボーナス商戦を見込んでカメラメーカー各社からは新製品の発表や発売日決定のお知らせが流されていますが、昨今のスマートフォンに付いているカメラの性能向上によりデジカメ入門機のようなジャンルの製品はもう製造が行われなくなりつつあります。スマホの上を行くデジカメに活路を見出したいところですが、一般のユーザにはスマホのデジカメで十分と思われます。その上を行く機種を使いたいユーザーはごく一部で、今のままではデジカメ市場は縮小する一方です。カメラメーカーでは有料のデジカメ教室などを開いて裾野の拡大を図っていますが、果たしてどこまでマーケットの要求に応えられるのか。スマホの付属カメラとの差別化をもっと明確に打ち出して行かないと、新しいユーザーはこれ以上増えそうもありません。スマホがあるからカメラは持って行かなくても、って思う時がありますね。iPhoneで撮影した写真だけで勝負しているフォトグラファーもいる位で、スマホのカメラだからと言って侮れません。

 今日の一枚はクリスマス商戦に突入した銀座の街で見掛けたクリスマスツリーです。日が暮れる頃に電飾がともったクリスマスツリーは薄青い空に映えますが、太陽に光をたっぷり浴びて輝くクリスマスツリーもきれいです。細部まで作り込んでいるので明るくても見栄えがしますね。ブロックの土台に載っていますが、これは赤煉瓦で組んだ上に載せた方が良かったですね。

 

 

 

 

眩いクリスマスツリー

Today's Photo その2423 2014/11/19
晩秋の銀座界隈

  今年も残すところあと40日、そろそろ飽きも終わりに近付いていますね。快適な季節が終わる前にランチを食べに銀座に出掛けました。今日は高速湾岸線が混んでいたので電車で行きましたが、行きも帰りもゆっくり座れて快適でした。ボーズのノイズキャンセリング・イヤフォンを付けていたので電車の音や周りの話し声から分離されて、自分だけの世界に浸ることが出来ました。20分も掛からずに東京駅ですから、CD一枚の半分も聞かないうちに到着します。電車で出掛ければ当然のことながらランチはビール付です。鹿児島の黒豚を売りにしたレストランで野菜や豚肉を盛り込んだせいろ蒸しを食べましたが、デザートのフルーツまで付いていて大満足。以前から気になっていた店でしたが、また通いたい店でした。飲食店が密集している銀座ですが、結構外れの店も少なくないので今日は上出来でした。

 銀座の街はクリスマス商戦に突入しており、クリスマスのデコレーションも今月中にはすべて出揃いそうです。中央通り沿いのモミの木は剪定が終わり、電飾を待つばかりです。昨年、一昨年と行っていたヒカリミチは今年も出現するのでしょうか。歩道が歩き辛くなるわ、デザインはダサいわで本当に良くないね、あれは。今夜と言うか日付が明日になればボジョレーヌーボーの解禁とか、ブームはバブルの頃と数年前と二回ありましたが、昨年、今年とボジョレーヌーボーの輸入量は減少傾向で、飽き易い日本人らしくてよろしいのではないでしょうか。国内ワインの新酒とかも普及するようになり、一時のようにボジョレヌーボーを信仰しなくなりました。今年のワインの出来を占うとか言っていましたが、基本的に日本人はそんなにワインばかり飲んでいないのも事実です。日本酒はあるわ、焼酎はあるわ、ハイボールはあるわで日本人にワインは定着しないでしょう。かつて金曜日はワインみたいな宣伝がありましたが、金曜日にワイン飲む人っているのか。いつも飲む人は曜日に関係なくワインを飲むし、飲まない人は金曜日は当然のことながら飲まないような。「金曜日はかみさんと飯食って、ワインを飲んで帰ります。」ってフレーズを覚えています。

 今日の一枚は先週の土曜日に点灯式を行ったミキモトのクリスマスツリーです。ミキモト本店は来年から建て替え工事に入るために、76年から続いたクリスマスツリーも今年が見納めだそうです。大きなクリスマスツリーを歩道の端まで下がって写メで撮影している人が大勢いましたが、まぁ大して写らないでしょう。ぜんたいをうつすとなれば20mm位の広角レンズで撮影するか、反対側の歩道から望遠レンズで撮影するかしないとね。それと露出をマイナス補正しないとカメラは勝手に明るく写したがるので、折角の電飾の色が飛んでしまいますね。今日は35mmのレンズでツリーの一部とそれを見ながら歩く人をメインに撮影しました。もう少し暗い時に21mmの広角で撮影しようと思っています。この写真には写っていませんが、画面の右側には携帯で撮影している人が大勢います。 

 

 

 

 

銀座ミキモト

Today's Photo その2422 2014/11/18
解散総選挙

  ついに安倍総理が衆院解散、総選挙を行うとの表明をしました。外遊中から解散総選挙は周知の事実だったようで、マスコミの報道通りのスケジュールでした。二年前に民主党政権の総理が解散し、日本はようやく正しい道へと戻りました。今思えば民主党は選挙で負けることは分かっていましたが、これ以上民主党政権が続けば日本が沈没するとの思いがあったのでしょうね。今回は人気を二年残しての解散ですが、安倍総理には勝算がありそうです。国民もあの酷い民主党政権に戻そうとは思わないだろうし、かと言って自民党以外に政権を任す政党は見当たらないし。投票率も最低となり、自民圧勝と言うのがシナリオのようです。これで民主党がまた高速道路無料化などを掲げて来たら、思わず笑ってしまいますね。民主党時代の悪政を棚に上げて、アベノミクスが失敗だのほざいてる民主党幹部は本当に馬鹿じゃないの?

 日本列島は映画俳優の高倉健さんの訃報の話題で持ち切りでしたが、この季節には年末年始の挨拶を遠慮する旨のはがきが届きます。大学の恩師の奥様から春に恩師が永眠されたとの知らせが届きました。もう一度ご一緒して当時の話題で盛り上がりながら一緒にお酒を飲みたいとかねがね思っておりましたが、叶わぬ夢となりました。自分より先に生まれた方々が、順番とは言えこの世を去られることは寂しい限りです。

 今日の一枚は昨日に引き続き築地場内、寿司屋に並ぶ観光客です。元々は築地で働く人向けの飲食街でしたが、これだけ観光客が並ぶと市場関係者が出入りは出来ません。観光客の押し寄せる前にさっと寿司をつまむのでしょうか。この写真を撮影したのが午前十時過ぎですが、朝から寿司かよ。並んでいる人の半数は外国人で、とりわけ中国人観光客が目立ちました。中国人の食べ物に対する消費パワーは田畑を食い尽くすイナゴの大群に例えられます。13億人がサーモンやら本マグロを食べ始めました。絶滅危惧種に指定されるのも時間の問題のようです。 

 

 

 

 

行列の絶えない寿司屋

Today's Photo その2421 2014/11/17
築地市場

  所用で築地に出掛けたのですが、十時前後から二時間も時間が空いてしまい築地市場を見て来ました。いつもは場外ばかりうろついているので、今日は場内の奥まで行ってみました。ところが早朝から商いの行われている場内では十字はもうそろそろ割の時間で、半数以上の店が片付けをしていました。店を開けているのは売れ残りを何とか捌こうとしているのか、それとも他の店が終わってから来る客を目当てにしているのか。いつの間にか築地は浅草、秋葉原に続く観光スポットとなっています。地方からバスを連ねて来る田舎者御一行様、団体で押し寄せる外国人観光客、中でも朝から場内の寿司屋に列を成す中国人の団体は凄いですね。ランチならまだしも、朝の十時に握り鮨はパスでしょう。年末年始の繁忙期はマグロのセリを見学する観光客立ち入り禁止にしているようですが、まぁ築地もインターナショナル・マーケット化していることは間違いありません。豊洲に市場が移ったら、果たして今のような魅力的な築地市場跡となるのでしょうか。築地豊洲をはしごするなんて観光客も出たりして。

 場内をサクッと見てから場外へ。場外はまるで年末のアメ横のように人が多く、これまたほとんどが観光客。場外で買い物をする業者はおそらく観光客の来る前の早朝に仕事をするのでしょうね。あんな人ごみの中をチンタラ歩いていたら買った物は腐るし、目的の店へ行き付く前に日が暮れそう(笑)。気の短い江戸っ子には出来ない相談でしょ。場外の店も軸足を観光客相手にずらしたようで、素人向けの試食とかいかにも観光客向けの寿司屋が乱立しています。客に市場関係者がいないような店は絶対に観光客向けの店で、大したことも無い丼物にいい値段を付けています。観光客はネットなどの情報を利用して来るため、場外のどうでもいい店よりも場内の仲買人御用達の店に並んでいるようです。

 今日の一枚は場内の店を見学している外国人です。小さな子供を抱えたお父さんが興味深く市場を見ています。何も分からない子供は魚の匂い、コンクリートから立ち上る冷たい湿気、目に飛び込んで来る裸電球の煌めき、時折聞こえるターレのモーターの音、売買する人の威勢のいい声などを幼い意識の中に吸収しているかのようです。魚好きになるのか、トラウマとなるのか、他人事ながら気になるところです。今日は50mmのノクチだったので狭い範囲しか写せなかったのがちょっと残念、次回はもう少し広角で築地を撮りたいですね。

  

 

 

 

子供は何を感じたか

Today's Photo その2420 2014/11/16
四丁目のジングルベル

 折角の日曜日の朝にもかかわらず、九時に宅配便の配送で安眠を妨害されました。自分で頼んだ物が来る時は日曜日の朝は避けるようにしていますが、想定外の荷物だったこと、家デンの番号で届いたことの二つが重なり配達予告メールのチェックから外れていました。その後も昼頃まで眠っていたような眠れないような、眠れない夢を見ていたのかも。で送られて来たのは数日前に昭和の頃に飲んで以来のかつての会社の後輩がお礼にとウィスキーを。昭和の頃は会社の出張で海外に行くと上司にはジョニ黒とかタバコが定番でしたが、今時は国内価格が下がったので貰う方も嬉しくないし。しかし今回ばかりはウィスキーを贈って来たのが昭和らしくて嬉しかった。18年物のスコッチウィスキーのシングルモルト、飲むのが楽しみですね。

 レンズメーカーのシグマがユーザーに小冊子を贈って来ましたが、その巻頭に掲載されている三枚の写真のどうでも良いこと。あれが世間で評価される写真であるのなら、自分の写真に対する考え方とは別物ですね。暗く沈んだ写真が芸術的とは思えません。ついでにA1サイズ位の風景の写真も同封されていましたが、これもただでかく引き伸ばしたと言うか印刷しただけで、写っている内容は何度見ても別にどうって程のものではありません。ネイチャー写真に興味が無いのも判断基準ですが、陰鬱な山頂の写真よりもハワイの写真の方が見る人を幸せに出来るような。シグマの目指す写真ってのは闇の方向で、楽しさとか人間らしさは排除されている感があります。この手の写真展はまず行かないし、写真集なんてのは手にも取らないでしょう。

 今日の一枚は銀座四丁目交差点の和光の前で、ジングルベルをハーモニカで奏でるおじさんです。一見するとサラリーマンのようにも見えますが、待ち行く人をジングルベルの曲で幸せにしているかのようでした。特にチップを入れるような器も無く、完全にボランティアのようです。夜の銀座には昼間には無い魅力がまだまだありそうですね。

  

 

 

 

ハーモニカおじさん

Today's Photo その2419 2014/11/15
あなたは誰をハッピーにしたい?

 朝から良い天気に恵まれましたが、今日は休息日と決めていたので撮影にも行かず昼寝をしたりして家でゴロゴロ。久し振りにのんびりした一日となり、大満足ですね。窓から差し込む午後の日差しの恩恵で、暖房を付けなくても快適に過ごせました。それでもカメラのことがちょっとばかり気になり、35mmのレンズのピント精度を確認し、ズレが無いことが分かって一安心。ノクチは半年以上ピントが合わないまま使用していましたが、調整に出してからは絶好調です。ピントが合わないのは腕のせいとばかり思い込んでいたのですが、レンズの調整で解消したのであの半年は何だったのかと(笑)。安くは無いレンズが購入した状態では要調整の状態にあるなんて考えられませんね。カメラだって細心のデジカメですから相性とかそういう考えは一切排除していました。自分の目を信じて調整に出さなければ、今頃ジュクジュクと悩んでいたかも。

  夜の銀座はクリスマスのイルミネーションやショーウィンドーのディスプレが輝いていますが、行き交う人の表情は暗くて分かりません。そこでどうしても撮影対象が明るく見えるものばかりになってしまいます。光が余り届かない所でも夜の銀座らしいシーンが展開されているのですが、昼間専門なのでまだまだ夜の目を持つようになるまでには至りません。銀座の夜はく華やかで大人のイメージがありますが、なかなかそのような光景には巡り合えていません。夜の銀座をしらふで撮影しなければ(笑)。

 今日の一枚はロンドンバスです。車体にメッセージをラッピングして街を走り回るこの手の動く広告は銀座では珍しくはありませんが、ちょっと冷え込んだ夕暮れに見掛けた赤いバスは新鮮でした。ちょうど四丁目の交差点を数寄屋橋方面に右折するところでしたが、行き交うタクシー、信号待ちの歩行者、銀座の街並みも写っていて、ちょっと華やかな感じに仕上がりました。ズームレンズだと思いのままに背景を入れられますが、単焦点なので背景が入る場所を選んでシャッターを押さなくてはなりません。このシーンを写すのに少しだけ歩道を走り抜けてバスを追い越し、バスを待ち構えてから撮影しました。この写真を見てハッピーになれると良いのですが。

  

 

 

 

夜のロンドンバス

Today's Photo その2418 2014/11/14
この前会った時は昭和でした。

 昨夜は銀座にのみに出掛けました。夜の銀座を撮影するのは三ヶ月振り、昼間とは違った新鮮さがあります。街はすっかりクリスマス商戦となり、ショーウィンドーもこの季節はいつもより派手な感じですね。

 夜のレンズの名前に相応しいノクチで撮影しましたが、レンズが明るいのでISO低感度で撮影出来ます。まぁ銀座の街が明るいせいもあるのですが。カメラは暗いシーンでも明るく撮影しようとするので、露出をマイナス側に補正すると見ているのと同じような出来になります。ブルガリの壁面に登場した蛇の写真を撮影していると、「うまく撮れますか?」と初老の紳士から声を掛けられました。撮影した蛇の写真を見せると、自分の写真は蛇の目の色が出ないので困っているとのこと。露出オーバーで白飛びしているのは一目瞭然、カメラは「簡単設定」で、100%カメラ任せの自動撮影モードでした。カメラの設定をプログラムモードにし、露出補正をマイナス2に設定してカメラを渡し、露出補正で撮影した写真を見て「目の色が出ました!」と嬉しそうに。露出補正の方法を説明しつつカメラの設定を元通りに戻して、その場を立ち去りました。銀座の夜は人との出会いがありますね。

  昭和の頃に会って以来の会社の後輩と盃を交わしました。当時の面影そのままで、街で見掛けたら絶対に分かりそう。年を取ったようには見えないのは羨ましい限り。照明デザイナーを辞めてからは一級建築士として住宅メーカーで活躍しているとのこと。会社では7年ほどしか在籍していなかったので、それほど親しい関係でもなく、一緒に飲んだ記憶も数回しかないなのに、こうして月日を隔てても一緒に飲む機会があるなんてちょっと不思議でした。

  今日の一枚はブルガリの大蛇の写真です。昼間も何回か撮影し、さらにここ数年年末が近付くと決まって出現するので撮影ポイントは決まっています。手前の横断歩道に人がいたり、交差点に車がいる時の方が街の活気が感じられて良いですね。大蛇の目に御注目(笑)。

  

 

 

 

銀座の大蛇

Today's Photo その2417 2014/11/12
16年振りのリニューアル

 久し振りにゆっくり目を覚ましたので、一日が短く感じられました。このところ連日のように撮影に出掛けていたので今日は休息日と決めていて、午前中に配達される宅配便を睡眠の妨げとならないように夜の配達に変更しました。届いた荷物はカメラ屋から送られて来たニコンのカレンダーでした。世界各地のシーンを脈絡もなく並べたカレンダーですが、いかにも商業ベースに乗りそうなカレンダーらしい写真です。カレンダーの大きさが半端ではなく、広い部屋の壁に掛けても見劣りしない存在感があります。先日作ったハワイのカレンダーはサイズ的迫力では負けますが、いかにもカレンダーらしい写真では無い点で勝っていますね(笑)。

  最近のニュースではまた刃物を使った犯罪が多発しているように見受けられますが、年の瀬が近いせいか何だか物騒な世の中です。「気違いに刃物」とやよく言ったもので、普段から様子がおかしい人は回りが注意して、少しでも不審な点を感じたら警察に通報すべきですね。昔は隣近所の目がありましたが、最近では隣に誰が住んでいるかすら分からないことは少なくありません。近所付き合いの煩わしさから解放された結果、犯罪を未然に防ぐことが出来なくなりました。子供の虐待も珍しくありませんが、これも近所の目が大切です。児童相談所は何もしないので、警察に通報するのが犠牲者を出さずに済む近道です。

 昨日キヤノンから望遠ズームレンズ発売のお知らせがありました。今使用しているズームレンズの新型で、16年振りのリニューアルとなります。16年前と言えばようやくデジカメが市民権を持ち始めた頃で、主流はまだまだフィルムカメラでした。ようやくデジカメ使用のレンズとなった訳ですが、発売価格は26万円前後のようです。ライカのレンズに慣れ親しんで来ると、キヤノンのレンズが安く感じられます(笑)。今使用しているズームレンズを下取りに出して差額で購入すると、17万円前後で入手出来ます。ライカばかり使用しているのでキヤノンの出番が減っているのは事実ですが、ハワイの撮影には欠かせません。冬のハワイでサーフィンの写真を撮る時にはこのズームレンズが大活躍しました。新型は以前よりも強力な手振れ補正が付いているので、暗いシーンでも使えそうです。サーフィンのような動き物の撮影ではシャッター速度が1/1000秒以下なので、手振れ補正の有無はあまり影響しないかもしれませんね。手振れ補正が備わっているという撮影中の安心感があります。

 今日の一枚は小雨の降る銀座で傘を差している外国人観光客です。レインコートを取り出し出り、コートのフードを被ったり、観光客の皆さんは雨対策も万全のようです。ライカのレンズは防滴対策がなされていないので、上着の下にカメラを避難させて撮影の時だけ引っ張り出しました。雨の中で撮影することなんて滅多にないので新鮮でした。

  

 

 

 

雨の銀座四丁目

Today's Photo その2416 2014/11/11
仏頂面外交

 どんよりとした曇りがちとなりましたが雨が降る前にと銀座に撮影に出掛けました。銀座が近付くにつれて雨がフロントグラスを濡らすようになり、今日は無理と判断して白魚橋で戻ろうとしました。ところが急激に雨が止んで、一転撮影可能になったので、また白魚橋の駐車場へ車を入れました。銀座の撮影中にも雨が再度降って来ましたが、雨宿りをしているうちにまだまた撮影可能に、今日はついていました。

 北京で行われていたAPECが終了しましたが、日中首脳会談が予想に反して実現しました。ところが冒頭のプレス向けの握手のシーンでは周主席が思いっ切り仏頂面。安倍総理の顔にも笑みがありませんでした。背景には両国の国旗も無く、首脳会談の冒頭としては超異例となりました。その昔小泉総理が北の将軍様の所を訪れた時を思い出しました。あの時は小泉総理は笑顔無しで握手をしていましたが、北の将軍様は微笑んでいました。今回はにらめっこ状態で、背景には13億人の中国人民の反感を買わないようにとの周主席思惑が見え見えでした。中国側の首脳会談開催条件の靖国参拝、尖閣問題に対して一切妥協しなかった日本側の強硬外交の勝利となりましたが、中国首脳は外交上の負けを国民に曝すことを回避した形です。後進国の中国が先進国の日本に立ち向かうこと自体が間違っていますからね。

 これで焦った韓国の大統領、日本と孤立状態にあるのは韓国だけとの国際的批判をどうにか交わしつつ、こちらも韓国民を納得させる体面を保つために考え出されたのが晩餐会でトン理に座った安倍総理との意見交換。首脳会談という形式はとらずにコミュニケーションしていることを世界に向けてアピールしました。中国も韓国も日本に対して偉そうなことを抜かしていましたが、結局は両国の方から日本になびいて来た訳で、APECで日本は二勝零敗となりました。

 国内では消費税値上げを巡って衆院解散説が独り歩きしていますが、果たして総理は帰国後に解散に打って出るのでしょうか。人気を二年も残して解散するのは、しかも圧倒的多数で有利に立っている現状をわざわざ壊す必要あるのかはなはだ疑問ですね。解散を見据えてか、今日は株価が17,000円を回復し、ドル円相場も116円の大台を超える場面がありました。景気が上向く条件が整いつつあるのに、伝家の宝刀を抜く気でしょうか?

 今日の一枚は昨日は出番がなかったノクチで撮影した何とも派手な頭です。染めたのか、ヅラなのかは分かりませんが、銀座で一番目立っていたのは確かです。銀座四丁目の交差点がパッと明るくなりました。大阪のおばちゃんのノリのような、不思議と銀座を訪れている外国人観光客はあまり注目していなかったようで、撮影している人は見掛けませんでした。

  

 

 

 

銀座四丁目交差点

Today's Photo その2415 2014/11/10
ノクチは留守番

  冬が来る前の気持ちの良い晴天を家で過ごすには勿体無さ過ぎると言うことで、首都高が空いているにもかかわらず電車でランチを食べに出掛けました。家を出る頃は久々に表参道にでもと思っていたのですが、子供やガキがうろついている街には足が向かず結局銀座方面へ。京葉線の東京駅の真上から丸の内方面へ行きました。一時前だったのでサラリーマンのランチも一段落していて、串揚げの店のカウンター席でビールを飲みながら揚げ立てのランチを頂きました。羨ましそうなサラリーマンの視線を感じながら飲むビールは一段と美味しい(笑)。その後は丸の内界隈をうろうろ、ブランドショップが立ち並ぶ三菱地所のビル群は日本らしからぬ光景ですね。原宿方面に行かなくて良かった。丸の内を撮影するのには21mmの広角レンズが適していて、広々と写る晩秋の街並みが新鮮にすら見えました。

  丸の内から銀座を巡り、レンズを35mmのやや広角に変えてテスト撮影を行いました。この35mmのレンズも手に入れてから何か月が経過しますが、実際に使うのは今日が初めて。ノクチに比べるとピントの合う範囲が広いのでちょっと肩の力が抜ける感じです。レンズも軽く小さいのでピント合わせも楽ですし、使い始めると癖になりそうなレンズです。そうなるとノクチのメンツが立たなくなるので、メインはノクチ、サブは21mm、またはメインは35mm、サブは21mmとなりそうです。50mmと35mmはサブにはなりにくいような気がします。

 今日の一枚は三越の前でスマートフォンの地図を確認している外国人観光客です。人の流れに紛れ込んで近付いても気が付かないようだったので、寄れるだけ寄って撮影してみました。ライカのスナップシューターとして少しだけピント合わせに慣れて来ました。指の位置で予めピントを合わせておくのでファインダーを覗いた時にはピントが合っているなんてのは神業で、ファインダーを覗いて大急ぎでピントを合わせてシャッターを切るのが精一杯。何枚も写す余裕もないので一発勝負でしたが、うまく撮れました。 

 

 

 

 

銀座三越前

Today's Photo その2414 2014/11/9
今日はノクチで撮る

  昨日、今日と天気予報では雨が続くと予想されていましたが、雨雲が上手い具合に関東から離れてどうにか持ち堪えました。そんな訳でランチを食べに銀座へ。休日と言うことでランチは余り期待していなかったのですが、銀座一丁目の駅近くで和食の店を開拓。平日はサラリーマン相手にランチをやっていても休日には休業している店が多いのですが。カウンター以外はほとんど個室の店で、靴を脱いで掘りごたつ式の個室で戴くランチは何か昼を忘れさせる空間でした。ランチはどれも千円以下で、ここは平日にも来てみようかと思っています。

 ランチの後は銀座歩行者天国で撮影。このところ入手したばかりの21mmが続いたので、今日は本命のノクチでした。広角に慣れた視覚には氷人レンズの画角が新鮮で、まるで望遠レンズを使っているような感じでした。広角レンズではシャッターを切る前にもう一歩前に出るのがポイントですが、標準レンズでももう数歩前に出れば迫力のある写真が撮れますね。もう何歩か前に出ると言うのは現実では結構難しいのですけれどね。円安の影響か、サンゴ泥棒国人以外の外国人観光客が増えたように感じます。銀座はゴミも落ちていなくてきれいだし、当然のことながら治安は良いし、一流処の店が軒を連ねているし、観光客にとっては最適な場所ではないでしょうか。最近では秋葉原が以前にも増して外国人観光客に人気とか、かつての電気街目当てからアニメやメイドカフェ目当てで訪れるようです。日本人の外国人に対するコミュニケーションスキル不足以外は、何でも日本が世界一ではないでしょうか。銀座・秋葉原間シャトルバスなんてのは企画されていないのでしょうか。何か勿体無いような。銀座と秋葉原の振興会のような組織がお互いに意見交換するなんてことは無いのかな。

 今日の一枚は粋に帽子を被った二人です。遠くから近付いて来るのを待ち構えて続け様に撮影した一枚ですが、男性の方がカメラ目線ですね。黒のボルサリーノと赤いハートの帽子が素晴らしい。銀座はジャケットとか帽子が似合う街かもしれません。ノクチ使いとして満足の行く写真となりました。 

 

 

 

 

銀座らしさ

Today's Photo その2413 2014/11/8
ノクチはこう撮る

 昨日は暦の上では立冬でしたが、今日は肌寒い一日となり朝から暖房を運転しています。この季節になると外出の際には防寒対策をして、家に戻ると暖房が利いているので即座に着ている物を脱いで短パンTシャツに着替えなければなりません。夏は外出中も家の中も同じ服装で良いのですが、冬は着たり脱いだりするのが面倒ですね。家の中が寒くて厚着するなんてのは貧乏臭くて、室温は年間を通して25℃に設定しています。

  先週テストで流したハワイを写したカレンダーが出来上がって来ました。全体的には悪くないのですが、印刷した用紙が艶消しのために想定したよりもコントラストが低い出来となっています。入稿する写真のコントラストを上げたり、明瞭度を上げたりして若干派手目に仕上げて再度テストで流してみるつもりです。11月中に発注すれば三割引きなのですが、テストする時間的余裕もあるので今年は気楽です。それにしてもカレンダーが一部三千円、もう少し安く出来ないものかと。手渡し出来ない人には宅配便で送るので送料を入れると四千円弱になります。一度送り付けると毎年楽しみにされてしまうので、自分の首を絞めるようなものです(笑)。 

 日中首脳会談が実現する運びとなりましたが、それに先立って事前に四項目の声明が発表されました。中国の外相は日本に対してまだウダウダ言っていますが、サンゴ泥棒国家が何をエラそうにほざいているのか。金のためには泥棒でも猿真似でも何でもありの中国が日本に対してとやかく言う権利はありません。サンゴをかっぱらう前に、靖国でも参拝しろっちゅうの、中国人ども! 今回の首脳会談だって実現したいのは中国政府であって、日本は別に中国なんぞを相手にする必要はありません。安倍総理は次の選挙に向けてのアピールが必要なので、今回のタイミングで応じたに過ぎません。ここで俄かに焦り出したのが韓国ですね。反日朋友の筈の中国が日本と首脳会談を行うとは想定外で、中国に続けとばかりに日本との首脳会談に及ぶことも出来ず、国の内外からは韓国の孤立を責められて、上げた拳の落し所が見付からない韓国の大統領の苦難はまだまだ続きます。APECで安倍総理と握手をするのが精一杯で、立ち話が出来れば御の字ではないでしょうか。いずれにしても日本が優位に立っていることは間違いありません。歴史認識云々を言う前に、自国のモラルの低さを何とかするのが優先順位だと言うことに気付いていない中国、韓国ですからね。

 今日の一枚は銀座を歩く外国人観光客です。建物に反射した光がちょうど良い具合に照る場所を通過した瞬間にシャッターを切りました。まるで舞台の上でスポットライトを浴びている主役の様なライティングです。この二人にピントを合わせていますが、ライティングと相まって二人だけが銀座で一番輝いて見えますね。ライカとかノクチルックスとかでは静物の写真ばかり撮っている人が多々いますが、動いている物を普通に撮影するのがノクチ使いの目指す所です。 無駄に白黒で仕上げて喜んでいる輩も少なくありませんが、折角のカラーを活かせないと勿体無い。

 

 

 

 

銀座で輝いている二人

Today's Photo その2412 2014/11/7
立冬

 今日は立冬とのことですが、立春が春には程遠い寒さの中で迎えるのと同じように、季節外れの立冬です。二十四候は旧暦の方が実際の気温と合っているような気がしますが、この辺りの議論は尽くされているのでしょうか。暦の上ではとの枕詞で済まされて久しくなりますが。

 週末は雨模様と言うこともあり、晴天に誘われて銀座ランチに出掛けました。昼前には首都高が混雑していたので、今日は電車で行きました。電車の中ではボーズのノイズキャンセリングのイヤフォーンを使用していたので自分だけの世界に籠っていたような感じで、東京駅までの乗車時間17分があっという間でした。車でなければランチは当然ビール付(笑)。古くからある焼き鳥屋さんで焼き鳥丼を頂きましたが、老舗の鰻屋のタレが甘くないのと同じで甘さが控えめの焼き鳥は美味しかったですね。炭火に落ちた油の焦げた香りをまとった焼き鳥、つくね、レバー、どれを食べてもごはんに良し、ビールに良し。1,200円はサラリーマンのランチとしては高価格帯ですが、午後一時過ぎても店は繁盛していました。価格に見合う美味しさがファンを作っているのでしょうね。つくねは首の肉を骨と一緒に叩いたようで、軟骨を通り越した固い歯ごたえが時々感じられ、それはそれで美味しかったですね。カルシウムの補給にもなったかも。

  今日の銀座は中国人観光客がいつもの比べると少なく、街が静かで良かったですね。歩道を占拠して大声でわめきたてる中国人ですが、道の端に寄る習慣が無く邪魔。たばこやタンの吐き捨ては流石に訪日前に教育されて来たようですが、大声や歩行の邪魔になる行動については未教育のようで。最近銀座をうろついている中国人観光客の多くは何かの拍子に大金を手にした連中ばかりで、海外旅行は今回の日本が初めてが多いとか。したがって海外の事情に疎く、中国と同様に振る舞うのが精一杯のようで、銀座のあちこちで腰を下ろしているのはこれらの連中です。言ってみればこてこての中国人で、マナーの悪さは折り紙付でっせ。

 今日の一枚は中国人観光客の少ない銀座で目立っていたのが白人シニアのグループ・ツアーです。20℃を超えるような昼間でしたが、防寒対策もしっかりしていました。大声を上げることも無く、歩道の隅に寄って、通行の邪魔にならないような配慮がされていました。先進国はこうでないとね。21mmの広角レンズを絞ってピントの合う範囲を広く設定し、首から下げたカメラを気付かれないようにお腹の位置でシャッターを押しました。ファインダーは覗いていないので、気付かれる心配はありませんがどのような構図の写真が撮れるかはその時にはわかりません。いつも言っていますが、広角になればなるほどもう一歩前に出てからシャッターを押す気持ちが大事です。老夫婦に異常接近して撮った写真は迫力がありますね。ライカはカメラ自体も小さく、シャッター音も一眼レフのような大きな音を立てないので、近接しての隠し撮りに向いています(笑)。

 

 

 

 

防寒対策済みの観光客

Today's Photo その2411 2014/11/6
今日も円安モード

  連日のように円相場の下落が報じられていますが、今日は午前中に瞬間的に1ドル115円を付けましたが、昼前後に急激に円安が進み115円の半ばまで行きました。その後は急激に円が買い戻され、朝方と同じレベルまで戻り、いわゆる短期投機筋による乱高下となりました。ドル高になることを予想してドルを買い、ピークになると同時にドルを売り、今度は円買いをしてドルが下がってから売り抜けると言う一粒で二度おいしい結果となったようです。ドルの急上昇、急下降は見ている分には楽しいのですが、実際の取引の現場ではそれはもう大変だったのでしょうね。

 ここ数年来使っていたドイツのゴールドファイルの財布が擦り切れて来たのでそろそろ換え時となり、二つ折りの財布を探していました。長財布はお尻のポケットの入れた時にだらしがないので二つ折りばかり使用していますが、二つ折りの小銭入れ無しの財布でこれはと思うものがなかなかありません。革はブライドルレザーと決めていたのですが、どれも小銭入れ付き、そこで久々にコードバンの二つ折りにしました。コードバンはもう思い出せないぐらい前に財布で使用しておりましたが、新しく入手したコードバンとはまるで別物、あれは本当にコードバンだったのかと。大峽製鞄のコードバンの二つ折り財布は革が固くて、箱から出すと焼き蛤の殻のようにパカッと開いたまま。まだ革が馴染んでいないので開いてしまうようで、これは使っているうちに馴染んで来るようです。コードバンは革の宝石と言われるだけあって表面の滑らかさはまるで漆のようですね。

 ゴールドファイルは以前から気に入っているメーカーで、日本ではそれ程支持されていませんが気品があります。西ドイツ製と書かれているゴールドファイルの鞄を使用していますが、これと同じ物を見掛けたのは一度だけでした。数年前には銀座に大きな店舗を構えていましたが今は撤退して、正規代理店が軒を借りる形で細々と続いています。

 このところ銀座ランチが続いたので、今日はイクスピアリに出掛けました。明日からのTDRのクリスマス前日と言うこともあって、舞浜は人が少なかったですね。ハロウィーンとクリスマスイベントとの合間の一週間が空いていて良さそうです、TDRを楽しめる年ではないのですが。和食の店でランチを食べましたが、時分時を外したこともあって広々とした空間で静かなランチタイムを堪能出来ました。舞浜の地ビール、ピルスナーと一緒に。

 今日の一枚はイクスピアリのクリスマスデコレーションです。まだ11月になったばかりだと言うのに、舞浜周辺はクリスマス一色ですね。センターステージに飾られたクリスマスツリーとディズニーストアのミッキーを一枚に収めましたが、21mmの広角レンズで手前のクリスマスツリーを強調しつつ奥のミッキーにピントを合わせています。思い切って一歩ツリーに近付いたので、広角レンズの迫力ある写真となりました。もう一歩近付くのが広角レンズで撮影する時のポイントですね。

 

 

 

 

街はクリスマス

Today's Photo その2410 2014/11/5
円安モードへ

 アメリカでは大統領選挙の行方を占う上でも注目される中間選挙の開票結果が発表されつつありますが、オバマ政権の民主党は上院、下院共に共和党の多数が確定し決められない政治となりました。日本でもかつて衆参のねじれが決められない政治となり、株価が暴落して円高となりました。小渕政権で衆参ともに与党の多数が確定し、いざとなれば与党の多数決で法案を通すことが可能となり、ぶれない政治に対して経済界が追従する形となり株価上昇、円安となりました。ここに来て日銀のサプライズで株高、円安が急速に進みましたが、アメリカで上院下院共に共和党が過半数を占めたことでアメリカの経済が上向くとの思惑から、ドル円相場は一層の円安となり、1ドル115円も視野に入り始めました。以前から申しているように、個人的には円安大歓迎なのでこのまま120円近辺まで行って欲しい(笑)。

  青色発光ダイオードの発明でノーベル賞を受賞することが決まった中村教授がかつて在籍した日亜化学工業に対して対話を呼びかけましたが、大人気なくこれを日亜が断りました。在職中の発明の特許権を巡って裁判沙汰となって遺恨が尾を引いているようですが、ノーベル賞、文化勲章受章者に対する尊敬の念が無いちんけな会社と思われたいようですね、日亜化学工業は。下らないいかにもというコメントなんぞ発表しやがって、日本中から非難されれば良いのに。何様のつもりだよ!

  今日の一枚は以前の標準レンズに戻って、メインの被写体にピントを合わせてその他は背景となるように撮影した写真です。写真を見た瞬間に有無を言わさず見るべき物が決まるので、広角で撮影した写真の様に何処を見たら良いのか迷う必要もありませんし、画面が整理されているので見ていても心地良さすら感じられます。銀座の街並みや通り過ぎる車も背景として溶け込んでいますね。

 

 

 

 

あそこでしょ、あそこ!

Today's Photo その2409 2014/11/4
平日モードの銀座へ、サイン本入手

  今朝の冷え込みは今シーズンで一番かも。昼間はそれを挽回するかのような暖かさで、日差しの温もりを通り越して暑さすら感じました。今日もランチを食べに銀座に、これで三日連続の銀座ですが三連荘は久し振りでした。昨日、一昨日の歩行者天国から一転して今日は平日モードに戻っていました。キラリトギンザの前で並ぶ人すら見受けられず、飲食を除けば普通に見られそうでした。オープンを三連休にぶつけたのは大正解でしたね。

 今日も21mmのテストと言うことで、少し絞り気味で風景をメインに撮影してみました。21mmの広角では今までの感覚でシャッターを押すと手前に空白が出来てしまうので、間が抜けた写真となりがちです。出来るだけ被写体に近付いて、ここまで寄るかって程でシャッターを押すのがよろしいようで。特に人物の場合は距離を予め合わせておいて、近付いてからファインダーを覗かずにシャッターを押す方が相手に気付かれなくて良いですね。所謂ノーファイダーですが、絞っているのである範囲までピントはしっかり合っています。

 ライカで撮影された写真や読み物に興味が向いて、田中長徳氏の本をもう一冊購入してみました。もう絶版なので古本しかないのですが、3,600円だった本をアマゾンで送料込みで1,000円程度で購入しました。本の状態は申し分ないのですが、表紙をめくったところにサインペンで何やら名前が大きく書かれていました。最初の二文字は田中のようでしたがその後の二文字は判読不可。本を開くたびに目に付くので、うっとおしいからこのページを切り取ってしまおうかと思ったりしたのですが、じっくり見ているともしかしてこれは「田中長徳」のサインでは。どうやら98年発行のサイン本を格安で手に入れたようです。タイトルは「東京ニコン日記」ですが、ニコンのボディにライカのレンズを付けてモノクロで撮影した写真と田中長徳氏の分がちりばめられ、700ページを超える大作です。病院の診察待ちの時間潰しには最適です。

 今日の一枚はすれ違いざまにウエストレベルでシャッターを切った遅いランチをデパ地下で買った女性です。逆光ですが街の雰囲気と言うか昼下がりのこの季節らしい長い影、自然な光景が撮影出来ました。休日に比べると人の少ない銀座の街、ランチの前の立ち話、何気ない平日の銀座です。標準レンズはしっかりピントを合わせて絞り開放が勝負ですが、広角レンズはピントは大体合っているのでどれだけ寄って気付かれずにシャッターを押すかに掛かっています。シャッターを押す前にもう一歩前に出るのが基本ですね。

 

 

 

 

ランチ前の立ち話

Today's Photo その2408 2014/11/3
せせこましい、街の写真

  あっという間の三連休 最終日となりましたが、曇りがちではありましたがまずまずの天気となりました。今月中に注文すると三割引きになるカレンダーの写真、表紙を入れて13枚を昨夜から選び始めました。カレンダーに使いたいハワイの写真を選び、その中から最終候補で15枚ほど。ところがここから13枚に絞り込むのは至難の業で、昨夜はもう断念して今朝に持ち越し。どうしてもカレンダーに使いたかった写真2枚を泣く泣く候補から外し、何とか13枚の最終選考まで残った写真が決まりました。早速テストを兼ねて5部ほどカレンダー印刷を注文しましたが、カラーの自動補正をオフにするのを忘れて注文したような。カラー調整はすでに行っているのでそのまま印刷して貰うつもりが…。サポートにメールで連絡しましたが、今日は休みのようで返信無し。果たしてどんな色で仕上がるのか。

  昨日日引き続き、ランチを食べに銀座まで。今日もキラリトギンザを目当てに大勢の人が銀座一丁目方面に。昨日よりは少ない印象でしたが、まだまだ訪れるには早過ぎるようですね。もうしばらくして平日にサクッと行ってみようと思っています。今日もテストを兼ねて21mmの広角レンズを使って銀座の街を撮影しましたが、広い範囲が写るのとピントが深いので何処にでもピントが合っていて、混雑している街の様子を表現するのには向いているかも。出来上がった写真を見ると何処に注目していいのか、色んな所にそれぞれのドラマが写っているようで。それでも絞りを開放にすると狙った物以外にはピントが甘くなるので、出来上がりを見ていても疲れない(笑)。

 今日の一枚は銀座四丁目交差点を渡って来た歩行者の群れです。それぞれの人にピントが合っているので、何をしているのかが手に取るように分かるのがちょっと恐ろしいですね。標準レンズでターゲットを特定して周りをぼかして撮影するのも大変ですが、その方が何だか心が休まるような出来映えです。

 

 

 

 

それぞれの銀座

Today's Photo その2407 2014/11/2
街に溶け込んで、写真

  三連休初日は生憎の雨模様の一日でしたが、今日は曇り空ながらも気温は高くまずまずでした。ランチを食べに銀座に出掛けましたが、やたらと人が多かったですね。今までは銀座一丁目の交差点から京橋方面の歩行者天国にはほとんど人がいなかったのですが、先日オープンした「キラリトギンザ」に訪れる人で溢れていました。入り口には長蛇の列、地下の「俺のフレンチ」、「俺のイタリアン」目当てのようでした。ワイキキの老舗パンケーキ屋も都内二店目を出店し、ワイキキから銀座じゃ大出世ですね。パンケーキが銀座に出て来るって、どんだけパンケーキ好きやねん!

 ここ半年以上は50ミリの標準レンズで銀座の写真を撮影していましたが、今日はオークションで入手した21mmの広角レンズで試し撮りをしてみました。大きな違いは広角レンズは写る範囲が広いこととピントの合う範囲も広いことですね。レンズを絞って距離を3mとかに合わせておけば、適当な範囲全体にピントが合います。いちいちピンと調整をしないで、ここぞとばかりにシャッターを切るだけです。言い方を代えれば雑な写し方でもOK。標準レンズが老舗の蕎麦屋とすれば、広角レンズは自販機でチケットを購入するような立ち食い蕎麦屋。標準レンズはある特定の人に注目して撮影しますが、広角レンズは街に向けて撮影する感覚です。街に溶け込んで撮影するスタンスですね。

 今日の一枚は歩行者天国で談笑する外国人やら三愛ビルの見上げて感心している連中やらが、四丁目の街に溶け込んでいる様子です。街の一部になったと言うか、観光客の会話に参加しているような感じの写真です。絞り開放の標準レンズのような背景を完全にぼかすのとは対照的に、少し絞って背景もしっかりピントを合わせているので街の様子が伝わるような感じですね。

 

 

 

 

ここが銀座

Today's Photo その2406 2014/11/1
日本発世界同時株高

  昨日の日銀による追加の金融緩和の発表は想定外だったので、これを好感した株式市場は755円の大幅続伸となりました。また一昨日のアメリカの利上げ間近との予測から円安ドル高に振れていたのが一気に加速し、112円台となりました。これらを受けてアメリカの株も最高値を更新し、つい先日までの何百ドルも下げていたのが嘘のようです。アメリカの株価の動向がそのまま反映される日本の株式市場ですが、今回ばかりは「日本発世界株高」となりました。アメリカの経済界も今回の日銀の決定を評価しており、アメリカの経済専門チャンネルは日章旗とひらがなで「ありがとう」との表示を入れた画面を流したそうです。気の早い経済評論家は年内にも1ドル115円説を主張していますが、このところの株や円相場は浮き沈みが大きいのが特徴で、ちょっとしたことで大きく振れる荒っぽい展開になっています。来週末の米国雇用統計の結果次第ではまたまた大きく動きそうですが、果たして上に振れるのか下に振れるのか。個人的希望としてはさらなる円安ですけれど。

  オークションで落札したレンズが今日になって届きましたが、本当に新品同様でした。早速写りを試してみましたが、絞り開放では予想していたよりはソフトな感じでした。それでもハイスピードの21mmの広角レンズが格安で手に入ったので大満足です。このレンズを気にし出したのはつい数日前のことで、運良くオークションで見掛けて落札しました。なかなか探しても無いレンズですが、まさにタイミングの勝負でした。一晩考えてなんてやっていたら誰かが落札していたに違いありません。

 今日の一枚はソフトバンク優勝記念と言うことで、子供を睨み付ける銀座の「お父さん犬」です。ソフトバンクが優勝した際の胴上げにもお父さん犬が加わっていました。お父さん犬の眼光の鋭さに負けたのでしょうか、子供は伏し目がちですね。

 

 

 

 

優勝したぜ