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Today's Photo その3399 2017/11/30
師走目前

 早いもので明日から師走を迎える。相撲協会では相変わらずの回し組がもたもたと理事会を開き、出もしない結論に向けて議論を行い、ある意味滑稽である。結局のところ、相撲協会の理事は相撲以外のことに関しては全くの無能で、だからこそ立派な力士として活躍出来た所以である。そうで無ければいつまでも相撲界に身を置く訳がない。

 富士フィルムからx-t2とGFX S50のファームアップがあり、少しだけ使い勝手が向上した。共にバージョンの最初の数字が一つ上がったメジャーアップデートである。何れにしてもソフトウエアで改善出来ることを行って、少しでもユーザーに還元する姿勢は立派だ。発売後にユーザーから寄せられた開発時には無かったアイディアも反映されている。デジカメ時代は二年もすれば旧機種となるが、このあたりのフジの意気込みは素晴らしい。

 今日の一枚は銀座四丁目の交差点で信号待ちをする外国人女性です。仕事での移動を自転車で行っているのでしょうか、赤い自転車もおしゃれですね。小春日和の日差しを浴びて、女性の髪の毛が輝いています。路上には少しだけ落ち葉が拡がり、秋の終わりを告げているかのようですね。


 

小春日和の信号待ち

 
Today's Photo その3398 2017/11/29
AFCがタコだった

 ここ数日の微熱もすっかり治まり、暖かさと相俟って銀座に撮影に出掛けて来ました。太陽がまともに照り付ける絶好の被写体に中判デジタルのAFC性能をテストしてみましたが、結論からするとAFCが使えるのは狙ってから1m程度まで。それ以上の距離は全くピント合わせが出来ておらず、今までは手振れが原因のピンボケと思っていたが、AFCがタコだった。これならAFSでこまめにピント合わせをしながら撮影した方が歩留まりが上がりそう。こちらに向かってくる歩行者三例、遠ざかる自転車一例を撮影したが、まともにピントが来ていたのは最初の三コマまで。つまりそれ以上最初のピント位置から離れるともうピント合わせが追従しなくなる。カメラの性能が分かれば別の撮影方法で撮れば良いだけで、次回に期待。

 ついでに富士ペットを銀座に持ち出して撮影したが、一枚写して露出を変えて移してから、フィルムを巻き上げていないことに気付いた。つまり二重露光になってしまった。もう一度フィルムを巻いて撮影し、すぐにフィルムを巻いて露出を変えて撮影。こちらも慣れるまではなかなか大変。撮影したらすぐにフィルムを巻く癖を付けないとね。フィルムカメラから遠ざかり過ぎてしまった。

 今日の一枚は資生堂本社の緑色のガラスウォールに写り込んだ街と人。ショールームの中の青いオブジェと斜めの線が非日常的な光景となって、ガラスの手前が現実との境目です。フォルティア仕上げで再度を強調しているので、一層非日常感が強調されて面白い写真となりました。動き物が苦手の中判デジタルでも、撮影チャンスを見逃さなければ、あるいはチャンスのありそうな場所へ行くセンスがあれば、十分行けますね。


 

日常との境目

 
Today's Photo その3397 2017/11/28
もうすぐ12月

 昨晩アマゾンで発注したブロニーのフィルムが夜になって届いた。リバーサルとネガを頼んだが、最初にリバーサルを入れて試し撮り。室内でストロボをマニュアルで発光させ、露出計で測定し、さらにデジカメで同条件で撮影して露出を確認し、ようやくフジペットでの撮影。デジタルのようにその場で映像を確認出来ないから、撮影前の準備に時間が掛かります。露出の確認にポラを切っていた時代を思い出しますね。あの頃に比べるとプロの写真家はデジタルの恩恵を十分に受けています。

 今日になっても微熱が続き、取り敢えず十分の睡眠を取って、解熱剤を飲んで様子を見ています。悪寒がしなくなり、外出も出来たのでもう良くなりつつあるようです。

 大相撲は日馬富士の暴力問題でバタついていますが、横綱白鳳も優勝インタビューで訳の分からん万歳三唱をして、物議を醸しだしています。要はモンゴルの相撲取りは日本の相撲道の精神が分かっておらず、横綱としての品格に掛けているというのが結論でしょう。日馬富士は引退勧告、優勝インタビューで場違いな行動をしたり、行事の判定に潔く従わなかった白鳳は出場停止三場所、この位の処分を厳正にしないといけません。力士は行事の判定に従い、まして横綱は全力士の手本としての技量と品位が求められています。それが欠如するようであれば処分の対象となって当然でしょう。モンゴル勢同士で構い合っているのも相撲道に反します。出稼ぎモンゴル相撲取りに日本の国技を乱されてよいのでしょうか。

 今日の一枚はすっかりクリスマス商戦に突入した銀座三越のエントランスです。クリスマスのデコレーションとギフトバッグが購買意欲をそそっています。銀座の街にも例年恒例のひかり道のディスプレイが用意されていますが、毎年毎年あのダサいデコレーションは止めて欲しいな。銀座で一番銀座らしくないことに気が付いていないような。


 

クリスマスショッパーズ

 
Today's Photo その3396 2017/11/27
懐かしのフジペット

 発注しても自動返信メールも届かず、質問メールも返信無しカメラのノヤマゲンですが、何の前触れも無くフジペットが着払いで到着しました。ウエブサイトには前期型と記載されていましたが、届いたのは後期型です。まぁ基本的にどちらでも良いので、敢えてクレームにはせずに放置。引き出し式のフードがゆるふんですが、60年も前のカメラなので愛嬌ですね。さてフィルムはネガを入れるカポジを入れるか、撮影しtフィルムは紙焼きにするのかスライド原稿のままにするのか、はたまたフジペットよりも遥かに高価なスキャナーを購入するのか、色々と問題です。古いエプソンんのスキャナーを使おうとしたらもう最新のOS向けのドライバーは開発されていないので無理。windows XPに接続すれば使えそうですが、今時ではないですね。取り敢えず何かフィルムを購入して撮影し、まともに写っていたらスキャナーを考えましょう。現像してくれる店も限られるし、今時のフィルムカメラで撮影するのは狭き門です。

 今日の一枚は御幸通り沿いの銀座泰明小学校の入り口に掲げられた音楽会のディスプレイです。みゆき通りと書くとミーハーな感じがしますが、正しくは御幸通りで明治の天皇陛下が通られて名前が付いたとか。泰明幼稚園も共催のようで、小さな子供から高学年までが楽しみにしていることでしょうね。銀座で唯一の区立小学校ですが、生意気に制服があります。やっぱり銀座ですからね。でここを卒業して区立の中学校となると、銀座中学校になります。こちらも制服があるのでしょうか。

 中学は何処?、銀中なんて言葉が返ってくるとかっこいいですね。


 

泰明の音楽会.

 
Today's Photo その3395 2017/11/26
懐かしのフジペット

 このところ銀座歩行者天国の撮影が出来ていません。今日も目が覚めると昼の方が近い時間で、遅い朝食を食べ終わる頃にはいつも撮影に出掛ける時間に。これは駄目だと早々に銀座粋を諦め、蕎麦屋で遅い昼食を食べたりしているうちに夜になりました。

 写真関係のことは何もせず、サイバーマンデーで2018年一杯の宿泊料が20%オフになるクーポンでワイキキのいつも泊まる部屋のレートを調べたり、クリスマスいシーズンの部屋代がオフシーズンの倍近く高いことを知り、クリスマスを外すことにしたり。クリスマス前はショッピングセンターは大混雑で、パーキングの秋を見付けるだけでも一仕事だし、街中がワサワサして、リゾートでのんびりと言う感じではない。オフシーズンに格安で、のんびりした方がね。

 今日の一枚は銀座をうろつく中国人観光客です。ポーラ化粧品関連の店で、中国人お断りの張り紙が問題になっているとか、銀座にも中国人お断りの幟でも立てて欲しいものですな。でかい声で話すし、歩道の真ん中で大勢で立ち止まるし、何処にでも腰を下ろすし、歩きながら何か食うし、銀座の品位を落とさないように生活出来ない人種だから。おまけに金のためになら何でもやる中国人、留学生がネットオークションで軍事産業に再生出来るような品物を落札して、中国やら香港に転売していた。中国人のせいで西側諸国の軍人に犠牲が出るとしたら、日本政府は中国人の入国制限を真剣に考えなければいけない。勉強する気なんてない中国人留学生を受け入れる経営難の私大にも責任はある。

 朝鮮と中国とはまともに付き合ってはいけない。それが証拠に島国の日本は飛躍的に先進国としての道を歩むことが出来た。


 

No more Chinese.

 
Today's Photo その3394 2017/11/25
懐かしのフジペット

 今日も晴天に恵まれましたが、昨日の今日なので撮影はお休み。富士の中判デジタルを使い始めてから思い出したのですが、幼稚園か小学生低学年の頃、フジペットと言うこれまた富士フィルムから発売されたカメラを自分専用に買って貰いました。手動でフィルムを巻き上げて、天気マークで露出を決めて、シャッターボタンは番号順に1と2押して撮影するカメラでした。六本木のフジフィルムの展示を見て懐かしんでいましたが、程度の良いフジペットがネットで調べたカメラ屋で売られていました。オークションなどでも売られていますが、動作確認が取れていないとか、ジャンク品扱いとかで、手元に届いても正常に動作する保証はありません。その点多少高くても、カメラ屋が点検して販売している方が安心ですし、以前にも購入したことのあるカメラ屋なのでアフターサービスも万全です。

 と言うことでフジペットをポチっと。中古のフジペットと同様に使用するフィルムも探すのが大変で、当時のように材質の暑いフィルムはもう販売されておらずペラペラの薄い材質の物ばかり。フィルムを弛まないように背面から支えるパネルが無いカメラなので、フィルム自体の厚みで弛みを防ぐしかない。それでもネット上にはかろうじてフジペットで使用できるフィルムが紹介されており、カメラが届いたらこれを使おうかと。当時フジペットは100万台売れたとか、今にしてみれば超大ヒットカメラですね。 

 今日の一枚は銀座に何店かあるファストファッションの店を梯子する外国人観光客です。折しもブラックフライデーだったので、お買い得だったのでしょうか。中判デジタルでもタイミングが合えば、自然な街の光景が撮影出来ます。5枚連写の2枚目ですが、まぁ数撃てば当たるも必要です。この後昨日の写真のような真っ暗な空になるとはとても想像出来ませんね。


 

GUの次はユニクロに

 
Today's Photo その3393 2017/11/24
一瞬の撮影

 朝から晴天に恵まれ、絶好の撮影日和です。早目の昼食を済ませて銀座に撮影に出掛けると、さっきまでの快晴はどこにやら、太陽が雲に隠れたり、怪しげな雲が出て来たり、ピーカンの中で1/500に設定したシャッター速度の写りをテストする気でいたので、ちょっとがっかり。AFの設定はゾーンにし、ピントの合う確率を上げようと。

 撮影に入るとやはりカメラの反応は遅く、設定以前に中判デジタルであることを意識せざるを得ないと言うか、中判デジタルで撮影出来る写真を撮らなくてはいけない。もし動きを優先するのであれば、X-T2を持ち出して撮影するのが正解で、中判デジタルとははっきり守備範囲が異なる。ストリートフォトは瞬間の写真が総てかと言うとそうでもないし、かと言って瞬間は瞬間で撮影したいこともある。特に目立たないようにさっと構えて、さっと写して、撤収なんて早業はいつも必要になる。

 マニュアルフォーカスのライカ委は自分の目でピント合わせを行い、自分のタイミングでシャッターを押すので一連の流れが自分の運動神経に連動している。オートフォーカスではピント合わせはカメラ任せ、シャッターを切ってもピント合わせがまだだと遅れて切れることになり、自分の運動神経や視神経とは別のタイミングで写真が撮影されることになる。これを補うために連写と追従AFを行うが、中判デジタルはこれが苦手で基本的には出来ていない。これは近い将来のファームアップで改善して欲しいものだ。

 撮影後に銀座から幕張のコストコに直行し、テストで流した来年のカレンダーを引き取って来た。色に関してはモニターの校正をしているので全く持ってモニター通り、全体の流れも予定通り。最後の最後で差し替えた12月のクリスマスがちょっと地味なのでもう一晩考えて結論を出すつもり。

 今日の一枚は強烈な日差しの向こうには黒い雲が佇む何とも不思議な銀座の光景。バスを降りた中国人観光客は眩しさに顔をしかめているが、こういう時は写される側からは余り見えていないので撮影する側にとってはチャンスとなる。このあと四丁目まで移動し、戻る頃には日は陰って傘が必要なほどの雨が降り出した。この季節にしては珍しい天気の急変で、それを予感させるような写真となった。


 

雨の前

 
Today's Photo その3392 2017/11/23
黒金

 昨夜から降り出した雨は昼過ぎまで続き、お陰でゆっくり眠ることが出来ました。久々の八時間睡眠で、睡眠負債が一挙に解消された感がありますね。

 午前中の天気で実施の決められる銀座歩行者天国なので、おそらく今日は実施されなかったのでは。そうなると休日で大勢の人が訪れた銀座の歩道は人で溢れ、田舎のお祭りのようになります。昨日はそれを予測して撮影に出掛けたので、今日は当然のことながら撮影はお休みです。一方でアメリカのブラック・フライデーに合わせる形で日本でもセールが始まり、早々に店頭に並んだり、あるいはネットで買い物をしたりとなりました。勝枝のハロウィーンのようにマイナーでも、いつしかメジャーとなることもあります。ブラック・フライデーは日本にも根付く時が来るのでしょうか。株価が暴落するイメージのブラック・マンデーですが、ブラック・フライデーは物が売れて黒字になることから名づけられているとか、景気の宜しい話のようで。

 今日の一枚は外国人向けのチャリによる銀座ツアーです。先頭の赤服がガイドで、信号が黄色になると早目に合図を出して、ツアー客に信号で停まることを伝えていました。見ている限りは特にアナウンスをする訳でも無く、単なる引率のような印象です。まるで自転車の乗り方教室の良ですね。シャネルの前の歩道から撮影すると目立つし、近過ぎるので、歩道を渡ってからの撮影となりました。

 それにしても皆さん手が冷たそうです。 


 

チャリツアー御一行

 
Today's Photo その3391 2017/11/22
ピント合わせ

 明日の勤労感謝の日は晴れの特異日だったような記憶もあるが、今年に限って言えば明日は生憎の雨となる予報が出されている。であれば今日のうちに撮影をと言う訳で、銀座の街を軽く歩いて来ました。寒さもピークは過ぎたようで、曇り空でしたがここ数日のように外に出ることすら嫌になるようなことは無かったですね。

 銀座の街はクリスマス商戦と中国人観光客で溢れ、一時は全く姿を消したスーツケースゴロゴロ族が目立つようになりました。さらなる中国の山奥から買い出し民族が出て来たようで、着ている物もショボいですね。町内運動会の帰りみたいな格好で、たばこを吸っているような連中が少なくありません。

 中判デジタルに外付けのビューファインダーを付けて初めての撮影となりましたが、しっかりピントが合っている写真が少ないですね。ピントが合う前に目がビューファインダーを覗き始めているのか、撮影を急ぐあまり手振れを生じているのか、歩留まりの悪い一日となりました。もう少しシャッター速度の設定を早くし、しっかりカメラの固定してからシャッターを押し込むとか、撮影の基本ですね。撮影のタイミングが遅れるので早目にシャッターを押したのが良くなかったようで、合焦音でも鳴らしてみるかな。

 今日の一枚はクリスマススタイルのコーヒーを飲みながら、銀座を歩く外国人女性です。身軽な格好とスタバの場所を心得ているようで、観光客では無さそうですね。銀座の街もすっかりクリスマスの準備が整い、今年も光道の電飾が仕上げの追い込み状態でした。 


 

ホリデーシーズン

 
Today's Photo その3390 2017/11/21
写真哲学不要論

 師走の頃の寒気が入り込み、日本列島はこの冬一番の寒さとなり、明日の朝はさらに冷え込むとか。まだ体が冬に慣れていないので、外出する気になりません。当然のことながら撮影もお休みです。

 ボーナスシーズンを前にカメラメーカー各社ではキャッシュバックキャンペーンを実施し、売り上げ増に繋げています。購入するタイミングが合えば随分とお得感がありますが、先日購入したばかりなので恩恵を得られません。レンズはキャッシュバック額が四万円、これは非常に残念でしたが、それでも少しでも早く手元に届いたことを喜ぶべきでしょうね。購入を検討している方は迷わずキャンペーンを利用して購入して下さい。

 先日コストコにカレンダーを発注しましたが、未だに完成予定のメールが届きません。途中経過を確認すると制作中になっているので発注漏れにはなっていないようですが、今年のコストコは何をやっているのか、発注番号だけが記載された自動返信メールは届くし。キャンペーンが始まる前に発注したのがそもそもの間違いなのか。この冬はキャンペーン運に見放されたいるような。

 今日の一枚は銀座を歩く和装の女性の足元です。普通は草履が主流ですが、靴もありなのでしょうか。こうなると旅ではなくて靴下となりますね。卒業式で羽織袴の女性がブーツを合わせてハイカラさん風にしていますが、この女性もそのノリなのでしょうか。それとも従来の概念にとらわれずに、自由に組み合わせるのが時代なのでしょうか。

 写真も下らない哲学を並べて撮影するのが主流でしたが、デジタルになって黙ってシャッターを押すのが主流となっている筈です。少なくとも現在職業写真家として活躍している連中は哲学派でしょう。彼らに弟子入りした連中は当然のことながら哲学派、その次世代はどうなんでしょうね。相撲のように伝統文化として受け継がれるのか、それとも新進気鋭のフォトグラファーがすっぱりと切り捨てるのか。

 難しい御託を並べる連中に限って、大したことない写真で金を稼いでいるのは事実です。


 

外国人も驚きの足元

 
Today's Photo その3389 2017/11/20
冬将軍到来

 連日のようにこの冬一番の冷え込みと伝えられていますが、今朝は寒くなりました。犬の散歩に出掛けるのに遂に裏地付きジーンズから防寒パンツに衣替えとなりました。短パン、ジーンズ、裏地付きジーンズ、防寒パンツと真夏に比べると季節が三段階寒くなりました。上着はダウンジャケット、もうこれ以上はダウンジャケットのフードを被るしかありません。例年よりも少し早く本格的寒さがやって来ましたが、それに反比例するように家の中は暖房が効いています。外出は極寒仕様、家の中では短パン半袖、このギャップがたまりません。キンミヤの帆前掛けが届いたので、家の中ではこれも着用しようかな。

 スコット津村氏の写真集が届きましたが、何か大したことが無い写真で埋め尽くされていました。もっと素晴らしい写真が数多くあるにもかかわらず、写真集を構成した作家の好みで渋い風景写真ばかりのセレクトになってしまったようです。自分で撮影した写真ですから、写真集にまとめる時も自分の意志でセレクトしないとね。かつてはプリント、構成はそれぞれ専門家に任せていましたが、今は色補正から構成からプリントまで自分でやる時代です。大したことの無い写真集等と言うのは偉そうですが、この程度なら負けていないとの自負の表れでもあります。

 中判デジタルの連写中にEVFがブラックアウトしてパラパラ漫画みたいになるので、外付けのビューファインダーを付けようと発注したのが届きました。カメラの接眼部分が手前過ぎるので、ビューファインダーを取り付けるホットシューが奥になって遠くなり過ぎていますが、それでもパラパラ漫画よりもマシですね。レンジファインダーのように直接見えるので、今何が起きているのかが良く分かって気持ちが良いですね。これでイライラせずに連写が出来ます。

 今日の一枚は銀座四丁目の交差点で、服部時計店のビルを写している外国人観光客です。信号待ちの間中撮影していましたが、構図が決まらないのか、ピントが合わないのか、じっくりと構えていました。確かにこんな撮影スタイルであれば中判デジタルの動作でも十分対応出来ますね。一方で撮影している人の後ろに回り込み、気付かれないようにピントを合わせると同時にサクッと連写して終わりなんて早業にはファインダーのブラックアウトでは付いていけません。。


 

銀座四丁目の早業

 
Today's Photo その3388 2017/11/19
カレンダーテスト発注

 夜半には北風が吹き荒れ、季節が冬になったことを知らされました。朝方の四時に寝て、目が覚めたのは午前十一時、久し振りにゆっくり眠った感じです。睡眠不足が続くと睡眠負債となり、病気の原因になる可能性もあるとか。かと言って毎晩十二時までに眠りに就くのは無理だし、困ったものだ。

 一日のスタートが遅れればそれだけ午後の時間は短くなり、休日の銀座歩行者天国の撮影は断念。エアコンや空気清浄機のフィルターを掃除して、一足早く大掃除気分を味わい、後は何となく家でゴロゴロ。

 ネットで金宮焼酎の前掛けと焼酎、ホッピーのセットを注文し、貯めていたTポイントを使ったので半額程度。白木屋の前掛けを探していたのだけれど見付からず、代わりに金宮焼酎。今度ハワイに行く時に化粧回しのように付けて街を歩こうかと。揃いのTシャツは購入を思案中。漢字のTシャツはハワイでも人気で、着ていれば絶対に何処で買ったのとか、格好良いねとか言われること間違い無しだが、それが逆に鬱陶しい。

 ストリートフォトを何となく感じていた頃に、photo yodobashiに連載されていたスコット津村氏の写真を意識して見ていた。一年程前に連載は終了したが、数日前に写真集が発売されるとの情報があり、早速注文した。明日の午前中には届く予定だが、ネットで見ていた写真を紙媒体で見るのは新鮮かもしれない。ライカのマニュアルフォーカスでストリートを撮影しているのはスコットとThorsten von Overgaardしか知らない。両者ともストリートフォトの雰囲気を教えてくれた。

 来年のカレンダーをようやく一部だけ発注。テストで流し、出来上がりをチェックしてから大量発注の要諦。それにしてもコストコのカレンダー割引クーポンのお知らせはいつ来るのだろうか。

 今日の一枚はバーニーズニューヨークのサンタとトナカイのディスプレイを真横まで寄って広角で撮影。サンタの大きさが一層強調されて大迫力の画面となりました。中判デジタルになって動いている物を積極的に撮影するスタイルがやや後退気味。明日届くビューファインダーを付ければEVFのブラックアウトも気にせずに撮影に集中出来るのではと期待している。


 

どでかサンタの冬

 
Today's Photo その3387 2017/11/18
季節の移ろい

 午前中の曇り空が午後から雨となり、天気予報の精度の高さが当たり前となりました。天気予報が外れるとニュースになる位で、科学技術の進歩と気象予報士の経験則が素晴らしいですね。日本には気象予報士が一万人を超えているとかで、当然のことながら供給過剰となっていますが、もはや職業と言うよりも趣味の世界なのでしょうね。隠れ天文ファン、隠れ気象ファンなんてのはもはや姿を現し、隠れていないのかもしれません。かつて時刻を確かめるために117に電話をし、天気予報を聞くために177に電話するなんてのが当たり前でしたが、今はスマホで両方とも事足りてしまいます。朝起きてカーテンを開ける前に、スマホでサクッと天気をチェックすれば気温から降水確率、週間天気まで一目瞭然となりました。空を見上げて雲を観察し、今日の天気を予想するなんてのは気象予報士に任せておきましょう。

 来年のカレンダーを今日も見直し、十二月のクリスマスシーズンの写真を入れ替えました。これで最終のつもりで作業を終え、翌日見直すしては写真を入れ替え、一体いつになったら納得が行くのでしょうか。ってか、永遠に入れ替えは繰り返されるので、けつかっちんで終了となるしかありません。何れにしてもそろそろテストを流さないと間に合わなくなりますが、コストコのカレンダー割引はいつスタートするのか。

 そんな季節で先日忘年会を予約しましたが、今度は新年会のスケジュール伺いを始めました。忘年会はサラリーマン時代の仲間と、新年会は大学の同期入学の連中と楽しみます。入学は同時期でも在学期間は四年から七年の間でした。運良く修士課程に進学出来たので、同期生の学部卒業はしっかり見届けました。

 今日の一枚は冬のボルサリーノです。毎年夏前になるとボルサリーノのパナマハットが展示されていましたが、冬もフェルトのボルサリーノが展示されていたとは知りませんでした。夏のパナマ一色に比べると随分とカラフルですね。グレートか黒のイメージが強いフェルト帽ですが、グリーンとかオレンジとか、黒のカシミヤのコートにさりげなく合わせられるようになりたいものです。黒塗りの車から颯爽と降りて、銀座の街を徘徊するなんてね。


 

冬色のボルサリーノ

 
Today's Photo その3386 2017/11/17
モンゴル勢と相撲協会の泥仕合

 今朝はこの冬一番の冷え込みとなり、そろそろ秋が終わりを迎えつつあります。横綱日馬富士による暴力事件はモンゴル勢、相撲協会のそれぞれの派閥や人間関係が複雑に入り混じり、それを面白おかしく伝える報道各社の三つ巴となり、もう何が事実で何処までがねつ造だか全くわかりません。現場に居合わせていないモンゴル在住の元力士や関係者までインタビューに応じ、聞いた話としてそれらしく語り、総てが自分の都合に合うように述べているようです。果たして警察はこの空気に誤魔化されたりしていないのでしょうか。

 車屋から連絡があり、空気圧センサーを取り付けましたがまだ車両からは認識されていません。しばらくしないと認識しないようで、認識するのか出来ないのかは数日後に明らかになります。センサーが装着されていないにもかかわらず、半日以上はあたかも装着されているかのように振る舞っていたので、逆に認識するまでもそのくらいの時間が掛かるのでは。あぁ、面倒臭ぇ。

 連写をするとファインダーがコマ送りになって実際の動きが見えない中判デジタルのEVFですが、撮影中に見る外付けの光学ビューファインダーを付ければ解決することに気付いた。試しにライカの21mmのファインダーを付けて見るとなかなかよろしい。そこでレンズの画角に近いファインダーの中古で探し、早速発注。ピントはカメラ任せ、ふぁいだーは光学ビューファインダー、まるでX-Pro2のようなハイブリッドファインダー方式です。ファインダーを覗いても見えないストレスは一気に解消され、これですっきり撮影出来れば言うこと無し。ライカの広角だってレンジファインダーでピントを合わせ、構図は外付けのビューファインダーで行っているのだから。

 今日の一枚は花椿通りでクリスマス用の電飾を取り付けている電工さんです。超高い脚立を利用して、木の上まで電飾を施していますが、葉が落ちた街路樹は電飾の葉が萌え出ることになります。かつては木を傷めるなどと取り止めになった電飾ですが、最近はLEDが主流となり熱の問題も消費電力も解決されました。果たして何色の電飾でクリスマスを迎えるのでしょうか。資生堂の椿らしく赤、流行りのブルー、銀座の華やかさはやっぱりゴールド、LEDの再現する色が楽しみです。

 電飾工事の横を歩く女性のブーツが冬の訪れを感じさせます。


 

花椿の電飾

 
Today's Photo その3385 2017/11/16
カレンダー

 空気が乾燥し、冷たい風が吹いて、青空が拡がるこの季節らしい天候になりました。冬の間は晴天が続くのが太平洋側の良い所で、雪が降ったり、どんよりした曇り空が続くような所では生活出来ません。北陸とか東北、北海道は長い冬の間は冬眠でもしているのでしょうか。

 ようやく来年のカレンダーをまとめました。一枚ずつ見ると悪くない写真でも、表紙を入れた13枚の写真の流れとして見た場合に違和感がないか、バランスはとれているか等々、グループのまとまりが必要です。最後の一枚が合わずに色々と写真をセレクトし、流れとして見ると同じような色の写真が多かったり、一番良かったのは表紙だったりして。一晩寝かして明日になって再チェックを行い、良ければ試作を一部発注となります。試作をチェックして問題無ければ大量発注、手直しがあればまた試作を一部発注となります。何れにしてもコストコのカレンダー割引セールが行われないと大量発注とは行きません。

 今日の一枚はノーファインダーで撮影した中国人観光客です。中判デジタルでは背面モニターを見ながらの撮影も可能ですが、これは腕に乗せて歩きながらシャッターを押しているのでブレたり、明後日の方向を向いていたりしていますが、それはそれでストリートフォトらしくて宜しいのでは。


 

ノーファインダー

 
Today's Photo その3384 2017/11/15
中日

 今日は七五三でしたが、平日と言うことでそれらしい姿は見掛けませんでした。お宮参りとかは土日に済ませてしまったのでしょうか。クリスマスですら直近の土日が当たり前の日本ですから、本来の神道も日にちよりも曜日重視となったようです。平日の銀座に撮影に出掛けて来ました。やっぱり自分で運転して出掛けるのは電車と違って楽しいし、楽だし、早いし、便利で何よりでした。

 暖かい晩秋の銀座でしたが、中判デジタルで軽く流してみました。撮影中にファインダーがブラックアウトする時間が長く、特に連写の時はパラパラ漫画のようになりますね。この辺りはファームアップで改善されると良いのですが、そもそもストリートフォトで使おうなんてことが無茶なのかもしれない。撮影が遅れる分を写す側が早く反応すれば理論上は思い通りの撮影となる筈であるが、まだタイミングを遅いですね。スポーツ競技の撮影ではないので、多少タイミングが遅れてもカメラのせいにしてはいけません。写し手の問題です。

 今日の一枚は最近ではすっかり落ち着いた銀座シックスですが、その脇で秋田犬が散歩している姿を見掛けました。歩行者天国ではわざわざ銀座に犬を連れて来てこれ見よがしに散歩させている連中もいますが、どう見てもこれは地元の秋田犬のようです。銀座に住んで、ペットに秋田犬を飼うなんてのは粋ですね。いつだったか着物のご婦人が秋田犬を連れて銀座の街を歩いていましたが、もしかしたら同じワンコだったのでしょうか。銀座シックスの紅葉と秋田犬、日本文化そのものです。


 

日本文化

 
Today's Photo その3383 2017/11/14
横綱

 大相撲の横綱日馬富士が酒席でモンゴル出身力士に暴行を加え、けがをした力士は今場所を休場している事実が今日になって発覚しました。発覚のきっかけがスポーツ新聞の記事と言うことで、隠蔽体質の相撲協会の不手際が際立ちました。被害を受けた力士の親方は貴乃花で、これまた沈黙を守ったようです。日馬富士は表向きはケガで休場となりましたが、不祥事の責任を取らされて休場となったのが事実のようです。このところ日本人力士が横綱になり、相撲人気が復活した矢先の出来事で、どうにかしろよ相撲協会。相撲の稽古も暴力沙汰と紙一重の所がありますが、やはり横綱たるもの頂点としての品格が求められます。朝青龍が暴力事件で引退しましたが、日馬富士もこれに続く予定でしょうか。回し組の厳しい処分が求められています。

 車の修理屋から連絡があり、タイヤの空気圧センサーの取り付けを忘れていたので使用していたセンサーが届いたが、新品を取り付けるので部品を手配中との連絡があった。もしセンサーが付いていなかったのなり、修理上がり直後に示されていた空気圧はどこから送られて来たのか。センサーが欠如していると、近傍のセンサーの値を表示するのであろうか。そのうち自分にセンサーが無いのが分かり、センサーエラーの表示になるなんて間の抜けたことが。何れにしても新しいセンサーを取り付ける時に確認。

 カートリッジ式の万年筆にヨーロッパ規格のコンバーターを取り付けて、インクボトルから吸引出来るようにした。モンブランの万年筆にペリカンのコンバーターで多少不安もあったが、インクが漏れることも無さそうでインクフローも改善した。なめらかな書き心地とインクをボトルから入れる手間は書く喜びに繋がるが、ペンや手がインクで汚れるのは頂けない。カートリッジのお気楽さにも長所の一つだ。

 今日の一枚は中央通りに面した資生堂のネオンです。サングラス姿のモダンガール、蝶ネクタイのモダンボーイが描かれ、クリームソーダを飲んでいるようです。中判デジタルはネオンが白飛びすることも無く、背景が来る潰れすることもありません。


 

シセイドゥパーラー

 
Today's Photo その3382 2017/11/13
季節はクリスマス

 先日修理から戻ったマスタングですが、走行中に空気圧センサーの通信エラーが突然表示されました。それまでは通常通り空気圧を表示していたので、センサーが外れたかか通信の設定がリセットされたかのようです。修理工場に連絡し、後日点検修理となりました。タイヤの空気は抜けていないので走行には問題ありませんが、情報パネルにエラー表示が付きっ放しなのは気になります。

 一昨日の発熱を考慮し、昨日はアルコールを全く摂取しませんでした。かと言ってすこぶる体調に変化が見られたかと言うといつも通りで、酒の影響はほとんど関係ないようです。早速今夜にも解禁となりそうです。

 今日の一枚は紅茶専門店のクリスマスに向けたデコレーションです。派手さはありませんが、クリスマスカラーとか、クリスマスツリー、雪の結晶とか、さりげなくホリデーシーズンを表現しています。自転車のメッセンジャーが次の仕事へ向かう前に、ショーウィンドーの中を覗き込んでいます。忙しさの中にもクリスマスを楽しむかのような余裕が感じられます。


 

ホリデーシーズン

 
Today's Photo その3381 2017/11/12
街はクリスマス

 昨夜は悪寒がし、熱が出たようでした。このところの睡眠不足のせいかと思い、久し振りにゆっくりと起きることにして寝ました。目が覚めたのはちょうど正午で、その時点で今日の撮影は中止です。しっかり睡眠を取ると頭の中の靄が消え去ったような感じで、心身ともにすっきりし、熱も下がったようでした。体温を測ろうとしたのですが、体温県の電池が無くなっており、今日になってアマゾンで新しい体温計をポチっと。今使っているのは測定完了まで時間が掛かるタイプなので、電池を入れ替えるより新しい体温計にした方が良いかと、それ二千円前後ですからね。

 遅い昼飯は蕎麦屋で鴨南蛮。前回は日本酒を頼んで酔いが回りましたが、今回は車で行ったので蕎麦だけでした。以前と異なり、空腹時の酒で腰が抜けるほど酔っぱらうことがあります。酒が胃で滞留せずにいきなり腸に流れ込むせいでしょうね。酒と命を引き換えたようなもので、まぁ致しない結果です。

 今日の一枚はクリスマスに向けたショーウィンドーのデコレーションの最中で、巨大な角を持つのはトナカイでしょうか。トナカイの体は木製のアルファベットで作られています。暖かい日が続くので実感がありませんが、銀座の街はクリスマス商戦に向けて急ピッチで準備が進んでいます。今年は株高の景気上昇感が年末年始の消費に反映されるのでしょうか。コストコからおりじなるカレンダーセールのお知らせが届きませんが、今年はやらないなんてことにならないことを祈っています。


 

巨大な角

 
Today's Photo その3380 2017/11/11
修理完了

 午後になってようやく車の修理が上がりました。久し振りに運転しましたが、自分の車なので何の違和感もありません。ほんの数分前まで運転していたかのようで。唯一の違和感はシートの位置が自分のポジションとはズレていたこと位でしょうか。帰る途中で見た目は速そうでやたら遅い車を追い越し、最近流行りのあおり運転でも仕掛けて来るかと赤信号で待ち構えてみました。信号が緑になると同時に爆発的加速で前に飛び出すと、バックミラー越しに格好だけの車は遥か後方でした。遅い車は左車線を走ってね。速い車に抜かされても腹が立たんでしょう。

 このところ株価が上昇し、バブル以降最高値などと報じられていますが、来年になるとその結果がサラリーマンにも反映されると経済評論家が述べていました。バブル再来となるのでしょうか。あの頃は年収が五十万、百万増えるのが当たり前でした。是非とも経済が潤うように、企業は貯め込んだ金を社員に還元して欲しいものですね。ランチは一日五百円以内なんてしみったれていないでね。世の中のお父さん達が稼いだお金を自由に使える日は来るのでしょうか。

 今日の一枚は上着の袖を捲り、薄着で銀座の街歩きをしている外国人ファミリーです。髪の毛に逆光の光が当たって、毛先の詳細まで分かります。まるで春霞のような午後の日差しが暖かい晩秋を演出しているかのようですね。中判デジタルでストリートフォトを撮影しているフォトグラファーはほとんどいませんが、それが何と言っても目の付け所です。もう少しシャッター速度を早くした方が歩留まりが良くなるような気もします。


 

気怠い午後の銀座

 
Today's Photo その3379 2017/11/10
うな弁

 久し振りに満員電車に乗り、一気にトーンダウンしました。サラリーマンの頃でさえ満員電車は避けていたので、何十年振りでした。当時と違うのは混んでいる車内で新聞を広げる人はいなくなり、スマホを手にしていることでしょうか。一方で座っている人はゲームをやっている人ばかりで、画面の上を忙しそうに指が動いていました。他に楽しみが無いようで、何とも悲しい人生模様です。幸いにも混んでいる区間は一駅だけだったので、どうにか息を付くことが出来ました。埼玉の山奥から田舎者を運んで来る武蔵野線にはもう絶対に乗らねぇ。

 明日の午後には修理に出していた車が戻って来るので電車生活ともお別れ、あぁ辛かった。見ず知らずの他人が隣に座っているなんてのは考えられないし、ゲームをやっている連中と同じ空間にいるのも嫌だし。早めにサラリーマンを辞めたので、庶民の乗り物には戻れない現実を改めて感じました。ホノルルに行く際ももう何年もエコノミークラスは乗っていないしね。あれは若い頃に乗る場所で、いい年をこいたら無理だね。

 満員電車に乗って行った築地ではあっという間に所用が終わり、場外市場で写真を写し、銀座に行くことも無く「はいばら」の特上うな弁を買って、場外の茂助団子が閉まっていたので場内の茂助で団子を買って、昼前には家に戻りました。次に築地に行くのは来年で、鰻も今年の食べ納めとなりそうです。鰻は夏の土用の丑の日に食べるとされていますが、実際には冬の方が脂が乗ってふっくらして美味しい。今年は鰻が豊漁のため、いつもの価格でも大きくてふっくらした鰻で大満足。

 今日の一枚は銀座五丁目交差点で立ち止まる外国人観光客です。御幸通りの歩道は日陰、中央通りは午後の強い日差しに照らされて影と日向の明度差の大きい場所ですが、これまた中判デジタルのラチチュードの広さで白飛びもせずに、かと言って暗部が潰れることも無く、しっかりと顔の表情を再現しています。女性がジージャンを腰に巻いて、暖かい銀座の午後を感じさせると同時に、季節はブーツであることを語っています。街の自然の表情が生き生きと捉えられています。


 

穏やかな昼下がりの銀座

 
Today's Photo その3378 2017/11/9
米中首脳会談

 北風の吹くこの季節らしい晴天となりました。撮影日和ではありましたが、明日は所用があって出掛けるのでその帰りに撮影に出掛けるので今日は家でのんびり。改めてカメラの設定などを見直して気付いたのは、三種類のフジのカメラは総てユーザーインターフェースが微妙に異なり、しばらく使っていないと使い勝手が分からなくなります。この辺りがどういう理由かは分かりませんが、すべて共通にするデメリットは何なのでしょうね。複数のカメラを持つことを前提にしていないのかも。個々のカメラで妙な個性を強調したいとこうなりそう。

 トランプ大統領と習近平の首脳会談が終わり、中国は玉虫色の回答を引き出した感があります。大国同士の会談は世界的注目となっていますが、まぁお互いに勝手にやってくれよ。日本はアメリカの植民地としての役目を果たすので精一杯で、中国のことまで関わっていられないし、将軍様のたわごとにも付き合っていられないし。それでも北朝鮮の余りにも無知な報道には苦笑するしかありません。あれを本気で報じている側も、報道に聞き入っている北朝鮮国民も、見事なまでにマインドコントロールされている訳で、国外に出ない限りは安泰でしょう。

 今日の一枚は銀座三越前を通り過ぎる外国人観光客御一行様です。歩道脇には虚無僧が修行中ですが、欧米人観光客の興味を惹かなかったようで、振り返りもせずに歩き去っています。まるで京都の街角のような光景が銀座四丁目に広がり、ここぞとばかりに車道側から撮影しました。こういう風景が自然に撮影出来るのがストリートフォトの基本で、変にカメラ目線を向けられても困るし。中国人観光客が画面に入っていないのもグッドでした。


 

四丁目の観光客

 
Today's Photo その3377 2017/11/8
再開発の銀座

 朝からぐずついた天気となり、ある意味で昨日の撮影は今日の天候を予想しての物でした。天気の悪い日は散髪に行って、近所の病院に行ってと予定通りの行動うなりました。天気が悪いと散髪屋を訪れる客も少なく、待ち時間はゼロ。病院も午後からは空いていて、久し振りに院長の診察を受けました。もう一年以上も診察から遠ざかっていた院長が元気そうなので何より。ってか、病院で院長の心配をしてどうするの。

 先日入手した中判デジタルは中古のために登録カードが入っておらず、富士フィルムのユーザー登録が出来なくなっていた。富士フィルムにメールして再発行を依頼したら、今日になって返事が来て登録カードを郵送してくれた。この辺りはユーザーを大切にするメーカーの姿勢で、業績の上がっている企業はカスタマーサービスの充実している。モンブランは二度と行きたいとは思わないが、富士のサービスステーションはいつ訪れても対応が素晴らしい。

 今日の一枚は銀座通りとコリドー街の間、御幸通りから新橋寄りに入った、ほんの半年程前までは新宿ゴールデン街を彷彿とさせる銀座では最もディープな飲み屋街だったところです。地下一階、地上二階の長屋のような建物に何軒もの怪しげな飲み屋が文字通り軒を連ねていました。オリンピックを控えて再開発の波が押し寄せ、更地となって周りの建物の撤去待ちの駐車場と化しています。周りには何軒かライブハウスもあり、いつか夜遅くに訪れたい一角でしたが、もう時間の問題かもしれません。そんな駐車場でパソコンを覗き込む同僚の女性、解体待ちのビルを見上げる男性、その後ろにはけばけばしいピンク色の飲み屋街感丸出しのビル、地上げとかバブルとかの言葉が聞こえていた頃の新宿西口のようです。街は常に変化しています。ストリートフォトは無意識に街の記録を保存しています。


 

強者共の夢の跡

 
Today's Photo その3376 2017/11/7
立冬の銀座

 半袖でも歩いていると汗が出る程の暖かさの中、銀座に撮影に出掛けて来ました。トランプ大統領も無事に離日し、東京の戒厳令も解除されて銀座の街はいつもの静けさを取り戻しました。右翼の街宣車で賑わう数寄屋橋交差点付近は拡声器による演説を規制する立て看板は今日までとなっていました。日本はアメリカの植民地ですから、アメリカ大統領に反対する訳も無く、いつも通りに何事も無く終了したのは何よりでした。

 中判デジタルで銀座の撮影は三回目となりましたが、通常のカメラに比べるとツーテンポぐらい遅れます。通常はここぞと思った瞬間にシャッターが切れますが、中判はピントを合わせて、ちょっと間を置かないとシャッターが切れません。したがって写す側が通常よりも早く反応してシャッターを切って、それでも若干タイミングが遅れるような感覚です。相撲で言えば立ち合いに手を付かずに突っ込んで行く位の気持ちでいかないと、相手の立ち合いを見ていては完全に出遅れです。カメラの反応が遅いせいにしないで、自分の反応が遅いのでより早くする気持ちの切り替えが必要です。

 今日の一枚は銀座四丁目で待ち合わせをしていた二人が互いに相手に気付き、笑顔で再会を喜び合っています。いつも通りのタイミングでは握手している瞬間の筈でしたが、中判デジタルのツーテンポ遅れで、握手した手を引っ込める瞬間となりました。これから手を差し出して握手をすると言えばそうも見えますが、この辺りの撮影する側の反応を早くしないといけませんね。まぁそれでも二人の笑顔が撮影出来たので、ストリートフォトとしてはOKです。逆光の背景が白んでいますが、人物の顔も黒潰れせず、逆光も白飛びせず、この辺りが大型センサーの懐の深さですね。霞んだ空が暖かい立冬を物語っているかのようです。


 

四丁目で待ち合わせた二人

 
Today's Photo その3375 2017/11/6
旧暦表示の二十四候

 朝方は冷え込みましたが、昼間は暖かく明日の立冬が旧暦でないことを実感させられそうですね。二十四候は是非とも旧暦でお願いしたいところです。ちなみに今年の旧暦の立冬は12月24日、クリスマスイブですね。立冬から立春までが冬とされており、旧暦の立春は来年の3月19日で、これは実際の感覚に近いのではないでしょうか。そうすれば、暦の上では立春とは言えまだ寒い日が続いていますなんて断りは必要無くなるし、桜もちらほら咲き始めているころだし。

 トランプアメリカ大統領が日米首脳会談のために訪日していますが、夕食会で何を食ったとか、ゴルフ場では何が出されたとか、もう報道番組は中身よりも視聴率を重視し、ワイドショー的要素しかありません。数字のためには事実よりも局の方針を優先し、テレ朝は徹底した反阿部を前面に出しています。テレ朝系列の世論調査で安倍政権の支持率が反阿部を上回ったにもかかわらず、安倍政権が信任された訳ではない等と苦しい釈明をしています。選挙で自民党圧勝、その後の世論調査で安倍政権の支持率が不支持を上回って、前回よりも支持率が増えているにもかかわらず、何を根拠に信任されていないと言っているのか。ジャーナリストとしての誇りは何処へ、テレ朝のコメンテーター諸君。恥ずかしいだろ、局の方針に従うのは。

 今日の一枚は冬支度で日本を訪れた中国人観光客です。薄紫のヘアーカラーが何ともダサくて、アジアの田舎者丸出し感が銀座で浮きまくっています。それでも山間部から出て来た連中よりはいくらかマシで、ジャージの上下でウロウロされるよりは見栄えがするってなもんで。運動部の部活帰りが銀座に寄りましたみたいな恰好は止めて欲しい。一昔前の厚底がバブル再来を予感させているような。


 

浮きまくりの中国人観光客

 
Today's Photo その3374 2017/11/5
アマゾンは底値だった

 今日はライカのバッテリーを充電して撮影に臨むつもりでしたが、やはり車が修理から戻って来ないと銀座に足が向きません。休日の子供がうるさい電車が何よりも嫌ですね。それに銀座はアメリカ大統領夫人と総理大臣夫人が訪れていたので、いつになく厳戒態勢だったのではないでしょうか。こんな時はウロウロせずに家でおとなしくしているに限ります。ストリートフォトの撮影は限りなく怪しい人に見られそうですしね。「限りなく透明に近いグレー」てなもんで。

 昨日はアマゾンで、底値であることを信じてアングルファインダーのアダプターを購入しましたが、夕方になってアマゾンの価格を確認すると昨日よりも七千円ほど値上がりしていました。いやぁ、昨日購入しておいて良かった、良かった。既に商品は配送業者に渡され、明日午前着となっています。底値の読みが見事に的中しました。昨日ポチっとしていなかったら、買っていなかった。ってか、買うチャンスを逃した嫌悪感で一杯。

 今日の一枚は銀座王子サーモンの二階にオープンしたジェラート屋の外階段です。外階段と言っても実際に上がれる訳ではなく、二階に導入するためのイラストです。王子サーモンの窓を斜めに突っ切っていますが、サーモンが外から見えなくなりかなりの犠牲ですね。歩道を歩いている女性が誘惑を振り切り、ジェラートを我慢して歩き去るような感じでドラマを感じます。三越のパーキングへの導入要員のガードマンが所在無さ気でこれまた良いですね。


 

ジェラートの誘惑

 
Today's Photo その3373 2017/11/4
アマゾンの底値

 今日も日中は半袖で十分な程、暖かくなりました。クリスマス商戦がスタートしてもこの暖かさでは冬物は売れそうにありません。「冷やし中華始めました」の幟や張り紙が出てもおかしくないですから。と言う訳で、ランチは冷たい蕎麦を戴きました。ちょっと冷え込むと鍋物、汗ばむ陽気だと冷たい蕎麦と、まぁ人間なんてのは勝手な物で、犬とか猫とかは一年中同じペットフードですからね。旬の物を好んで食べているおは人間とクマ位なものではないでしょうか。

 通販で確たるを地位を築いたアマゾンですが、実店舗に比べると価格が割安なのも魅力です。ところがある日突然、何の前触れも無しに割引が始まり、それが数日続いて最終的に通常価格の二割引き程度まで下がります。もう少し下がるかと様子を見ていると、突然通常価格に戻り、買い損ねることもあります。まだ下がるのか、今が底なのか、見極めるのは至難の業ですが、買い損ねるよりもさらに安くなっった結果で多少割高だったとしても買いでしょうね。と言う訳で、購入する予定の無かった中判デジタルのアングルファインダーが通常価格の二割引きまで下がったのでポチっと。今後は価格の変動を見ないようにして、底値で買ったと信じることが大切です。

 今日の一枚は銀座天賞堂の前で立ち止まった親子です。子供が何か食べているので中国人観光客ではないでしょうか。日本人は銀座で子供に立ち食いをさせるとは思えませんからね。その様子はエンジェルがしっかり見ていました。いつだったか天賞堂に強盗が入ったことがありましたが、エンジェルの死角となった鰻屋側の路地から侵入したようでした。その後、窃盗犯は捕まったような記憶があります。


 

エンジェルは見た

 
Today's Photo その3372 2017/11/3
半袖の文化の日

 例年になく暖かい文化の日となり、20度を超えて半袖で十分でした。この日をメインに学園祭を行う前期組みと勤労感謝の日をメインとする後期組に分かれますが、前期の時は薄着でも後期の時は流石にコートの襟を立てていました。果たして今年の後期学園祭の頃は寒くなっているのでしょうか。夜来の雨も朝には上がり、しっとりとした空気に暖かい太陽の光が心地良かったですね。乾燥した晴天が続くこの季節にしては上出来でした。

 昨日の撮影の翌日なので、今日は予定通り家での休息となりました。このところの長雨や二週続けての週末台風の影響で、すっかり撮影から遠ざかった体は筋肉痛の数歩手前で踏み留まっています。歩いて何ぼのストリートフォトですが、昨日の撮影は無理をせずに少し早めに切り上げました。撮影中はこれはと言う写真が撮れないと感じておりましたが、それでも使える写真が8カットでした。家にいても銀座の写真は撮影出来ませんが、街を歩けば例えワンカットでも撮影出来れば、それはそれで良いのではないでしょうか。ストリートフォトはある意味出会いによる部分が強く、そのようなシーンが起こりそうな場所を歩く、出くわした時に写真を撮影出来る準備を怠らない、画像としてきちんと整えて保存するに尽きますね。あぁそれともう一つ、感動を見付ける目を持ち続けること。

 今日の一枚は銀座木村屋の前を歩く中国人観光客の女性です。立ち耳のニット帽と長い髪に惹かれて、四丁目交差点をバックにシャッターを押しました。白く飛び気味の日産ショールームの入ったビルと帽子の黒のコントラストが良いですね。バックパックの生地の繊維まで解像しているのは中判の迫力ですな。

 店頭で買ったばかりのアンパンに齧り付く中国人の汚らしさが無いのはちょっとホッとしますが、あいつらはどこでも腰を下ろして、どこででも立ち食いですからね。銀座に来たらたばこは吸わない、唾は吐かない、大声でしゃべらない、何処にでも腰を下ろさない、所定の場所以外で飲食はしない、これ位はきちんとさせろよ中国大使館。


 

ニット帽の観光客

 
Today's Photo その3371 2017/11/2
東京戒厳令

 連休を前に平日の銀座へ撮影に出掛けた。中判を持ち出してばかりなので、X-T2は防湿庫の肥やしと化している。もう少し中判に慣れたら、交互に持ち出してそれぞれの長所を活かして撮影に臨みたいところだ。機動性と望遠ズームの寄りはストリートフォトには欠かせないが、中判のどっしりした絵作りもなかなかのものである。

 すっかりクリスモードに突入した銀座の街からはハロウィーンのかけらですら見付からず、既に完璧に消え去っていた。この代わりの早さと言うか潔さは日本民族たるゆえんである。まるで武士の切腹を思わせるかのような見事な切り替えである。数寄屋橋不二家のおどろおどろしいハロウィーンの看板は姿を消して、いつも通りのペコちゃんとなっていた。

 この週末はトランプ大統領の来日で警備が強化され、銀座にもパトロールの警察官が増えていた。コリドー街から有楽町のガード下に向かうと帝国ホテルの前にも大勢の警察官が配備されていた。夕方のニュースで大統領補佐官が宿泊する予定とのこと、高速道路の交通規制も頻繁に行われるので公共交通機関の利用が推奨されている。車は修理中なのでこのところ電車で通う銀座であるが、電車は電車でそれなりである。

 今日の一枚はちょっと垢抜けした中国人観光客で、同じ中国人観光客でもそれでも全体的なコーディネートは今風の日本とは程遠く、昭和の頃の香りがするのは否めない。ニットの繊維まで解像しているのは中判たる所以だが、背景の明るさに露出を持って行かれつつも手前の人物のディテールはしっかりと再現されている辺りはセンサーの大きさからくる余裕である。ストリートフォトにも中判は使えるとの判断は間違っていなかった。 


 

昭和の香り

 
Today's Photo その3370 2017/11/1
中判ストリートフォト

 早、十一月である。すっかり安定した秋らしい天候が巡って来て、冬らしい寒さを前に束の間の気持ちの良い風に包まれている。昨夜の渋谷駅前はハロウィーンの仮装で溢れていたようであるが、クリスチャンに対して失礼には当たらないのだろうか。相撲も知らない外国人が力士の着ぐるみを着て両国界隈をうろついたりするのと大差ないように思われるのだが。ニューヨークでは車を使った暴走テロが発生したが、渋谷の喧騒がそうならないとも限らない。単一民族の安心感はそろそろ崩れつつあり、外国人観光客の誘致がテロリストの誘致とならなければ良いのだが。

 このところ株価の高値の連続記録が更新されたり、年初来高値が続いたりとまるでバブルの時のように活気を帯びている。自民党の快勝、アメリカの株価上昇等々、株価を取り巻く環境はしっかり上を向きつつある。一方で経済界でも好決算が続き、どん底にあったソニーですら業績回復とアイボの発売を発表する程である。家庭用ロボットなんてのは余程余裕が無い限り企業は開発しないが、ソニーに余裕が出来た証である。初代のアイボはメンテナンスも終了し、ソニーの退職者達が修理会社を立ち上げてニーズに対応していることが話題になっていたが、果たして新型アイボの修理期間は通常の家電サイクル以上となるのであろうか。ロボットは家電とは別枠でメンテナンスを行うくらいの意気込みと理念が無い限り、年寄りの生き甲斐を奪うことに繋がるとソニーの経営陣は分かっているのだろうね。アイボロスはある意味社会問題となっていた。会社が景気悪くなったのでメンテナンスは終わりです的な。

 今日の一枚は服部時計店のショーウィンドーの出っ張りに腰を下ろして、小さく折りたたんだ地図を見ている外国人観光客です。スマホが普及する前には当たり前に目にしていた光景ですが、昨今では珍しくなりました。アナログ的な旅を楽しんでいるのか、IT化に取り残されたのか、何れにしても銀座を楽しんで欲しいですね。片や地図を見て、片やスマホで通話している銀座四丁目、中国人の大声が響く街になりました。オリンピックを前に、銀座商店会は食べ歩きを禁止するような取り組みが必要です。銀座で立ち食いをしているのは外国人観光客だけで、日本人は銀座に対する尊敬の念があります。 


 

アナログの旅を楽しむ観光客