Today's Photo
Today's Photo その3575 2019/7/31
明日から八月

 台風は相変わらず九州の南で停滞しているが、逆走したせいか何時まで経っても台風のままである。猛暑と異例なコースを辿った台風で明け暮れた七月も終わり、明日からはもう八月となる。しばらくは猛暑が続くようで、これでは当分撮影にも出掛けられない。

 相撲、アメフト、サッカーとスポーツ界の話題がワイドショーを賑わせた今年前半だが、ここに来てボクシングとまぁ次から次へと話題が尽きないものである。全国一億人のワイドショーファンにとって、この暑さを乗り切るような話題となっていることであろう。ワイドショートドラマで一日が明け暮れる人生は羨ましい限りである。昨日のタイムトンネルで、最近の若者はテレビを観ない、車に興味が無い、電話よりもLINEなどと紹介していた。テレビは放映後にネットで見られる番組もあり、こうなると完全にオンデマンドなので自分の都合に合わせてテレビを観ることが出来る。ラジオとテレビしかなかった時代はもう遠い昔のことで、ユーチューブで事足りる人生を送っているようだ。腕時計不要論も飛び出し、確かに万年筆は一般のビジネスシーンでも見なくなりつつある。ライター、万年筆、腕時計がサラリーマンの三種の神器だったが、スマホ、充電器、ネット環境となっているのだろうか。

 今日の一枚はスマホで撮影をしている幼い女の子である。子供の頃カメラのシャッターを押すのは大人の仕事で、子供は写真撮影は出来なかった。小学生なる頃にようやくカメラを手にしていたような気がするが、今では物心就いた頃にはスマホで遊ぶ時代である。子供専用のスマホ本体とアプリをセットにした製品とかはあるのだろうか。いきなり大人と同じスマホ環境では問題もありそうな気がする。

 フジペットのコピーが「僕も、私もカメラマン」だったとか。女の子でもカメラマンだったのは時代である。

 

幼いフォトグラファー

 
Today's Photo その3574 2019/7/29
迷走、逆走台風

 日本列島を東から西へ逆走して縦断した台風12号は勢力こそ衰えたものの、依然として台風のままである。東京近辺では大した被害とはならなかったが、上陸地点に近い神奈川や静岡では台風本来の風の影響を受けたようである。

 本来であれば台風一過で爽やかな夏空となるところだが、逆相台風なので湿った空気と時折降るシャワーが台風の名残り雨のようだった。それでも昨日の風と雨ですっかり流された大気汚染物質がいなくなったせいで、光は澄んでいて青空もハワイのようだった。ちょっとだけハワイを感じさせる台風に感謝である。近くのスーパーの食品売り場には、昨日の花火大会実施を見込んで仕入れたおつまみ系の惣菜が心無しか溢れているように感じられたのは、気のせいだろうか。

 今日の一枚はアジア系の観光客を案内しているガイドの指し棒である。ガイドを見失わないようにとの配慮でガイドの指し棒には国旗やら縫いぐるみの人形やらそれぞれが工夫をこらしてぶら下げているが、今回の黒い顔をした羊のような物は初めて目にした。黒い足が四本あり、羊の皮を被った黒猫であろうか。観光客の視線の先には銀座四丁目交差点があり、銀座和光の解説でもしているようだった。

 

お父さん犬もびっくり

 
Today's Photo その3573 2019/7/28
もうすぐ八月

 今までに経験をしたことの無い進路と鳴り物入りで日本に上陸した台風12号だが、関東地方には大した影響も無く、雨で外に出しておいた車がすっかりきれいになった。車は時々雨で洗わないとね。屋根付きのパーキングに停めていると直射日光からは守られているが、逆に雨に濡れることが無くなって、埃まみれとなる。ハンドルも触れないような状況で車に乗ることから解放されているが、潮風を落とすために時々は雨が欲しいものである。

 今日の一枚は台風の訪れる前日に新浦安を照らした夕焼けである。夕焼けの翌日は晴天が約束されているが、残念ながら台風の接近で曇りのち雨となった。遠く望むスカイツリーはかつての東京タワーのような風情はない。東京タワーがランドマークとなった頃、高層ビルなんぞはまだできる前だったので、オレンジ色のタワーは色々な所から遮られることなく見えたものである。建設途上の頃から目立っていたが、田舎者宜しく会社のパーティで登らされるとは。東京に住んでいると東京タワーなんぞは登らないのが粋だったのだが。

 フィルムカメラの頃は気軽に撮影出来なかった夕景、夜景だが、デジタルカメラになって手持ちで撮影出来るようになった。ISO感度を自由に変えられるのと、撮影結果をその場で確認して露出を調整出来るのはフィルムカメラでは無理だった。絞りとシャッター速度を変えて何十枚も撮影して、一枚でも使えればラッキーという時代だった。

 

台風前の夕焼け

 
Today's Photo その3572 2019/7/27
ニコンとミラーレス

 太平洋上で発達しながら日本列島に近付いている台風12号は進路予報がほぼ定まり、関東をかすめて東海地方へ向かう公算である。しかしながら強い雨雲を伴っており、今夜未明からと明日の午後からの二度も大雨となるピークがあり、関東地方でも数百ミリの降雨が予想されている。明日の花火大会は各地で早々に中止が発表された。

 今回の台風の最大の特徴は東から西に向かって日本列島を縦断することで、これは今までに経験をしたことの無い台風の動きである。未経験の猛暑と云い、台風の進路と云い、もう今年は桜の開花の時から異常続きである。例年になく早い春の訪れと喜んでいたが、とんでも無い事象の前兆だったとは。

 先日テレビでちらっと見たのだが、病気治療目的の中国人が日本に入国し、旅行中に発病したことにして日本の健康保険で治療しているとのことだった。中国の医療技術では治らない病気を日本で治すためのブローカーも仲介しているようで、日本はもう少ししっかりとした制度を作らないと。少しでも抜け道があるといいように外国人に利用されているが、難民申請も似たようなものだ。ザル法ばかりだ。日本の法律や制度を悪用した外国人は無期懲役とか死刑とかにしないと、ずるずると日本に入って来る連中ばかりで気が付く頃には乗っ取られているかもしれない。どさくさ紛れの外来生物だ。

 今日の一枚は東京銀座資生堂、銀座通りと花椿通りの角である。地下で行われている催事に多くの日本人が並んでいるが、最初は土産を買い求める大量の中国人かと思った。パーラーのオムライスが素人受けしているが、最上階のバーは天井が吹き抜けていてとても居心地が良い。次はオムライスを食べながらバーで飲んでみようかな。

 21mmの広角レンズは角から撮影すると両方向をカバーするので街の様子が良く分かる。普段は余り風景写真的なアングルで撮影しないが、これだけの人を見るとシャッターを押したくなってしまう。レンズ交換なんてしていられないので、カメラは二台持ちでもう片方は50mmのノクチルックスである。

 

東京銀座資生堂

 
Today's Photo その3571 2019/7/26
ニコンとミラーレス

 台風の訪れの前触れなのか、朝から空気が涼しく感じられる。昼間も今までの猛暑に慣れてしまったので、三十度を下回る頃には心地良さへと変わってしまった。週末の花火大会は軒並み中止となりそうな台風の進路予想である。

 オウム真理教の一連の死刑囚の残党が本日刑を執行され、ある意味無駄な税金が節約されることとなった。死刑囚をいつまでも収監しているのは決して好ましいことではないが、一方で冤罪を晴らすことも忘れてはならない。この辺りの判断でなかなか刑が執行出来ないのは事実である。極刑の賛否はあるが、犯罪の抑止力としても必要である。今後外国人労働者が数多く入って来る傾向にあるが、日本で犯罪を犯せば死刑になる可能性を自覚させないといけない。

 今日の一枚は大人のペアルックで銀座を歩く中国人観光客である。中国人としてはアッパークラスと見られるが、ペアルックのダサさは否めない。男性の足元は素足に靴の方が良かったのでは。パナマ帽に手提げかばんは悪くない。

 

大人のペアルック

 
Today's Photo その3570 2019/7/25
ニコンとミラーレス

 心なしか猛暑と云う言葉がテレビから少なくなったような気がする。もう既に飽きられてしまったのか、週末に関東に近付く台風で暑さも和らぐからなのか、飽き易く、醒め易いワイドショーファンは少なくない。この週末は隅田川を筆頭に各地で花火大会が予定されているが、台風接近はスケジュールに影響するかどうか微妙な所である。

 夏枯れと思われていたカメラ業界であるが、ここに来てニコンがフルサイズのミラーレスカメラの発売を発表した。詳細はまだのようだが、国内でお披露目の予定も組まれているようで、九月のフォトキナ前までに発表されることは確定している。ミラーレス以外にデジカメが今後成長する要素はないとの読みだが、ニコン以外はミラーレスのカメラをすでに発売している。一眼レフの世界を引っ張て来た老舗メーカーはようやく重い腰を上げたと云うか、判断が随分と遅れたと云うか。ミラーレス専用のレンズも発売されるが、既存の一眼レフ用レンズもアダプター経由で使用出来るとのこと。この辺りが老舗メーカーの制約で、富士フィルムのようにゼロスタートではミラーレス専用レンズだけで済む。フルサイズだの、APS-Cだのと制約を受け、一眼レフだミラーレスだと区別して、もうレンズ沼状態である。コンシューマー市場とプロ市場の両立は所詮無理がある。

 今日の一枚は親子で銀座を歩く外国人観光客である。共にバンダナのような布で頭を覆っているが、息子の方はさらに日本手拭いをスカーフ用に拡げている。二人の手には団扇が、もうすっかり日本の夏の過ごし方を身に付けたようだ。

 背景のショーウィンドーには秋物であろうか、長袖のコートがディスプレイされているがまだ早過ぎた今年の夏である。

 

日本の夏

 
Today's Photo その3569 2019/7/24
日陰を求めて

 猛暑以外にニュースのネタは無いのか、何処の放送局も全く同じ内容と同じ場所からの中継ばかりである。代表局の取材で映像は使い回しすれば、各局のテレビ関係者の為にも良いのでは。それでも今朝は太陽は雲に覆われ、今までになく涼しく、暑さも一段落と勘違いする程であった。然しながら、十時を過ぎる頃には真夏の太陽が照り付けて、平年に比べると随分と暑い気候となっていた。

 この暑さを受けて政府はエアコンの無い教室に対して補助金を出すとか、夏休みの期間の延長とかもう今年は諦めて来年向けの方針を出し始めた。先進国日本でエアコンが無い教室があること自体が戦前と変わらない。電力が豊富にあること、夏の気温が以前よりも格段に高くなっていること、エアコンが贅沢品から実需品になっていること、熱中症になる児童、生徒が増えていること等々を考慮すれば遅過ぎる対策である。

 ユナイテッド航空からマイルを購入すると最大に倍のボーナスマイルが付くとの知らせが届いた。四日間限りのセールだが、三万マイルを購入するとボーナスマイルが倍になるので六万マイルを獲得する。三万マイルは約十万円程だが、六万マイルを十万円で手に入れることが出来る。手持ちのマイルに加算するとホノルル往復のビジネスクラス二枚となる。ビジネスクラスは25万円程なので、10万円で50万円の航空券を入手出来る。エコノミーよりも安いビジネスクラス二枚は買いでしょ。

 今日の一枚は日陰で伊東屋の袋の中身を確認している観光客である。日本の文房具は世界的にもレベルが高いし、和紙を使った封筒や便箋とか、ポチ袋とか手拭いとか、お土産にもなる品揃えは豊富である。かつては特殊文房具を求めて伊東屋を訪れていたが、観光名所化している。

 画面奥には日陰に座り込む中国人観光客がたむろしている。中国国内でも涼を求めて地下街などに座り込む連中が少なくないが、みっともないとの声が出ているようだ。銀座に座り込めば世界一みっともないのだが。

 

何でも日本は世界一

 
Today's Photo その3568 2019/7/23
未経験の暑中見舞い

 関東地方は今までに経験したことの無い熱波に覆われ、観測史上最高気温も観測された。東京でも四十度を超えた地点があり、夜になっても優に三十度を超えている。もうこうなると水分補給とかエアコンとか言っている場合ではなく、幼児が無ければ絶対に外出しないしかない。万が一外出するのであれば、命に係わることが起こりうる覚悟が必要である。救急車の出動も記録を更新し、暑さを災害と捉えるように気象庁が呼び掛けている。それでも扇風機で涼を取って過ごそうとするのであればもう命の保証はないだろう。

 通常国会が会期末を迎え、報道各社が世論調査の結果を発表した。世論調査なんて聞くといかにも公平な意見と思われがちだが、大間違い。各社が自社の方針に従った報道を行い、その報道がどれだけ世の中に浸透したかを調査しているに過ぎない。反自民、半安倍政権を掲げるテレビ局なり新聞社はそのような報道を垂れ流し、いかにも自民党や安倍政権のやり方が間違っているかを視聴者や購読者に植え付ける使命がある。その結果を視聴者や購読者に問うだけで、必ずしも一般の意見ではないのである。本の付録で付いて来るハガキの読者アンケートと大差ない。したがって各社によって安倍政権や自民党の支持率が異なるのであって、もし十分に公平な世論調査であれば各社の調査結果の差は限りなく近づく筈である。そこんとこを騙されていることすら気が付いていない国民はワイドショーでマインドコントロールされている。

 今日の一枚は銀座を歩く外国人観光客ファミリーである。帽子とサングラス、黒いスニーカーが家族の証のようである。銀座観光のために精一杯着飾って来る中国人とは異なり、自然の服装が街に溶け込んでいるのは素晴らしい。

 レンズがやたらでかいアジア人特有のサングラスはみっともないだけだが。

 

銀座に溶け込むファミリー

 
Today's Photo その3567 2019/7/22
幹事

 昨夜は夕方から銀座に出掛けたが、かつて訪れた夏の香港と同じような暑さであった。あの頃はまだそれ程暑くなかった都心だが、今や香港以上の熱帯と化している。エアコンの効いている店を出て三分も歩けば汗が吹き出し、次なるクーリングスポットへ吸い込まれるしかない。

 半年振りに同級生と杯を交わし、新年会で再会する旨を確認してお開きとなった。年に二回の同窓会は銀座近辺で開催しており、当然のことながら銀座と来れば幹事は引き受けざるを得ない。場所を決め、手土産を手配し、無事に帰す所までが漢字の役目である。ちなみに今回の手土産は和光のクッキーにした。さて次回は何処で開催しようか。

 二日遅れでアマゾンプライムデーで発注した商品が届いた。多雨廃業者に荷物の状況を確認したが、アマゾンから商品が出荷されていないにもかかわらず、ステータス上は出荷になっているようであった。伝票上は出荷されていても、実際にはまだ倉庫で出荷待ちだった。例年通りの遅配と云うことで、プライムデーは配送予定日を期待してはいけないようだ。

 今日の一枚は銀座一丁目駅に降りる階段でスマホをチェックしている外国人観光客である。女性の観光客が一人で銀座を歩いているは珍しいが、待ち合わせだろうか。この場所はライカのマニュアルフォーカスで動く物にピント合わせが出来るようになった記念すべき所である。今でこそ当たり前にピント合わせを来なっているが、当時は一日撮影しても動く物に対しては一枚か二枚しかピントが合っていなかった。

 

銀座で一人

 

 
Today's Photo その3566 2019/7/20
未経験の暑さ

 今日も全国各地が猛暑となり、大勢の方が熱中症で搬送されていた。それにしても日本人は学習効果が無いと云うか、伝統文化を大切にすると云うか、今までに経験したことの無いような暑い夏にもかかわらず生活スタイルを一切変えようとしないで熱中症の餌食になっている。波の乗れなければ波に飲み込まれるのが世の常で、生き残ったDNAだけが次世代を担うことになる。ある意味で間引きかもしれない。間引かれたくなかったら、時代に即した生き方をすれば済むことである。

 ヤマトの宅配便が遅配している。昨日は午前中に届く荷物が夜になって、今日の午前中に届く荷物は昨日の夕方から移動していない。水害の被災地とは関係ない場所を通過するにもかかわらず、ヤマトも夏枯れなのか、それともアマゾンのプライムデーの大量の荷物の発生によるものなのか。詫びの一つも無いし、かと言って暑い中運んでくれた配送員に文句を言う訳にも行かない。約束の時間に届かないとビジネスに支障を来すならこれは問題だが、別に急いではいないし、そのうちに届くことを期待している。ヤマトだから時間通りに来ることを期待するのであって、佐川なんて平気で翌日到着なんてのは当たり前だ。

 今日の一枚は銀座チャリツアーである。メッセンジャーバッグを背負っているのがツアーの引率である。冬でも夏でも行っているが、夏は歩くよりも楽なのかもしれない。何とも安上がりで銀座が楽しめるツアーと云うことであろうか、チャリツアーを見掛けるのは珍しくない。人もまばらな歩行者天国からは夏の暑さが伝わって来る。

 

銀チャリ

 
Today's Photo その3565 2019/7/19
温度管理

 これだけ毎日のように猛暑による熱中症に対する注意が促されているにもかかわらず、連日のように救急搬送されたり、命を落としたりするケースが少なくない。エアコンのスイッチを入れずに熱中症に掛かるのはもう救いようがない。かつてクーラーは来客時以外は点けないのが美徳とされていたかもしれないが、それは団扇や扇風機が有効だったころの話である。さっこうんの地球温暖化、日本の平均気温の上昇等々、かつての日本人が経験したことの無い猛暑が訪れている。子供の頃には本州にいなかった種類のセミが今では普通に見られるようになっているし、夏の暑さを舐め切っているととんでもないことになる。

 室内にいても熱中症に掛かると言われており、室温の管理と適正な水分補給は必要不可欠である。エアコンに掛かる光熱費と病気になった時の治療費を比べると、電気代なんて多寡が知れている。命を大切にするのであれば電気代はケチってはいけない。もちろん就寝時にもエアコンは必須で、タイマーで夜中にオフにするなんてのは自殺行為である。今時のエアコンは設定温度さえ適切であれば、冷え過ぎたり暑過ぎたりすることはない。

 今日の一枚は銀座とらやに入った和装のご婦人連である。暑い夏でも粋に和服を着来なし、涼を求めて甘味を味わうなんぞは素晴らしい限りである。訳の分からん中国人がとらやのかき氷のサンプルをを睨んだりしているが、とらやは日本人向けでしょ。マツキヨの袋をぶら下げている中国人はせいぜいあけぼのの店頭で大福を食ってな。あけぼのは裏のビルの地下の店で買うに限る。冷たいお茶とおしぼりのサービスも悪くないし、大福の粉を口の周りに付けて中国人が大騒ぎしている店頭から和菓子も取り寄せてくれる。

 

和装でとらや

 
Today's Photo その3564 2019/7/18
富豪の子沢山

 遂に最高気温が四十度を超える地点が出現し、異常高温の夏が続いている。ところがそれを受け入れる側の人間は従来の経験と勘に頼り、いとも簡単に熱中症でダウンしている。かつて日射病という言葉しかなかった時代、救急搬送される人は滅多にいなかった。水分も十分に摂らずにどうやって夏を凌いでいたのか、戦前戦後の人達は体の鍛え方が違ったのか。根性だけで夏を乗り切っていたかつての日本人はすっかり姿を消し、暑さ対策すら出来ない軟弱な体質となってしまった。エアコンがあるにもかかわらず電源を入れないような連中はもう無理かもしれない。

 久し振りにデブの聖地コストコへ出掛けた。三連休明けの夏休み前というタイミングを狙って行ったが、読み通りに久し振りにガラガラしていた。駐車場も空きが目立ち、レジも並ばず、フードコートも待ち時間はほぼゼロであった。ハワイのライオンコーヒーが安売りされていたので購入し、後はオレンジとかグレープとか。デブの元になるような食品は一切買わず、次は夏休み明けかな。車で直ぐなのでいつでも行ける手軽さが良い。

 今日の一枚は子供五人と銀座を歩く外国人である。日本では少子化と言われて久しいが、子供が五人もいる家庭は珍しくなってしまった。年上の子供が幼い子供の面倒を見ているようで、お父さんは一番年下の子供に集中出来るようだ。お母さんは買い物を楽しんでいるようで、束の間の休息かもしれない。

 一番左の子供が画面からはみ出しているが、ストリートフォトではそんなことは当たり前というかむしろプラスである。写真道を伝統芸能のように教えている連中は画面から切れていることを突っ込みの材料としているが、タイミング良く写真に収めたことの方が優先する。撮影していることを気付かれずに、自然の光景を写真にすることが出来ればストリートフォトとしては合格である。ピントは手前の男の子に来ており、ノクチルックス開放の描写が素晴らしい。くどくど言う前に、絞り開放のマニュアルフォーカスで動く物を写真に収めろっちゅうの。

 

大家族で銀座

 
Today's Photo その3563 2019/7/17
情報取得遅延者

 今週で子供は夏休みに突入するが、この暑さの中で校外学習後の児童が熱中症で亡くなったと報じられている。気象庁が暑さに対して警告とも云える会見を行ったにもかかわらず、教育現場は予定を熟すことに重きを置いていた。教職員の融通の効かなさは伝統芸とも云えるものがあり、児童を犠牲してまでも方針を貫いた。こんな教員と校長は即座に懲戒免職である。行事の前後にお茶を飲ませたとか、馬鹿じゃねーの。充分な水分補給はお茶でねーっちゅうの。

 アマゾンプライムのバーゲンが昨日正午に始まり、今夜の午前零時前まで行われている。物によっては通常の三割、四割引きなんてこともあり、欲しい物とタイミングが合えば買い得となる。一方でこれに対抗するようにバーゲンをするサイトもあり、夏の通販によるバーゲンが根付く勢いとなりつつある。暑い時に買い物に出掛けるよりも、涼しい家でポチっとすれば無料で届けてくれる。バーゲンの割引額、交通費、出先での飲食費を合わせればこれは絶対に通販でしょ。デパートや総合スーパーの売れ行きが低迷するのはネットに負けているからであって、ネット販売が行われる以前の商売で太刀打ちしようとしているところが大きな間違い。実店舗とネットの組み合わせとか、ネット通販には無い商売のやり方を提供しないとね。

 今日の一枚は銀座花椿通りでiPadを利用している僧侶二人組である。アジアから日本に訪れた様子だが、袈裟を涼し気に身に纏っているのは修行の賜物か、はたまた日本よりも暑い国から来たのか。坊主が情報端末を利用する時代に、昔ながらの新聞やテレビのニュースしか情報ソースが無いようではもうこれは情報難民である。その昔は全国民が新聞とテレビだったので情報速度が一致していたが、今は早期情報取得者と遅延情報取得者の間に大きな差が出ている事実を認識しなければいけない。

 朝刊に目を通す頃には世の中は別のテーマを追い掛けている。街で号外が配られている時すらもう過去のニュースになってしまった。

 

iPadを操る僧侶

 
Today's Photo その3562 2019/7/16
スマートロック

 暑さの三連休も終わりを迎え、上りの高速道路はいつも通りの渋滞となった。普段運転しないドライバーと暑さぼけも手伝い、各地で事故渋滞が発生していた。高速湾岸線も連休初日は特にひどかったが、まぁこの暑さの中を撮影に出掛ける予定も無く、特に影響は無かった。ワールドカップサッカーも決勝戦が終わり、寝不足が続いたサッカーファンも一段落だろうか。そんな中、アマゾンプライム乗せl∺るが正午から始まり、目玉商品が数多くディスカウントされている。6月に購入した完全ワイヤレスイヤフォンが三割引きで売られており、もう一つ買い足すか思案中である。2セット在っても無駄と言えば無駄なのだが、充電切れの時に予備があれば便利かもしれない。

 二年ほど使っていた玄関扉のスマートロックが二代目を発売したので早速入手した。初代に比べると動作時間も大幅に短縮し、何よりも自動解錠の精度が高く、迅速になった。対象のドアから100m以上離れてから戻ると、玄関の前に来ると同時にロックが解錠されるようになった。現状のロックに簡単に取り付けるだけでスマートロックに変身するのであるから、これはもう云うこと無し。エレベータの中でごそごそと鍵を出している連中を尻目に、キーレスエントリーである。

 今日の一枚は銀座四丁目交差点を渡って来た韓国人観光客である。韓国人は特有の目付きが分かり易く一目でわかるが、女性の多くは目元をいじっているので見分けが付かない。ユニクロの服ををぶら下げた二人は暑い銀座を楽しんでいるかのようだ。すれ違い様のワンショットであるが、左側の男性はカメラを意識しているようだが、銀座でカメラを構えているのは自然であり、文句を言われる筋合いも無い。風景を撮影して今す的なさらりとした態度で臨もう。

 

コリアン男子

 
Today's Photo その3561 2019/7/15
写真道不要論

 今日も全国的に猛暑となり、大勢の人が熱中症で搬送されている。西日本の豪雨災害の後片付けで駆け付けたボランティアも熱中症に倒れており、対策をしていても気が付いた時には熱中症になっているようだ。二年後に予定されている東京オリンピックは参加選手、役員、運営関係者は熱中症対策が十分だとしても、一般の観客や応援者はばたばたと倒れて行きそうだ。そうなると救急車も出払ってしまい、収容する病院も満床となり、テロ事件の直後のようなパニックとなるかもしれない。

 東京オリンピックの観戦は涼しい自宅でなんて家電メーカーのコマーシャルが出されるかもしれない。エアコンとテレビがセット販売されるとか。八日目を迎えた大相撲名古屋場所だが、中継を見ていると観客のフル団扇が実に鬱陶しい。愛知県体育館で行われているが、この時期の名古屋の暑さもあるが空調が不十分なのも事実だ。もう何年も夏の名古屋場所は行われているのだから、いい加減にエアコンの改修をすべきである。観る方も暑いが、相撲取りや関係者も汗だくである。それをテレビで見ているだけで暑くなる。昭和の頃の白黒の相撲中継の頃は団扇や扇子が当たり前であったが、デジタルの時代に冷房が効かずにアナログの団扇ではシャレにならない。エアコンの利かない名古屋場所を中止するとか、他の地域でエアコンの効く会場を探すとか、名古屋や愛知県の甘えを払拭しなければいけない。東京オリンピックの暑さに対してもこの延長線上なのか。

 今日の一枚は母親にリードを付けられて銀座を歩く中国人の子供である。異国の土地で子供が迷子になることを恐れてだろうか、銀座は中国よりも安全である。親子に近寄り過ぎて50mmのレンズには収まらず、咄嗟にカメラを斜めにして母親をフレームに収めた。もう一枚水平で撮影したが、こちらのショットは見事に母親の頭が半分フレーム外になってしまった。水平を気にして撮影するなんぞは明治の頃からの撮影流儀で、デジタルカメラの時代は何でもありだ。茶道や華道と同じく写真道を伝える連中ばかりだが、そんなことに縛られているからろくな写真が撮れていない。やれ日の丸構図だの、三分割だのと下らない流儀を教えているが、真を写せば日の丸上等。要は写すべきタイミングに写真に収められるかどうかで、構図なんてのは全く無関係である。

 構図が良くても糞みたいな写真で世の中溢れているじゃないか。それに賞を出しているのが分からん。カメラメーカーの有料写真教室とかもね。

 

リードを付けた中国人親子

 
Today's Photo その3560 2019/7/14
不要不急の外出

 朝から暑さが強烈だったが、昼過ぎにはスマホの画面は34℃を示していた。そして何よりも体感温度が43℃になっていた。冬は風速が1m増すと体感温度が一度下がると言われているが、夏はどうなのだろう。連休初日と云うことなのか、首都高湾岸線は渋滞と事故の繰り返しで混んでおり、暑さと渋滞で撮影意欲はゼロである。こんな時は涼しい家の中で過ごすに限る。

 年々暑くなる気がする最近の夏だが、二年後の東京オリンピックは本当にこの炎天下で行うことが出来るのだろうか。学校でさえ運動会は真夏に行わないのだが、大人になれば大丈夫と云うことだろうか。オリンピックを応援していた高齢者が熱中症に掛かってしまうに違いない。もちろん水分補給は不可欠であるが、それ以前にオリンピックに熱中し過ぎと云うことで。多寡がスポーツ観戦なのだから命を晒す必要は無いような。

 今日の一枚は涼し気に白いシャツを着て、サングラスで颯爽と歩く男性である。銀座を爽やかに歩く中国人観光客である。蛇頭の首飾りとサングラスの色が中国人のように見える。中国人とすればこれまたイケてる部類ではあるが、銀座に蛇頭は年末のブルガリだけでたくさんである。

 

涼し気な蛇頭

 
Today's Photo その3559 2019/7/13
猛暑注意喚起

 全国的に厳しい暑さが続いているが、今後数日はさらに暑くなるので十分な警戒が必要との気象庁の会見があった。明日からの三連休で遊びに出掛ける人への注意喚起の意味もあるが、会見を開く程の高温が予想されていることも事実だ。大雨の後は猛暑、やはり今年の桜の開花が異常に早かったことはズルズルと異常気象に繋がっているかのようだ。

 暑い夏をさらに盛り上げたワールドカップサッカーも残すは三位決定戦と決勝戦だけとなり、これを見て締め括り、夏本番へと気持ちを切り替える俄かサッカーファンも少なくなさそうだ。何処の国のチームが決勝に進んだのかすら分からないが、次は四年後だと云うことだけは確かだ。その前に東京オリンピックが二年後に控えているが、これまたサッカー以上に興味が無いのでどうでも良い。連日のオリンピック関連の番組だけは絶対に見ない。もちろんあの感動をもう一度も見るつもりもない。

 今日の一枚は銀座を爽やかに歩く中国人観光客である。中国人としてはイケてる部類だが、アロハシャツとワンピースのペアルックが一昔前のワイキキの日本人観光客のようだ。それに比べると色が地味で銀座には似合っている。こう暑い日が続くと銀座もワイキキ化するかもしれない。手始めにABCストアが銀座で営業しないとね。

 ライカのマニュアルフォーカスで歩く二人にピントを合わせるなんてのは朝飯前だが、最初の頃はピントが全く来なかった。十枚撮影しても全滅なんてのは当たり前だったが、それでも諦めずに動く被写体を追い続けた結果である。これが動体を諦めて静物に走ると、植物図鑑のような花の写真しか撮れなくなる。

 

ペアルックの銀座

 
Today's Photo その3558 2019/7/12
要修理

 西日本豪雨の犠牲者が二百名を超え、行方不明者を含めると大変な数となっている。呆れる程の大量の流木や巨大な岩石が辺りを覆い、何処から手を付けて良いか分からないような現場の惨事が報じられている。浸水した家屋から運び出された大量のゴミが集積所に山積しているが、電化製品などは水没したらもう使えないのだろうか。停電と水没の順番にもよるが、完全に乾かしてから電源を入れればまだまだ使える物もありそうだ。家具が残った所で器となる家が駄目であれば、家具は不要となってしまっているような。何でもかんでも使い捨ての文化は改めるべきだと書いたばかりだが、今回のような水害の被害の時こそ捨てる物を少なくする工夫も必要だ。水没品を修理するボランティアはいないのだろうか。

 もう数年以上前だが、アラ・モアナ・ビーチで海に入った時に腕時計の竜頭が緩んでいて文字盤の中に水が入っていた。日本に戻るのはまだまだ先で、その間にも呆れる程のスピードで錆が進行して行った。日本に戻り修理に出す頃には赤錆に文字盤の表示は溶けて流れていた。日本ロレックスの修理受付に修理が可能か尋ねると、文字盤はそっくり同じ物はもう無いので同等品となるが修理は完全に行われて正常に戻るとのことだった。機械式の腕時計は手入れさえすれば何百年も時を刻む物である。修理費用は14万円程だったが、旅行保険で10万円はカバーされた。五年後くらいにはオーバーホールに出すように勧められたが、そろそろその時を迎えつつある。もちろん問題無く機能は正常に働いて、正確な時を刻んでいる。

 今日の一枚は銀座カルティエ前の中国人観光客である。カートの上に腰を下ろして休憩しているが、みっともない限りである。年寄りならまだしも、十分に若い連中である。真っ赤なワンピースの女性もいかにも中国らしい。銀是に対するリスペクトの欠片も無い中国人が押し寄せるようになって久しい銀座だが、チャイナタウン化しつつある。

 全銀座会はもう少ししっかりして欲しいものである。

 

チャイナタウン銀座

 
Today's Photo その3557 2019/7/11
全員無事救出

 昨夜遅く、タイで洞窟に閉じ込められていたサッカーチームの少年とコーチが全員無事に救助されたニュースが伝えられた。最後の三名が救出されてミッションは見事に完了したが、世界各国から応援のダイバーや関係機関が協力した。ある意味もう一つのワールドカップサッカーである。日本では西日本の大雨による犠牲者の数が捜索の進行と共に増え続けているが、適切な避難指示と自主避難のタイミングが明暗を分けたようだ。東日本大震災の津波の時もそうだが、今までに経験したことの無い規模の災害に飲み込まれてしまった。危険に対する経験則が成り立つ以前に、自然の脅威が勝ってしまった。

 立憲民主党を中心とした野党勢力は早速安倍総理に対して対応が遅いとの声明を出しているが、与党を非難する前に野党として被災地に何かしたのか。救援物資を送るとか、義援金を贈るとか何かアクションを示した上で政府を非難するならまだしも、やっていたことは内閣不信任案を出すタイミングを見計らっていただけだ。野党不信任案があるのなら、とっくに可決されていることを忘れている。無駄口を叩く前に、現地で片付けのボランティアでもしてこその野党である。台湾政府ですら義援金を出しているにもかかわらず、政府を批判しながら、牛丼にタバスコ入れて食っている場合か。

 今日の一枚は強い南風に髪の毛を乱しながら颯爽と歩く女性である。梅雨明け以降連日のように南風が強い今年の夏だが、ビル風と相俟ってホテルの前は一段と風当たりが強かった。夏の日差しの眩しさが木陰に導くかのような写真となった。

 

夏の風

 
Today's Photo その3556 2019/7/10
デブ中

 雨が止んだ西日本だが、流木が川の水流をせき止めて新たな洪水が発生している。本来は復旧に向けて作業が行われるべきところであるが、新たに避難命令が発令され、さらなる被害が発生しそうである。報道を見て大変そうだとか、お気の毒にとかの感想しかないが、それでは単なる野次馬である。少しでも役に立ちたいと、民放テレビ局を通じて今回の水害に対する義援金を寄付した。NHKの義援金募集は胡散臭さがあるので。

 真夜中にスマホからクレジットカード払いで寄付できるので、かつてのように金融機関出向く必要もない。気軽に大勢の人が義援金を贈ることの出来るシステムは必要不可欠だし、義援金の行き先とか使い道も明確に公表して欲しい。折角の義援金が電話受付のアルバイト代に消えたのでは空し過ぎる。それとクレジットカード情報を入力しているので悪用されないような万全の対策をお願いした。

 東京はあちこちに入道雲が発達しているのを臨む夏休みの頃の空となった。入道雲の上の方は本当に真っ白できれいだが、真ん中より少し上の辺りまでのくすんだ雲の色は大気汚染によるものと思われる。中国に比べると東京の空は格段にきれいだが、それでも上空の澄んだ空気に比べると残念なくらい濁っている。人が多く暮らしていると云うことは空気の汚染に比例する。それでも酸性雨なんて言葉が死語になったことは良いことである。

 今日の一枚は銀座を訪れた中国人観光客が子供をカートに乗せて移動しているところである。一人っ子政策で甘やかされて育った子供は足腰が弱いと見えて、大人になってもすぐに腰を下ろす所を見付けている。中国なんてかつては移動手段はチャリしかなかった国であるからして、もう少し足腰を鍛えるような国策を取るべきである。かつての中国人のイメージは小柄でやせ細っていたが、最近の中国人はどいつもこいつもデブばかりである。習近平だってそうだ。ウーロン茶の量が足りていないのか、サンマの食い過ぎか、それとも運動不足なのか、中国四千年の歴史は崩壊してひたすらデブを生産している。 

 

子供は歩け

 
Today's Photo その3555 2019/7/9
豪雨の爪痕

 天候が回復して、西日本の豪雨の被害状況が目に見えるようになった。安倍総理は外遊を急遽取り止め、事態の収拾に全力を尽くすとのことだが、野党はそんな中で内閣不信任案を提出するのであろうか。総理の外遊に合わせての提出とのことだったが、まぁ空気が読めないのが万年野党たる所以であることすら分かっていない。有事の際の自民党と云うことで、今回の被害に対する対策は速やかに行われるだろう。

 西日本の水害ではまだ被害者がいるとの情報もあり、一刻も早い事実の確認と救出が望まれる。一方でタイで洞窟に閉じ込められたサッカー少年達13名は昨夜になって4名が救出された。残る全員も早く救出されることを世界中が願っており、何とか無事に出て来て欲しいものである。

 日本を訪れる外国人が年々増えているが、暗躍しているのが中国人グループによる白タク行為である。中国人専用のアプリで客を募り、空港ホテル間のを送迎を有料で行っている。随分前から本業のタクシー業界から苦情が出ていたが、ようやく日本の警察は取り締まりを開始した。友人を迎えに来たと言い訳をする中国人運転手と、金を払ったとの客の言い分の違いから現行犯逮捕につながるケースが多いようだが、組織犯罪として挙げないと駄目である。金になれば法律なんて糞食らえと中国式ビジネスを日本でも展開しているが、法治国家の厳しさを見せ付ける時である。どこででも中華風に出来ると思ったら大間違い。銀座にも中国人観光客の白タク送迎が多い。

 今日の一枚は銀座五丁目を歩く外国人観光客である。子どもの目線で撮影したが、子供は銀座を歩いても大して面白くないのではないだろうか。アニメショップのある秋葉原とか上野の動物園、浅草辺りの方が間で子供に向いているのでは、銀座は大人の街である。

 子供の頃銀座に行く楽しみはデパートのお子様ランチしかなかった。子どもなんてのはそんなものである。

 

大人の街、銀座

 
Today's Photo その3554 2019/7/8
雨と地震

 西日本の豪雨は警戒が解かれつつあるが、時間が経つに連れて被害の状況が明らかになり、大勢の人が被災している。台風の直撃は避けたもののこれだけ広範囲で大勢の被災者が出る災害も珍しいのではないだろうか。一方で千葉で機能は地震警報が鳴り響き、直後に少し強い揺れを感じた。一連のスロースリップによる千葉県東方沖地震と思われるが、例え数秒前でも警報が鳴ると心構えが出来るので地震を冷静に受け止めることが出来る。地震発生時は犬もそれぞれ定位置の避難場所に移り、まるで訓練さながらである。東日本大震災を経験した犬達は、自ら安全な場所を認識してそこに避難するようになった。地震の被害を避けて生き続けているDNAがそうさせているかのようで、先祖代々続く犬はやはり生きる知恵を身に付けているようだ。

 一昨日にオウム真理教関連の死刑囚七名の刑が執行された。地下鉄サリン事件の時は有楽町線に乗っており、霞ヶ関駅でガソリンが撒かれた模様との車内アナウンスがあった。サリンがガソリンになったのか、はたまたサリンなんて言葉はほとんど知られていなかったのか、事の重大さを知らずに会社に到着していた。今のようにネットが発達する前で、テレビの速報で事件の規模を知った次第である。今のような情報過多の社会ではそれこそネット上のデマでパニックになって別の被害が出ていたかもしれない。

 西日本の豪雨による洪水はある意味情報洪水に共通するものがあり、ネットサーフィンなんてのは情報に溺れないように乗り切ることではないだろうか。自分に必要な情報以外は切り捨てる、あるいは最初から接しないのが正解かもしれない。

 今日の一枚は銀座四丁目の三越と晴海通りの角である。かつてはこの先耳原橋の地下街があり、晴海通りの下を通交出来た。今では銀座四丁目交差点の先は歌舞伎座の前の昭和通りまで行かないと横断出来なくなった。歌舞伎座から銀座に歩いて来る外国人観光客も多く、歌舞伎座の参道と化している。

 中判デジタルで撮影したのでハイライトからシャドーまでがしっかりと諧調をキープしている。やはりこの辺りがセンサーの大きさによる余裕で、小さいエンジンをぶんぶん回しても排気量の大きな車には敵わないのと似ている。

 

明暗に余裕あり

 
Today's Photo その3553 2019/7/7
大雨の西日本

 東京では真夏の日差しが時折感じられ、昨日の涼しさが幻だったかのようである。一方で西日本各地では大雨による被害に見舞われ、今までに経験したことの無いような雨に対する警戒が続いている。今年の桜の開花に始まった異常気象はまだまだ続いているようだ。これから台風シーズンを迎える日本の夏だが、平年並みで終わりを迎えて欲しいものである。

 昨夜は三か月ぶりに飲みに出掛けた。このところ外食もせず、質素な食生活が続いているが、以前のように飲んだり食べたりが出来ないので外食の楽しみが無い。しかしながらたまには脳に刺激を与えないといけないので、銀座ライオンビヤホールと資生堂のBAR Sで食べたり、飲んだり。ビヤホールの喧騒は心地良いものがあり、その後のBAR Sはいきなり静寂で天井の高い極上空間に飛び込んだギャップが素晴らしい。ラッフルズホテルスタイルのシンガポールスリングがビヤホールの余韻を断ち切るかのようだった。すぐ向かい側のヤマハの前が優良タクシー乗り場なのもメリットの一つである。カメラは持って行ったが、オフモードなので一枚も撮影していない。撮影と飲みに行く時は銀座に対する向き合い方すら異なる。

 今日の一枚は銀座の裏通りにある両替店に入る外国人観光客である。このところの円安で外国人旅行客は両替するとお得感があるに違いない。店先に表示されたレートを睨み付けてから店に入るのは判極共通である。

 一方で海外用に両替する日本人にとって、円高が好ましい。ハワイでは街中のATMで日本の預金口座から現地通貨を引き出すので、両替店には何年も行っていない。現金が必要なのはチップとか小さな店とかカードの使えない場合だけなので、一日に10ドルもあれば十分だ。

 

レートを睨む外国人観光客

 
Today's Photo その3552 2019/7/5
夏はこれから

 まだまだサッカーの話題で盛り上がる日本だが、日本代表の選手達が成田に戻って来た。ファンの声援を受けて帰国し、インタビューを行い、ようやくこれで侍ジャパン・フィーバーも終わりを迎えた。それでもワイドショーはまだまだ寢堀り、葉堀りと話題作りを続けるのであろうか。

 既存のドアロックに取り付けるだけでスマホから施錠、解錠の出来るqrioを使用しているが、新製品が出たので早速注文した。今までよりも自動解錠の精度が上がり、玄関の前に立つと瞬時に解錠されるようだ。今までは自動で解錠される時とそうでない時があり、開かない時は手動で解錠する必要があった。今後は常に自動解錠されうことを期待している。玄関の鍵は持ち出さない生活は快適そのものだ。

 今日の一枚は真夏の日差しを感じさせる銀座四丁目交差点である。太陽の高度もピークに近く、ほぼ真上から照り付けているので影が短い。最近の日傘は黒や紺色がUVカットに効果があるとされているが、見た目は白い方が涼し気である。ノーファインダーのウエストレベルで撮影したが、真夏の銀座が写真に収まっている。中判デジタルはストリートフォトでも十分使える。

 

人もまばらな銀座の夏

 
Today's Photo その3551 2019/7/4
夏どんだけ~!!

 東京では観測史上初めての七月上旬で十日連続真夏日を記録した。桜の開花が早かったの春先の出来事だったが、どうやら一年に渡って季節が早く訪れているようである。成熟する前に色付いてしまい、今年の桃は小振りとか、甘ければそれでも良いのだろう。近くの小学校からはプールで遊ぶ子供の歓声が風に乗って聞こえており、もう夏休みのようだ。小学校のプール教室は楽しみだった。

 先日経済ニュースを見ていたら、原油価格が1バレル当たり七十何ドルとか言っていた。数年前の原油安の頃は三十ドル後半だったので、それに比べると二倍の値上がりだ。さらにこのところの円安も相俟って、ガソリン価格は高騰している。ガソリンを満タンに入れると七千円を超えるようになったが、カード払いなので実感は無い。かと言ってガソリン価格が高いから車に乗らないとか、ガソリンの消費量を気にするような運転はする気も無く、今まで通りに思いっ切りエンジンは回している。燃費を気にするなら軽自動車にでも乗ればよい。ガソリンを撒き散らして乗るのがアメ車だ。

 今日の一枚はまるでハワイの街角で見掛けるようなサーファーガールである。足元がサンダルだが、こがばビーサンであればもう完璧である。中判デジタルでも十分に追従している。

 今年の銀座は一段と暑くなりそうだ。

 

Surfer crossing in Ginza

 
Today's Photo その3550 2019/7/3
サッカーファンの夏これから

 朝食を食べる時に付けたテレビではワールドカップサッカーで日本が負けたことを伝えていた。サッカーのことはすっかり忘れており、まぁその程度の興味しかないので敗戦のニュースも実力相応と受け止めた訳である。それでもサッカーで盛り上がっていた日本中が静かになった感は否めない。まだ夏はこれからで、早く立ち直ることを願っている。

 そんな静まり返った真夏の銀座に撮影に出掛けた。風はあるものの歩き回るには辛い日差しと気温で、途中で購入したペットボトルの水は一時間半でほぼ飲み切る勢いである。暑さのせいかパワフルに銀座を移動する中国人観光客も少なく、何処か涼しい所に潜んでいるかのようだ。夏の撮影はしばらくお休みにしようかと思ったり、まだ体が暑さに慣れていないせいだと思ったり、何れにしてもシャッターチャンスは少なくカメラが重く感じられた。中判デジタルを持ち出したので、重たいことは事実なのだが。

 少年サッカーのチームとコーチが洞窟から無事に発見されたが、救助が難航している。絶望と見られていたが、九日振りに無事が確認され、関係者の喜びはひとしおのようだが、一方で潜水をしないと戻れないような状況も続いている。少年達の安全を確保しつつ、各国のレスキューチームが現地で知恵を絞っている。ワールドカップサッカーとは別の感動が伝えられた。昨夜何気なくCNNのニュースにチャンネルを合わせると速報で伝えており、日本のメディアはまだ報道していなかった。

 今日の一枚は銀座木村屋のドアボーイである。いつもは入ってすぐ右のアンパン売り場には長蛇の列が出来ているが、今日は並んでいるのは数人である。客引きが必要と判断したのか、白衣に身を包んだ店員が表でドアの開閉のサービスを行っている。土日には外で販売するほどの人気であるが、やはりこの暑さで人の出が少ないようだ。

 

暇そうなあんパン売り場

 
Today's Photo その3549 2019/7/2
真夏日到来

 南国の夏を思い出させるような青空と強い日差しは東京でも真夏日を記録した。日本列島が俄かサッカーファンで盛り上がりを見せているが、果たして明朝のゲームで侍・ジャパンの夏は終わってしまうのか。ベスト16に進出しただけでも素晴らしい記録で、日本代表にしては出来過ぎの感がある。実力を超えて運に頼るなんて、もうこれ以上を望んではいけない。サッカーファンの夏はこれから始まるのだから。

 富士フィルムの中判デジタルカメラとレンズが最大五万円のキャンペーンを予告した。さらにミラーレスカメラのフラッグシップとなるX-H1は三万円のキャッシュバックである。これからのボーナス商戦を見込んでのことだが、中判デジタルは年末に次いで二回連続となる。中判デジタルのユーザーは限られ、それなりの目的名無いとなかなか手にしない。一方でX-H1は日本では売れていないようで、新製品のキャンペーンで締め切り間近に応募したものの先着千名に当選した。したがってキャッシュバックで購買意欲をそそりたいとの思いがありそうだ。どちらも既に手元にあるので今回は追加するつもりは毛頭ない。

 今日の一枚は髪の毛の色が何とも素晴らしい中国人観光客である。中国人としては洗練されてている部類に入り、山奥から出て来たような連中とは身なりが異なる。赤毛のお姉ちゃんはソニーのミラーレスカメラに大きなウィンドシールドが付いたマイクを装着しており、動画撮影に重点を置いているようである。動画には全く興味が無いので撮影したことも無いが、今時のデジカメの動画はコマーシャル撮影にも使用されているほど優秀である。手振れ補正の付いたX-H1は動画ファンにも向いている。

 後ろに見える資生堂パーラーには日本人が列を成して並んでいるが、俳優の展示会を行っているようだった。

 

銀座ムービー

 
Today's Photo その3548 2019/7/1
命を救えない行政のトロさ

 今日も梅雨明けの眩しい太陽が照り付け、気分は夏本番である。海開き前で監視員不在の海岸で事故が起きており、梅雨明けに合わせて海開きの出来ていない行政のトロさが露呈している。神主を呼んでお祓いをする前に、監視員を先に配置する位の知恵を働かすことすら出来ないようだ。富山で発生した交番襲撃事件を受けて、今日から交番勤務の警察官を四名体制にしたとか、あの場所で二度と交番襲撃は発生しないし、防弾チョッキの数を増やしても意味がない。警察官の小銃使用規則の改定、防弾チョッキの根本的見直しが優先事項だ。警察官襲撃事件はこれからも全国のあらゆる場所で発生する可能性があり、それに警察官が対応出来ないから事件になるのである。

 幼児虐待や学校にいじめにしても、行政は市民の命を守っている意識に欠けている。

 秋葉原で無差別殺人事件が発生した後、銀座でも歩行者天国に警察官が配備されたが、結局はいつの間にか通常警備に戻ってしまった。そしてまたいつ事件が起こるか分からないが、一丁目と四丁目の交番から巡査がチャリで駆け付ける頃には事件は終わっているに違いない。暑い時期と満月の夜は事件が発生するというのはアメリカの警察の間では常識である。

 今日の一枚はシャケガールである。意味不明の鮭一文字のTシャツを着て直立不動の女性は何をしていたのだろうか。外国人観光客なのか、日本人なのか、何をしてているのか、良く分からないところが面白い。街とはそういう所であり、咄嗟に現れるシーンを写真に収められるかどうかだ。

 行き交う人は何も気付かず通り過ぎいるが、この無関心さこそが都会の恐ろしさである。

 

鮭です