Today's Photo
Today's Photo その3518 2018/5/31
スマートウオッチ

 五月も今日で終わりであるが季節はすっかり移ろい、薫風は終わって梅雨入り目前となっている。

 発売と同時に購入した初代アップルウオッチだが、数日前に裏蓋が突然外れた。ネットで調べると二年間の延長保証の対象となっているが、この期間もとうに過ぎてしまっていた。銀座のアップルのサポートで見て貰ったが、結局有償修理交換となり、三万円の費用が発生するとか。旧機種に三万円を出すのなら、新機種に買い替えた方が絶対に良い。そこでアップルウオッチを買い直したが、デジタル時代は何でも使い捨てとなってしまった。これが機械式の腕時計やカメラであれば、職人が手を入れて直すことが可能だが、半導体の塊は交換以外にない。交換と言っても新機種への交換で、三年使えれば御の字ということであろう。かつて腕時計、万年筆、ライターなんてのは一生物だったが、今は三年物ということだろうか。

 スマートフォンが無い生活が考えられないのと同様に、スマートウオッチの無い生活も考えられない。機械式の腕時計はいくつもあるが、これは単に持っているステータスと時間を見るだけである。通信端末のスマートウオッチはさらに進化し、単独通話やお財布ケータイの機能も付加されている。つまりスマホを家において、スマートウオッチだけで音楽を聴いて、電話を掛けて、買い物をして、電車に乗って行けるのである。スマホのリモコンから独立して、自立出来たのは大進歩だ。

 今日の一枚は銀座モンクレールの何ともシュールなディスプレイである。ゼンマイのような植物の花がワニの顔のようになっていて、その後ろには無数の目が睨みを利かせている。ショーウィンドーを気にすることも無く、普通に人が通り過ぎて行く。モンクレールのディスプレイは世界共通だが、目に止めないのは日本だけだろうか。

 

睨まれて

 
Today's Photo その3517 2018/5/30
連盟処分

 キヤノンがフィルムカメラの出荷停止を発表した。2010年に生産を中止した最後のEOS-1系のフィルムカメラだが、2025年まではメンテナンスが可能となっている。機械式のフィルムカメラは時を超えてメンテナンスが可能であるが、電子部品を多用したフィルムカメラは昔ながらのカメラ職人の守備範囲外となっている。フィルムカメラが出現したころは終焉を迎えるなんて誰も思っていなかったが、同様に今のデジタルカメラも終焉を迎え、次の記録方式となるのも時間の問題かもしれない。そうなる前に現行機種での撮影を十分に楽しみたい。

 昨夜発表された関東学生フットボール連盟の処分内容は実に明快だった。監督、コーチ陣の暴力によるタックルの支持を全面的に認め、動画、画像、現場の録音音声、関係者への聞き取り等々、総てが客観的証拠と理論に基づいて結論付けられていた。理科系としては理路整然としたところが数学の方程式を解明しているかのようだった。処分内容も納得の行くもので、ニュースやワイドショーの推測の域を超えない憶測のもどかしさを一気に吹き飛ばした。後は日大の内部処分がどうなるか、身内に甘い大学の姿勢が問われる。

 今日の一枚は絵に描いたように歳を取り、ヨーロッパの街角で見掛けそうな外国人観光客である。すれ違い様の一枚は近距離からの撮影となったが、ファインダーの中でしっかりと男性の顔にピントが来ていた。連写モードで何枚か撮影してピントが来ているショットを選ぶこともあるが、これはワンショット、ワンチャンスだった。一方で近距離撮影はピントが合う範囲が狭いので、隣の女性の方はすっかりピントの範囲外となっている。

 男性は普段使いの眼鏡の上にサングラスのレンズを着用している。さらに胸のポケットにペンを差している。アメリカ社会と違って、この辺りがヨーロッパ系の物を大切にする心が感じられる。

 

銀座シャネル前

 
Today's Photo その3516 2018/5/29
シンガポールサミット

 ニュースは相変わらずの日大フットボールの話題ばかりで、いささかうんざり。もう年内一杯はこの話題を引き摺りそうな勢いである。少し前までは貴乃花親方騒動だったが、大相撲の次はアメフト、果たして次のワイドショー的スポーツは何が来るのか。そんな中、板門店、シンガポール、ワシントンと米朝の接触が三ヶ所で行われ、シンガポールサミットへ向けて動きが本格化している。完全に主導権を握ったトランプ大統領有利で進められており、ご危険を損ねないように追従する北朝鮮の姿は健気ですらある。人権を無視する北朝鮮をアメリカは認める気だろうか。

 三年余り使っているアップルウオッチだが、充電器から外すと裏蓋が外れていた。ネットでググると裏蓋が外れる現象については三年間は無償修理とのことだが、生憎三年と一か月である。明後日に銀座アップルで修理の予約を撮ったが、果たして無償となるのか。まぁこの辺りは交渉次第だが、日本の企業ではないので難しいかも。

 今日の一枚は銀座四丁目交差点で信号待ちをする間に、スマホで自撮りしている三人組である。縦に並ぶなんぞはスマホで撮り慣れているようである。手前にサングラスの女性が入り、この女性も一緒に撮影したが残念ながらピントは男性陣に合わせた後であった。それでも自然な街の様子が撮影出来て大満足である。21㎜の広角レンズならではの広々とした視野は素晴らしい。

 ライカで撮影する時は50mmと21mmの二台持ちである。レンズ交換なんてしている暇はないからね。

 

信号待ちのショット

 
Today's Photo その3515 2018/5/28
南の入梅

 九州や四国は昨年に比べて三週間以上も早く入梅となり、春の訪れが早かった分がそのまま続いているようだ。今日は湿度の高い風が吹いているが、関東地方もこのまま梅雨入りとなるのであろうか。

 日大との試合で違法タックルで負傷した関学のクォーターバックが昨日の試合でフィールドに戻り、タッチダウンパスを投げるなどの活躍をした。当初伝えられていたよりも早く回復したようで、まずは何よりである。一方で日大フットボール部の監督・コーチ陣に対する不信感は世論を煽り、ワイドショーにすっかり感化されている。今回の騒ぎで唯一の慰めはアメフトを日本社会に知らしめたことではないだろうか。平成になるよりも前からNFLを見続けているが、フットボールは奥が深い。気が付けばもう三十年以上になり、フットボールの試合を英語で見ていたお陰で英語も少し上達した。海外ドラマや映画と異なり、字幕は出ないので分からない所は分からないままだが。今年のスーパーボールの中継は日本語音声だけだったので面白くなかった。相撲中継を英語音声で観ているようなものだ。

 今日の一枚は銀座四丁目交差点で信号待ちをしている外国人観光客である。兄ちゃんの右腕と背中に手をまわしているねーちゃんの手首にタトゥーが入っている。ねーちゃんがリュックを背負う前にタンクトップの背中の柄を撮影しようと大急ぎでシャッターを二回押した。次のショットでは背中はもうリュックで隠れており、一瞬のチャンスだった。  

 日本人に比べると遥かにタトゥーを入れてる率は高いし、日本のように差別はされていない。ハワイで見慣れているので何とも思わないが、まだハワイ初心者だった頃はねーちゃんの見事なタトゥーにたじろいだものだった。

 自分ではタトゥーを入れる気はさらさらないが、入れている人を否定する気もさらさらない。路上でタバコを吸っている人の方が嫌だなぁ。

 

一瞬の背中

 
Today's Photo その3514 2018/5/27
ホコ天はワサワサ

 先週は三回も銀座に撮影に出掛けた反動か、今週はずっとお休みしていた。歩行者天国の銀座に出掛けたのはちょうど一週間前であるが、まるで昨日のような気がする。今日の銀座は久々に人がワサワサしていて、給料日後とは関係無いのだろうがちょっと息が詰まるような感じさえした。もちろんその多くは中国人観光客である。

 ライカをぶら下げた外国人に声を掛けられたが、同じライカのカメラで撮影していたので親しみを覚えてのようだった。目敏くノクチルックスのレンズを見て取り、お世辞の一つも言い放っていた。別に興味も無かったので適当にあしらって終わり。撮影中は極力撮影に集中したい。マニュアルフォーカスがまるで昨日の撮影の続きのようだったせいか、最初から気持ち良くピント合わせが決まった。やはり撮影勘はある程度撮り続けていないと戻って来ないものである。

 今日の一枚はスマホで撮影する前にヘアースタイルを気にする中国人観光客である。フォトグラファーとヘアメイクを兼ねているかのようで、これでカメラがスマホで無ければかなりの本格派となるところである。写される側は中華版藤田ニコルのようだ。二人とも中国人観光客の中ではイケてる方で、爆買いをしている連中とは一線を画しているようだ。

 

撮影前のヘアメイク

 
Today's Photo その3513 2018/5/26
春の大運動会

 トランプ大統領の米朝首脳会談キャンセル声明後、北朝鮮がすり寄りを表明したのを受けて、アメリカは首脳会談の再設定に動き出した。以前の予定通りにシンガポールで行う可能性もあるとのことで、この辺りの実業家トランプ大統領の本領が発揮されている。一方で北の将軍様は本日韓国大統領との南北首脳会台を行ったとの報じられ、慌ただしさが感じられる。韓国報道陣をタイムリミットまで締め出した核実験施設破壊現場だが、その直後に二度目の首脳会談とは。韓国にもすり寄りを見せているようだ。経済制裁が効を奏しているのか、アメリカに揺さぶられたのが余程ショックだったのか。

 今日は近所の小学校では運動会が行われるようで、朝から子供が学校に向かっていた。ってことは月曜日は代休となり、子供が朝からウロチョロすることになりそうだ。先週の月曜日にコストコに行ったが、やはり代休の小学生連れが多かった。月曜日は代休と給料日後なので、コストコは大混雑となりそうだ。

 今日の一枚はまた最近では当たり前の光景となったスーツケースを押す中国人観光客である。爆買いが収まりすっかり姿を消しつつあったのだが、またもやゴロゴロとうるさいのが銀座の街を駆け抜けている。仕入れに来ているかのような中国人観光客だ。運動会なら二人三脚もありだが、二人五脚とは。

 小走りに駆け抜ける中国人だが、マニュアルフォーカスでもしっかり追従している。ライカで静物しか写さない連中は日光写真で十分だ。

 

中華買い物競争

 
Today's Photo その3512 2018/5/25
コーチ、監督、学長、選手父母会

 朝から気温が上がり、もう夏と言われればそうかもしれない。湿度の高い風に乗って、幕張で行われるエアーレースのプロペラ機のエンジン音が心地良い。今日は練習日、明日は予選、日曜日は決勝が行われる。プロペラ機のエンジン音はジェットエンジンに比べると丸みがあり、アナログとデジタルの差のようだ。先の大戦では日本の戦闘機はプロペラエンジンだったが、同じような響きで空を駆け抜けていたのであろうか。

 アメリカのトランプ大統領が北朝鮮との首脳会談に中止を打って出た。これは口先外交の北朝鮮にとっては想定外の出来事で、アメリカを舐めているような態度が行き過ぎたことをようやく感じ取っているようだ。北朝鮮外交部は首脳会談の実施再考を促すような声明を発表し、主導権はアメリカが握っていることを認めた。喜多町全の会談キャンセルで大恥を掻く前に先手に出たトランプ大統領は実業家らしい判断だった。

 今日は日大の学長が金融会見を行ったが、昨夜はアメフト部の父母会とか。大学生にもなって親がノコノコ出て来るなんぞは笑ってしまった。父母会は高校まででしょ。大学院の入学式、修了式に母親が付いて来た同級生がいたなぁ。

 今日の一枚はjサングラスをずらしてスマホの自撮り写真を確認する中国人観光客である。大きめのサングラスは中国人や韓国人の定番で、顔を小さく見せようとしているのか。女性のジーンズのファスナーがサイドにも付いているのが気になって撮影した。中国ではこんなジーンズが流行っているのであろうか。

 

気になるファスナー

 
Today's Photo その3511 2018/5/24
極彩色の銀座

 相変わらずのフットボール反則問題である。昨夜日大のコーチ監督が会見を行ったが、会見の司会を務めた日大広報がもう馬鹿丸出しというか、事の重大性を理解出来ていないというか、日大自体が危機管理能力ゼロであることを露呈させた。もうこれ以上は日大には何も期待出来ないだろうし、来年も日大を受験する連中がいるとすればもう日大以外に行く先は無い連中だ。

 いきなり熱くなって雷雲が発生したり、雹が降ったりと不安定な天候となったが、明日は黄砂まで来るとか。中国人観光客だけでも辟易しているのに、汚ねぇ黄砂まで来るのかよ。ダニとかも一緒に飛んで来るとか、勘弁してくれよ。

 今日の一枚はj銀座四丁目交差点で信号待ちをするアジアのおばちゃんである。21mmの広角レンズで撮影したので、向かいの服部時計店の回りにも大勢の人が写っている。絞りを開放にしているので詳細はボケているが、パンフォーカスで総てにピントを合わせて撮影する気は毛頭ない。見せたい所、写したい所だけが鮮明であれば、それ以外はあくまでも背景でしかない。

 銀座で彩度が最も高まった瞬間である。

 

HONU

 
Today's Photo その3510 2018/5/23
梅雨と薫風のせめぎ合い

 午後から梅雨を予感させるような雨が降り出している。幸いなことに明日の午前中には日差しが回復するとかで、まだまだ薫風の季節を楽しめそうである。

 先週は三日も銀座に撮影に出掛けた反動と天候のせいで、今週はまだ家で大人しく過ごしているが、テレビはフットボールの反則に関しての話題ばかり流している。視聴率を獲得するために総ワイドショー化しているテレビ業界だが、何とかならんものだろうか。夜になって日大のコーチ陣が緊急会見を開くとか、午後八時のゴールデンタイムにテレビの生中継は無理だし何を期待しているのかと思いきや、ネットニュースが動画で中継を流しているとか。ネットはテレビに代わる報道、情報伝達手段になっていた。きっと明日のワイドショーはこの話題で持ち切りとなり、安倍総理はフットボールに救われたかもしれない。

 今日の一枚はカラフルなバックパックを背負ったインド人観光客である。そしてその隣には黄色い帽子を被った中国人の子供が椅子のようなカートに乗っている。中国人は子供を甘やかせているようで、幼児とは言えないようなガキが良くこの手の乗り物で移動している。こんなことをしているから大人になっても足腰が弱くなり、所構わず腰を下ろすようになっているのではないだろうか。中国人のケツはいつも座る所を探している。

 

背中の大きいバックパッカー

 
Today's Photo その3509 2018/5/22
アートな銀座

 昨日は二十四節気の小満とか、次の次は早くも夏至である。あと一か月もすると昼の時間が短くなり始め、太陽的には冬の方向へ向かうことになる。気温的には夏これからで、英語では夏初日となる。春先からの異常高温が続いているが、果たしてそのまま暑い夏となるのか、オフセットするかのように冷夏となるのか。

 世間の注目を俄かに浴びたフットボールだが、今日になった反則をした選手が記者会見を行い、当該選手、チーム関係者に謝罪をした。さらにプレイの新装にも言及し、反則行為は監督、コーチの指示であることを明らかにした。これに対して日大側は沈黙を貫き、今後の大学としての対応が注目される。所詮ポンキンカンであるから期待はしていないし、どうでもいいような格下の大学なので、リスペクト感はゼロ。

 今日の一枚は何ともおしゃれな男性が資生堂の前で展覧会のポスターを見ていたところだ。歩道を行き交う人々の合間を縫っての撮影だが、こういう時に限って人が途切れない。ストリートフォトは人が途切れない所もまた良し、隣の女性と手を繋いでいる所がちょうど遮られてしまった。資生堂パーラーのオムライスも入って銀座らしくて良い写真に仕上がった。

 こういうシーンに巡り合えるかどうかは運と勘と偶然だが、それを求めて銀座の街を歩いているのである。そして何よりも少ないチャンスを確実に写真に収める技術を維持し、準備を怠らないことである。

 

銀座のシャレオツ

 
Today's Photo その3508 2018/5/21
フォトジェニックな光

 昨日までの大陸からの乾いた空気がまた入れ替わり、今日からは暑さを予感させる梅雨入り前の気温になりつつある。早くも紫陽花は色付き始め、もういつでもと言わんばかり、梅雨入りの準備が整ったかのようである。

 このところ連日のように昭和を賑わせた芸能人の訃報が報じられ、歳よりは季節の変わり目が鬼門なのであろうか。芸能人との対話を売りにしている番組は連日の追悼特番となってしまった。平成も終わりを迎え、もうそういう時期が来ているということである。歳を取らない人間はいないのだから。

 これまた連日のようにワイドショーが取り上げている日大フットボール部の組織的反則問題だが、被害学生が被害届を提出して警察が受理し、反則を犯した選手が明日会見を行うこととなった。さらに日大教職員組合からは組織改革、人事一新の要求書まで提出された。これらは日大にしてみれば想定外の出来事で、フットボール部監督の辞任では済まされない事態になっている。それだけ世間を舐めた日大の行動が厳しく追及され、ワイドショー担当者は森友や加計どころではなくなった。安倍内閣の支持率アップにも日大は貢献しそうである。

 今日の一枚はビルに反射した光が日陰になった歩道にレフ板のような効果を演出し、フォトジェニックな環境を提供していた。この光を見逃さなかったのか、偶然なのか、赤いジャケットの中国人観光客は自撮りをしている。ストリートフォトはあくまでも自然の環境の中で、やらせの無い光景を写真に収めるのが基本である。もちろん光の具合は常に意識しており、ここぞと思った場所で何かがあれば絶対にシャッターは押す。

 

光上等

 
Today's Photo その3507 2018/5/20
週三

 大陸からの乾いた冷たい空気に包まれ、澄んだ青空と風がまるでフリスコの街のようだった。ピア39とかフィッシャーマンズワーフに行くために、ケーブルカーに乗った時のような爽やかさは久し振りである。オーティスレディングはドックオブザベイの中でフリスコを言う言葉を使っているが、曲が流行っていた頃は英語力も乏しく聞き取ることすら出来なかった。英語が少し分かるようになり、話せるようになったのは当時に比べると大進歩である。

 いつも感じていることだが、空気が澄んでいると光の鋭さが違う。この鋭い光に誘われて、今週三度目となる銀座に撮影に出掛けた。週三銀座は久し振りで、昨日は一歩も家の外に出なかったにもかかわらず、今週一週間の歩数は昨年の十月以来の7万歩を超えた。別に万歩計を付けている訳では無くて、体重計とか血圧計とか、スマートウオッチとかに連動しているアプリが勝手に歩数もカウントしているだけである。

 休日の銀座は歩行者天国が実施されており、歩行者天国の撮影はライカと決めている。カメラが小型なので歩行者に意識されないのと、動いている物にマニュアルフォーカスでピント合わせをする技術を維持するためである。先週の日曜日もマニュアルフォーカスを使ったばかりなので、今週はピントの来ている歩留まりは悪くなかった。常に技は磨き続けなければならない。今週は三回の撮影で総てのカメラを持ち出したので大満足である。

 今日の一枚はすれ違い様に撮影した外国人ファミリーである。短パン半袖のお父さんは子供を抱き、緑のサングラスのフレームと子供を運ぶストラップの緑がコーディネートされているかのようだ。お母さんは首にやたらにショールのような物を巻いている。日陰を通り抜ける風は冷たく、日向に出ると強烈な太陽で暑く、快適な服装選び無理な気候だった。

 ノクチルックスの絞り開放でここまで動く物にピントが来れば上出来でしょ。

 

グリーンの銀座

 
Today's Photo その3506 2018/5/19
親指AF

 早朝まで降り続いた雨は早々に上がり、今日が運動会だった学校は昼間の晴天に恵まれた一安心だったとか。グランドコンディションは今一つだったかもしれないが、どんよりとした曇り空の運動会に比べれば雲泥の差だ。春の小運動会、秋の大運動会だった記憶も定かではない。浅草の三社祭は大人の運動会と云うことだろうか。

 昨日の撮影でAFボタンを指が記憶出来ないことを反省し、部屋の中で横位置、縦位置のそれぞれのAFボタンを操作して学習した。それでもしばらくすると指は記憶を失い、またしてもAFボタンを探している。指のせいなのか、人間工学的に出来ていないAFボタンのせいなのか。カメラが手に馴染んでいなければ、ストリートフォトではチャンスを失ってしまう。少ないチャンスをしっかり写真に収めるための努力は必要不可欠である。

 今日の一枚はチャリで銀座を回るツアーに参加している観光客である。四丁目の交差点で自転車を停めて、記念撮影をしたり、ガイドの説明を聞いたりしている。隣にはお土産を入れるスーツケースを買った中国人観光客がいるが、スーツケースをガラガラ引き摺って銀座の街を移動するよりもチャリのツアーの方が遥かにスマートである。中国では散々チャリに乗っているので、せめて旅先だけではチャリから解放されたいのが中国人の本音かもしれない。

 

チャリ銀座ツアー

 
Today's Photo その3505 2018/5/18
祭り提灯

 湿度の高い空気に包まれた一日だったが、風が強めに吹いていたので歩くには最適だった。そんな訳で平日の銀座に撮影に出掛けた。今週二回目であるが、今日はカメラ二台体制で機動力をメインに撮影した。ところが先日の中判デジタルと撮影タイミングはあまり変わらない。これは自分でも意外であったが、スポーツ撮影ではないので当たり前かもしれない。それよりもX-H1の親指AFの位置がすっかり指に忘れられ、AFボタンとAEボタンの区別が全く付かない。それに比べると中判デジタルはボタンが一ヶ所しかないので間違えようがない。カメラのボタンの位置とかは統一して欲しい。今日も撮影中にフリーズすることがあり、この辺りはまだまだファームアップで改善の余地がある。フリーズを避けるためにスイッチをその都度オフにして、撮影前にスイッチオンにするので中判デジタルと撮影タイミングが変わらなかったのだろう。

 浅草では三社祭が始まったとか、銀座でも日枝神社の祭り提灯が鳶によって軒先に取り付けられ、夏の訪れを告げているかのようである。もちろん外国人観光客に走る由も無いことではあるが。

 このところカメラ店から下取り価格値上がりのお知らせが連日のように届いている。中古カメラの需要が活発のようで、買取価格が値上がりしているようだ。日本人にしてみればそろそろ夏のボーナスを当てにしてカメラを新調するのであれば、中古よりも新品であろう。ここに来ての中古カメラの需要は中国かもしれない。日本で中古カメラを仕入れて、本国で高くさばいているのだろう。カメラ屋の扱う中古品が品質チェックもきちんと行われ、性能的には新品と遜色ない。偽物社会の中国市場では日本のカメラ店で売られていた中古カメラは信頼されているのだろう。

 今日の一枚は古いビルの入り口に飾られた祭り提灯である。昔から営業しているような店の軒先には提灯がぶら下げられているが、おそらく鳶とか、町内会とかとの契約で行われているのであろう。提灯が濡れないようにビニールで養生されているのが興醒めであるが、防水スプレーを吹くとか最近の科学技術でもう少し見栄えを大事にして欲しい物である。

 銀座だし。

 

夏祭りの頃

 
Today's Photo その3504 2018/5/17
寺内貫太郎の頃

 今日もニュースの話題はアメフトの反則プレーがメインだったのは昼までで、午後からは新御三家の西城秀樹さんの訃報がメインとなった。その昔、寺内貫太郎一家のドラマを見ていたが小林亞聖と西城秀樹の取っ組み合いがリアルで面白かったことを思い出す。座敷から庭に放り投げられて、実際に負傷したとか。昭和のテレビはモラル以前に勢いがあった。時間ですよの後釜ドラマだったような気がするが、時間ですよもよく見ていたな。ドラマに出ていた左とん平も先日亡くなったが、昭和がそれだけ遠退いたということで、来年は平成の次の年号が始まる。

 キラウエア火山の噴火が本格的になり、注意レベルが引き上げられている。火山が作り出したハワイ列島なので噴火は当たり前だが、火山の時間と人間の時間は余りにも差があり過ぎる。火山にしてみれば百年、二百年なんてのはつい先刻のことで、人間にしてみれば三代前のこととなる。ハワイ島はまだまだ成長期にあると云うことであろう。人的被害が無いのが何よりだが、自然のことなのでなかなか噴火が収まる時期の予測が出来ないのも事実だ。ハワイの原住民はペレの怒りと信じていた。

 今日の一枚は信号待ちで突然振り向いたタトゥーの立派なアジア系の男性である。髪の毛をちょんまげのように縛り、その様相からデザイナーであろうか。ベルトのバックルの文字Bも素晴らしい。Tシャツの裾をズボンの中に入れているのがB級と云うことだろうか。気付かれる前にさっさと撮影したが、水平を気にするよりシャッターを押すのが先だ。水平は後で画像処理で何とかなるが、シャッターチャンスはその時を逃せばお終いだ。

 水平を敢えて直していないのは左の女性の折角の花柄を失いたくないためだ。ストリートフォトは建築写真ではないので、水平とかこだわるのは愚かだ。こだわるのは街の自然の様子である。Tシャツの文字はMICHIGAN DADだ。

 中判デジタルでもストリートフォトに使える目途が立ったが、購入してしばらくは使いこなせず、売り払ってしまおうかと思ったこともあった。

 

ミシガン大学

 
Today's Photo その3503 2018/5/16
俄かフットボールフィーバー

 アメリカンフットボールのシーンがニュースやワイドショーで頻繁に流され、フットボールの存在すら知らなかった一般大衆には格好のPRとなったかもしれない。事の起こりは例の日大のディフェンスの選手が関学のクォーターバックがパスを投げてから二秒後に背後からタックルをして負傷させたことである。パス直後にクォーターバックに接触するだけでもラフィンザパッサーの反則となるが、投げ終わって二秒後のタックルとはどれだけの時間差反則か。傷害事件も視野に入れ、司法もしっかりと捜査して欲しい。スポーツの世界の反則では済まない事態である。

 中判デジタルでノーファインダーで撮影すると露出が極端にアンダーになる券を検証したが、今日は再現出来なかった。移動中にカメラが一定時間操作されないと電源がオフになるように設定しているが、撮影の時にオンになり、またオフを繰り返しているうちに不具合が発生したのかもしれない。撮影が終了したら電源をオフにして、撮影の時に手動でオンにする方が良さそうだ。電源をオンにするのは省エネモードの時も手動なので、手間は一緒だ。この辺りがプロ用機器として、信頼性がまだまだかもしれない。

 今日の一枚はライオンビヤホールの食品サンプルを見入る外国人観光客ファミリーである。夏の暑さ全開の銀座で、冷たいビールは魅力である。少年桜通を歩く外国人観光客である。この後ファミリーはビヤホールに入ることなく銀座の街に繰り出していったが、是非ともライオンビヤホールを体験して欲しかった。

 このシーンもウエストレベルでノーファインダー撮影となったが、気付かれることなく自然の光景が写真になった。手前の女性も街の雰囲気を感じさせることに一役買ってくれた。ストリートフォトはこうでなくっちゃね。

 

ビヤホールの誘惑

 
Today's Photo その3502 2018/5/15
ノーファインダーと露出アンダー

 このまま行くと今年の夏はとんでもない暑さになりそうだが、こんなことが当たり前になるのはちょっと恐ろしい気がする。海開き、プール開きなんてのはもう行われているかもしれない。夜になっても窓を開け放って外気が心地良く感じられる頃はもう梅雨入り直前なのが例年である。ってことは、もう梅雨入りなのだろうか。

 中国の民間航空機のフロントグラスが飛行中に外れ、副操縦士が吸い出されそうになったとか。期待は無事に緊急着陸をして大事には至らなかったが、先日はアメリカの民間機のエンジンが爆発し、あわや大惨事となるところであった。航空機事故は続くことがあり、これ以上の事故が発生しないことを願っている。

 冬のオリンピック、パラリンピックが終わって数か月が経過したが、まだまだ続いている。今日はメダリストに勲章が授与された。各地でメダル獲得の報告会やらパレードが行われ、総理主催の観桜会、園遊会とメダリストは大忙しである。果たして春の叙勲でピリオドとなるのか。

 今日の一枚は桜通を歩く外国人観光客である。桜はすっかり濃い緑の葉に覆われ、あの淡い春の面影はどこかへ行ってしまった。ファインダーを覗かずにウエストレベルでアタリを付けてシャッターを押して撮影したが、ちょっと人物が端に寄ってしまった。それと今回は何枚かノーファインダーで撮影したが、ことごとく露出アンダーとなった。原因としてはファインダーから光が入り、その影響でレンズからの光の量が過小評価されたようだ。一眼レフの場合はファインダーに蓋をして撮影するが、EVFも同様なのだろうか。回避策としてはLCDに映像を表示して撮影すれば良いのでは。三脚にカメラを固定して実験してみるつもりだが。

 全くカメラを意識していない観光客の姿は自然で街の風景の一部となっている。そしてこれが最大のポイントなのだが、中国人がいないことである。

 

いつもの銀座

 
Today's Photo その3501 2018/5/14
裏通りは不変

 真夏のような日差しの中、ようやく平日の銀座に中判デジタルを持ち出して撮影に出掛けた。相変わらずの銀座チャイナタウンであるが、表通りさえ外せばかつての銀座の静けさと品位はかろうじて保たれてる。これから未来永劫に中国人が訪れ続けるとすれば、もう銀座は元に戻ることが出来ない。十億人近い中国人が繰り返し来日するのだから、もうこれはエンドレスである。イナゴの群れが畑の作物を食べ尽くすのと同じだ。

 日大のフットボール選手が関学のクォーターバックがボールを放して二秒後に故意にタックルしたことが問題になっている。NFLの試合では絶対に目にしないプレーである。パッサーやキッカーがボールを放した瞬間と同時にタックルするシーンは日常の光景だが、二秒も経過してからはもう故意というかチームの方針である。タックルを受けた選手生命を脅かすような出来事だが、タックルをした選手も選手生命を絶つことになる。他の大学は日大との試合を放棄した。ルールを守れないチームに対する最大の抗議である。スポーツ庁も調査に乗り出しているので、今後は厳しい処分を期待する。

 今日の一枚は並木通りで仕事の合間に世間話を楽しんでいる銀座ワーカーである。飲み屋に酒や氷、おしぼりを納品する職業の連中は午後から忙しく動いているが、三時の休憩のような。トラックの荷台に腰を下ろして、ハワイでピックアップトラックの後ろに腰掛けているのと同じだ。夏らしい光景である。

 カブの荷台に積まれた年季の入った竹製の籠とか、フェンダーを粘着テープで補修している処とか、銀座の気取りは全くない。そのままベトナム辺りで走っていそうだ。

 

並木通りの世間話

 
Today's Photo その3500 2018/5/13
北の急変

 北朝鮮が急速に変わろうとしているが、単なる経済援助を受けるためのポーズなのか、共和国として新たな船出を目指そうとしているのかは定かではない。民主国家に生まれ変わるなんてことが出来る訳も無いし、洗脳された北朝鮮国民だって無理なことと悟っているのでは。そこまでして変わる必要を感じた北の将軍様の真意は何処にあるのだろうか。来月半ばの米朝首脳会談の内容が注目されるところである。会談直後に来日を予定しているトランプ大統領だが、拉致問題の解決を伝えるのかはたまた北朝鮮に対する日本の戦後補償を求めるのか。

 天気予報通りに午後から雨となり、三時を過ぎる頃にはすっかり雨脚が強くなった。大雨に対する注意報も出ているようで、今夜一杯は降り続くとされている。平日の銀座の撮影もすっかり御無沙汰なので、今週は中判デジタルを持ち出して撮影してみたい。中判デジタルのレンジフォーカス版が出るとの噂もあるが、どのような需要があるのだろうか。数十万の価格設定となる中判デジタルだが、一般ユーザーがホイホイと購入するカメラではない。そこにレンジファインダーを持ち込んだところで購入層が膨らむ筈も無く、それよりもオートフォーカスの精度と速度を上げる方が先なのではないだろうか。

 今日の一枚は双子をそれぞれのベビーカートで運ぶ夫婦だが、ベビーカートは旦那の仕事とされているようだ。よく見るとカートは結合されていて、一人で押せるようになっていた。双子同士のコミュニケケーションは親や回りが理解出来なくてもスムースに行われるとか。日本語を覚える前にテレパシーのようなコミュニケーション能力が備わっているのかもしれない。

 マニュアルフォーカスでもしっかりと動く物にピントを合わせて写すのがライカ使い。ハイスピードレンズを絞ってパンフォーカスなんてみっともないことは絶対してはいけない。

 

双子の世界

 
Today's Photo その3499 2018/5/12
運動会の頃

 子供の頃、学校の運動会は秋と決まっていたが、最近はこの季節に運動会を行うところもあるようだ。運動会と言えば撮影場所を確保するために徹夜で並ぶとか馬鹿なことが流行っているようだが、脚立を持って行けば最前列でない後ろの場所でも十分である。後は望遠レンズで引き寄せれば事足りるし、多くの報道カメラマンは脚立の上から撮影しているではないか。頭一つ上に出れば良いので、一番低い脚立で十分だ。徹夜で並ぶよりもホームセンターで脚立を。

 運動会の写真は動きを止めるために高速シャッターでとか解説されているが、動きを止めて空中で浮いているような写真で運動会の雰囲気が感じられるのか。ある程度シャッター速度を遅くして流し撮りをするとか、動きの少ない顔にピントを合わせて手足はブレさせて動きを強調するとか、運動会の写真は工夫次第である。毎年のことだから、年々上達すればそれで良いのでは。そう考えると動画の方が遥かに簡単で、動きも良く分かる。静止画で動きを感じさせる方が難しいのは事実だ。

 今日の一枚は訳の分からない英語の書かれたジージャンを着ている中国人観光客だ。「答えは音楽、さぁ一緒に歌おう」ってどう云うこと? 英語に対する憧れで意味の分からないことが書かれたシャツとか着ているのは日本人だけかと思っていたが、中国人も同じで本当にみっともない服を着ている。この間なんぞは綴りが間違っていた。恥の上塗りである。

 ジージャンはみっともないが、光が輝くように当たっていて写真的にはベストポジションだったのでシャッターを押した。

 

中華式着こなし術

 
Today's Photo その3498 2018/5/11
最低気温

 朝は気温が十度以下まで下がったが、日中は二十度を超える暖かさが戻って来た。もうこの先は冷え込みから解放されそうで、今度こそ冬物を片付けたり、暖房器具のプラグを外すことが出来そうだ。

 トランプ大統領が米朝首脳会談の開催場所がシンガポールとなったことを発表した。北の将軍様専用機は年代物で、北朝鮮からの航続距離ぎりぎりのシンガポールで、当然のことながらスイスやワシントンでは燃料が持たない。飛行機は古くても整備さえ怠らなければまだまだ現役であることを証明しているかのようである。尾翼にエンジンが付いているタイプはトライスターなんてのがあったが、最近は主翼にエンジンが付いているのが当たり前となっている。将軍様専用機は古いソ連製とか、尾翼のエンジンが何とも頼りない。それでも先日の中朝首脳会談が行われた大連に乗り付けている。

 今日の一枚は銀座四丁目でガイドの話を聞いている外国人観光客御一行様である。ほとんどの人がサングラスを着用しており、それに比べると日本人のサングラス着用率は遥かに低い。日本ではサングラスの効果に対する認識が低く、イメージはかつての色眼鏡の延長である。子供の頃がからサングラスで目を守る国も少なくないが、歳を取って白内障が多い日本人は目の紫外線対策が行われなかった結果ではないだろうか。

 オレンジのシャツを着ているガイドがインカムでしゃべり、各自イヤフォンで説明を聞いていた。

 

銀座のツーリスト

 
Today's Photo その3497 2018/5/10
雷雨のち晴れ

 昼前からは雨模様となり、雷が鳴り響く荒れ田天気となった。ところがその後急速に天候は回復し、三時前後には青空に久し振りの太陽が照り付けていた。気温は相変わらず低いままだが、明日からはこの季節らしい天候に戻りそうだ。もう今シーズンの暖房は不要となるのだろう。

 北朝鮮がアメリカ人三人を解放したが、三人とも朝鮮系アメリカ人で苗字は全員キムである。姿もどう見ても朝鮮系で、どうしてアメリカ国籍なのか理解出来ない。しかしながらアメリカは国家の威信を掛けて北朝鮮から出国させ、ワシントンでは真夜中にもかかわらず大統領夫妻が帰国した三人を出迎えた。強いアメリカの演出するには銃bんだったようだ。米朝首脳会談に向けてお膳立ては完了したようで、日朝の首脳会談への地ならしとなるのだろうか。それにしても今年の北朝鮮の国際的動きは誰も想像出来なかった。せいぜい冬のオリンピック止まりと思われていたが。

 カシオがデジカメから撤退することを正式に表明した。電卓と同様に、日本で最初にデジカメを身近な商品にした功績は大きい。スマホや携帯のカメラ機能との差別化を明確に出来ずに、カシオブランドのデジカメは消滅する。残るは時計だけなのだろうか。

 今日の一枚はパーカーのフードを頭から被り、鏡を見ながら歩く女性である。袖も通さずにパーカーを被っている光景は異様に見えたので撮影することにしたが、手鏡に集中しているので写されていることには気付いていない。マニュアルフォーカスでもピントを追いながら合わして、サクッとシャッターを押せるようになれば本物のライカ使いである。

 全国のライカ愛好家諸君、静物ばかり撮らずにもう少し頑張りましょう。絞りはしっかり開けてね。

 

ノー・ミラーレス

 
Today's Photo その3496 2018/5/9
ミラーレス

 二日続けて最高気温が十五度以下となり、記録的な低温となった。雨の朝は三月並みの寒さで、暖房がまた活躍し始めた。冬物を片付けて何を着て行くか悩んでいる人も少なくないようだ。ぐずついた天気と連休明けの混雑が首都高に戻り、こんな日は撮影には出掛けられない。

 出掛けた先は幕張のコストコで、コーヒーを調達しに。このところの円安で割安感の減ったコストコであるが、車で行けば直ぐだし、この春からマスターカードが使えるようになったのでマイレージのセゾン・マスターカードをコストコ用に作ったのも試したかった。現金をもって買い物に行く時代ではないのでコストコだけがネックだったが、それも解消された。

 アウトドア用品の売り場で、リュック全体がクーラーバッグになっている商品があった。価格は二千数百円と手頃だし、夏の暑い時期に冷凍食品とかを購入した際には背中もひんやりして気持ち良さそうである。ハワイでビーチに行く時は保冷バッグに水やランチを入れて持って行くが、リュックだと移動も楽だし、カメラとか入れても保冷材がクッションにもなりそうだ。ちょっと気になる商品である。

 今日の一枚は銀座二丁目交差点でデジカメで撮影した画像を確認している外国人観光客である。折角レンズにフードを付けているのだが、撮影モードではなくて収納モードになっている。フードの重要性を認識していないカメラ初心者と思われる。フードは余計な光をカットする本来の目的以外に、レンズの保護にも効果がある。フードがぶつかって割れても出費は多寡が知れているし、レンズ本体へのダメージが吸収されれば安い物である。カメラを外に持ち出す時はフードは必ず撮影モードに取り付けるのは基本中の基本である。

 EOSの一眼レフだが、キヤノンはフルサイズのミラーレスカメラを発売すると噂されている。報道カメラ以外ではミラーレスへ軸足が移りつつあるのは確かだ。EOSの一眼レフからフジのミラーレスへ移行したが、抵抗は無かった。撮影した画像はフルサイズのEOS1DXよりもフジのAPS-Cの方jが鮮明である。もちろんフジの中判デジタルはさらに優秀である。ライカはレンジファインダーで、こちらも一眼レフではない。つまり、もう一眼レフは手元に無い。

 

確認中の観光客

 
Today's Photo その3495 2018/5/8
低温

 五月としては十年振りの低温とか、昨日の夜から暖房を再び使用している。朝の犬の散歩も防寒仕様で出掛けたが、クールビズのサラリーマンは寒そうに会社に向かっていた。暖かかった春の辻褄合わせなのか、数日は涼しい日が続くと予想されている。沖縄では早くも梅雨入りで、このぐずついた天気も梅雨前線の影響らしい。

 このところ高値安定のガソリン価格であるが、ニューヨーク市場では一段と原油高が進み、最安値だった頃の二倍となっている。ハイオクガソリンの単価は150円に迫る勢いである。さらに円安もガソリン価格高値に追い打ちを掛けている。一回の給油で50リットル入れるとすれば、単価が20円違うと千円の差である。かと言って車に乗らない訳にもいかず、ガソリンを節約するような走りをする気もさらさらない。リッター7キロにも満たない燃費で走りを楽しんでいるが、排気量が半分になる前と変わらない。ガソリンエンジンの効率が大幅に変化しなければ、排気量に関係無くガソリンは消費するのである。パワーが半分ならば倍回せば、得られるパワーとガソリンの消費量は変わらない。

 十八連休の野党がようやく国会審議に戻って来た。これ以上審議拒否を続けることが国民の支持を得られないとようやく悟ったようで、国会をサボった分の給料を返上すべきである。万年野党はいつまで経っても変わらない。それ以前に過半数を獲得した与党の前では無力であることは明らかであり、何をやっても無駄であることから国会をサボることになっているようだ。野党と参議院は要らないんじゃないの。

 今日の一枚は歩道のヘリに座り込んでいる外国人観光客である。中国人は珍しくないが、欧米人が座り込むのは珍しい光景だ。もう少し銀座の街に対してリスペクとして欲しいし、銀座の街も外国人観光客に積極的に銀座のマナーを指導して欲しいものだ。何処でも座り込まない、立ち食い、食べ歩きをしない、歩道に拡がらない、大声でしゃべらない等々。

 座り方にも品が無いこいつらは、何処の国から来たのか。

 

銀座文明堂前

 
Today's Photo その3494 2018/5/7
ライカの撮り方

 連休明けの月曜日は午後から雨が降り、通常の世界に体が戻されるのには最悪のの天気となったようである。その昔、カーペンターズのヒット曲に「雨の人月曜日」ってのがあったが、雨tの人月曜日は怠いって内容だ。今回の連休は最長十連休とか言われているが、国会審議拒否を続ける野党諸君は今日で十七連休である。国会議員の先生方ともなると、庶民の倍は連休が必要のようだ。これでまた次の国政選挙は野党と決まったが。

 アホな国民はエンタメニュースに釘付けのようで、おっさんグループのメンバー不祥事に関心が集まっているようだ。国会議員よりもTOKIOの方が関心が高い。視聴率第一主義のテレビ各局は一億総白痴化が目標なのだろうか。

 今日の一枚は黄色いTシャツに白いカメラの外国人観光客である。サングラスがブルーなのは素晴らしいセンスである。ファインダーからフレームアウトする直前でピントが合ったので迷わずシャッターを切った。動いている物にピントを合わせ続けるのはオートフォーカスと同じ理屈で、ピントが合った瞬間はゴーサインが出る。ゴーサインに体が反応するかどうかがマニュアルフォーカスで動体を撮影出来るかどうかだ。

 ライカのカメラで動かない物ばかり撮影しているのは努力と相違が足らん連中で、まぁ九割以上がそうだ。残り一割の全員が絞り込んで撮影しており、ノクチ開放で動体撮影をしているのは世界に何人もいない筈。

 

銀座三丁目

 
Today's Photo その3493 2018/5/6
久々のライカ

 ゴールデンウイーク最終日も晴天に恵まれ、Uターンラッシュ日和となった。明日からは雨となりそうなので、銀座の歩行者天国に撮影に出掛けた。歩行者天国はライカのマニュアルフォーカスと決めているので、久々のライカに戸惑いながらも八丁目から一丁目までを三往復、シャッターチャンスとしてはまずまずの成果であった。

 ゴールデンウィークに日本から海外に出掛けるのはピーク料金となるが、この時期日本に来る外国人の航空運賃や宿泊費は安いのだろうか。それ程裕福とは思えない中国人観光客を筆頭に、アジアや欧米からの観光客も大勢いた。出国する国の休日事情が料金を決めるのであろうか。ハワイではホリデーシーズンはホテル料金が高くなるが、日本人が大勢押し寄せる盆と正月、ゴールデンウィークも高くなる。需要と供給の関係で、高くても売れる時は高く売っているようだし。

 今日の一枚は原宿の竹下通りで人気の綿飴のようなヘアーカラーの女性である。揃いのTシャツを着ているので中国人観光客だが、髪の毛は中国人にしては上出来かもしれない。女性のバッグに豚が張り付いているのは中国独特のダサさである。

 

コットンキャンディー

 
Today's Photo その3492 2018/5/5
ハワイ諸島の運命

 子供の日にふさわしい爽やかな晴天となった。午後から銀座に出掛ける予定でいたが、ネットで確認すると今日の午後は柳祭りとか。銀座通りが通行止めとなってパレードが行われ、代わりに中央通りの歩行者天国が中止となって車が行き交うようにしている。これでは普段の銀座とは様相が異なり、撮影モードは一気に消失して家でごろごろ。パレードや催事の写真は銀座と雖もその他大勢のカメラマンにお任せする。写真の世界でやらせは不要である。

 ハワイ島のキラウエアで噴火活動が活発化している。ネットのニュースで数日前から火山性の地震が発生しているなどと情報としては把握していたが、ニュースの映像を見て結構本気に活動しているので驚いた。二十年以上前にハイウエイを埋め尽くす溶岩流が発生したが、それほどまでに今回はなるのだろうか。流れて来た溶岩に家が飲み込まれて燃える様はいつ見ても悲しくなる。火山活動で出来上がったハワイ諸島の運命である。

 今日の一枚は色見本のような柄のTシャツを着て、電話をしている観光客である。ユニクロの入り口だが、ユニクロよりも兄ちゃんのぶら下げている紙袋の無印良品のURLの方が目立っている。兄ちゃんの後ろには無表情のユニクロのマネキンが。人通りが多くなかなかシャッターが切れなかった、一瞬の銀座の光景である。 

 

発色良好

 
Today's Photo その3491 2018/5/4
今期現役終了

 昨日の蒸し暑さとは打って変わり、薫風に包まれた五月らしい晴天となった。やや強い風が鯉幟を泳がせ、行楽日和を盛り上がていたかのようである。

 マリナーズの地元紙ですら批判的に扱っていたイチローの去就だが、今朝になって今期現役終了、特別アドバイザー待遇となったと報じられた。記者会見ではまんざらでもないイチロー選手を見て、本人が納得しているのであればそれで宜しいかと。来季の開幕戦は日本で行われ、先発メンバーにイチロー選手が復帰するのが筋書きのようだ。その後は徐々に引退に向けて事が進みそうである。

 日本中が驚きに包まれたのも束の間、午後にはネットニュースの見出しからも消え、次なるニュースソースに目が向けられている。パッと咲いた桜の散り際を好む日本人らしさかもしれない。

 今日の一枚は銀座金春通りを歩く個性的な姿に、シャッターを押したくなる外国人観光客である。正面から歩いて来る姿を見付けてカメラを構えたのだが、縦位置用のグリップがフリーズして、ピント合わせが出来ず、カメラのオンオフを繰り返して解消させたりしているうちに、いつの間にかすれ違ってしまった。縦位置での撮影を諦め、後姿を横位置で撮影した。X-H1の詰めの甘さが露呈した形となり、ここ一番というときに撮影出来ないのはプロ用としては失格である。移動中に設定が動くのが原因かもしれないが、撮影する側に余裕が無いのも一因である。後姿の一枚しか撮影出来なかったが、それでも白い背景に黒が映え、ショットとしては満足である。

 最悪なのは一枚も撮影出来ないことで、一枚でも写真に収めることが出来ればそれはそれで良し。

 

個性派の銀座

 
Today's Photo その3490 2018/5/3
湿温計

 朝方まで降っていた雨が上がり、蒸し暑さを感じる風の強い一日となった。かねてから室内に温度計が無かったので、デジタルとアナログの湿温計を購入した。デジタル表示に慣れてしまった昨今の生活で、アナログ式の温度計は新鮮に見える。夏でも冬でもエアコンの温度設定は25℃と決めているが、エアコンを付けていないこの時期の湿温は25℃を上回っていることが分かった途端、家中が暑く感じられた。そろそろ除湿とかクーラーの季節になりつつある。   

 憲法記念日の今日、各地で憲法改正反対やら賛成やらの集会が開かれていた。現在の憲法はアメリカの占領下の元で定められ、そろそろ日本オリジナルの憲法を制定しても良いのではないだろうか。日本人は憲法改正に対してアレルギー的な反対論を唱えるが、これは北朝鮮と同じように戦後教育によってある部分洗脳された結果である。もうそろそろアレルギーも収まる頃じゃねーの。安倍政権が元気なうちに憲法改正論議を活性化して欲しいものですな。今日が憲法記念日の祝日であることすら知らない世代が大半を占め、昭和の時代も遠い昔である。いうか、やらせと言うか。そんな芝居を見せられて一喜一憂している国民のアホさ加減に呆れる今日この頃である。

 今日の一枚は東京のガイドブックを片手に、スマホを片手に、銀座の街を彷徨う外国人観光客である。スマホさえあれば事足りる時代だが、アナログ的なガイドブックも根強いファンに支えられている。カメラの説明書も付属の印刷物とネット上のデジタル版があるが、出先ではデジタル版を参照するが家では印刷物を見ることが多い。子供の頃から辞書とか教科書とか、印刷物に慣れ親しんだ結果であろうか。

 デジタルとアナログの共存はまだまだ続きそうだが、カメラの世界ではフィルム時代は確実に終焉を迎えてしまった。

 

初夏の銀座

 
Today's Photo その3489 2018/5/2
冷房

 そろそろエアコンのスイッチを入れたくなるような気候となった。暖房を消して一か月も経たないうちにもう冷房の季節になるとは。現代の生活ではエアコンとネットはもう必要不可欠となり、これらを動かすための電気は当然のことながら停電なんて想定外である。東日本大震災の直後にはライフラインが止まっていたが、もう遠い昔のことである。   

 アイドルグループのTOKIOの面々がメンバーの不祥事で会見を行っている様子がテレビで放映されているが、四十を越したおっさん達の涙を見て何が面白いのだろう。涙を見せればあほな国民の許しも得られ易いとの演出家の入れ知恵があり、単にそれに従って台本通りの演技を行っているだけのことである。芸能界とはそういう世界で、総てが演出というか、やらせと言うか。そんな芝居を見せられて一喜一憂している国民のアホさ加減に呆れる今日この頃である。

 今日の一枚は車道に踏み出してカメラを構えている中国人観光客である。中国人観光客の殆どがスマホで撮影しているが、それに比べると少しはましなカメラである。しかしながらレンズフードは収納用の位置に固定され、フードの役目を果たしておらず、さらにわざわざ車道に踏み出したところで撮影効果には何の影響もない。写っている内容よりも、撮影体位に重きを置くのは中国人独特の感情jである。無理な体制で撮影したとか、危険を顧みず撮影したとか、写真よりも美談が優先する唐人文化である。

 それよりもこの先に撮影スポットなんて無いのであるが、一体何を写しているのか。車道にはみ出てまで撮影している中国人が何よりの撮影対象なのだが。

 

中華式写真撮影

 
Today's Photo その3488 2018/5/1
May Each Day

 早くも夏らしい太陽の照り付ける皐月となった。昔はメーデーと労働者が一堂に会して大騒ぎをしていたが、今時は聞かないな。かつての学生運動がすっかり鳴りを潜めたのと同じで、集会なんてのはネット上で事足りるようだ。

 その昔、まだ大橋巨泉がジャズ評論家上がりだった頃、ラジオでジャズを紹介する番組があった。五月になるとMay each dayという曲を掛けていた。日本語では「五月の日々」と紹介されているようだが、大橋巨泉的にはハッパフミフミ的な五月一日をシャレたものだった。もう何十年も前のことだが、毎年五月一日になると思い出す。

 そんな五月の幕開けに、ようやく銀座に撮影に出掛けた。今シーズン最初の短パンでの撮影となった。相変わらずチャイナタウン銀座で、歩道に唾は吐くわ、大声で電話をするわ、スーツケースをゴロゴロ引き回すわで、もうかつての大人の銀座はぶっ飛んでしまっている。中国人の海外旅行自由化は失敗である。富裕層限定の頃はまだ少しはましだった。

 先日南北朝鮮の首脳会談が行われた際に、南北朝鮮のメディアが少しでも良いアングルで撮影しようと小競り合いをしていたが、まぁカメラマン同士の場所取りである。面白いのはどちらの国もプレス関係のスチルカメラはキヤノンだった。ストラップにキヤノンのロゴが入り、付属品のストラップを使用していた。イケてるつもりだろうか。北朝鮮の小型偵察機が南朝鮮で見付かったことがあったが、その中に仕込まれていたのはやはりキヤノンの一眼レフカメラだった。キヤノンは南北朝鮮御用達である。世界中にこの映像が流れたのであるから、宣伝効果としては悪くない。

 今日の一枚は銀座四丁目の交差点で信号待ちをしている中国人である。正確には香港人かもしれないが、大声を出す連中に比べればはるかにまともである。ちょっと夏を感じる服装に惹かれてシャッターを押してみた。画面からはみ出すのを意識して寄って撮影したが、以前だったら全体が収まるように撮影していた。はみ出す程接近した迫力感の方が全体像を収めるより優先するシーンである。写真なんてのは自由気ままに撮影しないとね。

 

夏の二人