西日本の豪雨は警戒が解かれつつあるが、時間が経つに連れて被害の状況が明らかになり、大勢の人が被災している。台風の直撃は避けたもののこれだけ広範囲で大勢の被災者が出る災害も珍しいのではないだろうか。一方で千葉で機能は地震警報が鳴り響き、直後に少し強い揺れを感じた。一連のスロースリップによる千葉県東方沖地震と思われるが、例え数秒前でも警報が鳴ると心構えが出来るので地震を冷静に受け止めることが出来る。地震発生時は犬もそれぞれ定位置の避難場所に移り、まるで訓練さながらである。東日本大震災を経験した犬達は、自ら安全な場所を認識してそこに避難するようになった。地震の被害を避けて生き続けているDNAがそうさせているかのようで、先祖代々続く犬はやはり生きる知恵を身に付けているようだ。
一昨日にオウム真理教関連の死刑囚七名の刑が執行された。地下鉄サリン事件の時は有楽町線に乗っており、霞ヶ関駅でガソリンが撒かれた模様との車内アナウンスがあった。サリンがガソリンになったのか、はたまたサリンなんて言葉はほとんど知られていなかったのか、事の重大さを知らずに会社に到着していた。今のようにネットが発達する前で、テレビの速報で事件の規模を知った次第である。今のような情報過多の社会ではそれこそネット上のデマでパニックになって別の被害が出ていたかもしれない。
西日本の豪雨による洪水はある意味情報洪水に共通するものがあり、ネットサーフィンなんてのは情報に溺れないように乗り切ることではないだろうか。自分に必要な情報以外は切り捨てる、あるいは最初から接しないのが正解かもしれない。
今日の一枚は銀座四丁目の三越と晴海通りの角である。かつてはこの先耳原橋の地下街があり、晴海通りの下を通交出来た。今では銀座四丁目交差点の先は歌舞伎座の前の昭和通りまで行かないと横断出来なくなった。歌舞伎座から銀座に歩いて来る外国人観光客も多く、歌舞伎座の参道と化している。
中判デジタルで撮影したのでハイライトからシャドーまでがしっかりと諧調をキープしている。やはりこの辺りがセンサーの大きさによる余裕で、小さいエンジンをぶんぶん回しても排気量の大きな車には敵わないのと似ている。
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