連日のように朝の最低気温がこの秋一番の寒さと伝えられている。それでもようやく平年並みの気温とか、まぁすっかり暑い夏と暖かい秋に慣れてしまっている。ここ一週間ほどは夜は暖房を入れているので、暖かい部屋で快適な眠りに就いている。テレビのコマーシャルでは暖かい部屋着とか寝具をよく目にするようになったが、室温さえコントロールしておけば夏も冬も同じ服装で過ごすことが出来る。日本もそろそろ炬燵でみかん的な冬の迎え方は終わりにすべきではないだろうか。ハロウィーンで騒いで、部屋の中で厚着なんてのは違うんじゃねぇーの。
八月の下旬に前日まで普通に使っていた万年筆のペン先が曲がっていた。落とした記憶もなく、おそらくキャップをする際にペン先が内部で接触したようだった。銀座伊東屋のペンクリニックに持参したが、ペン先の曲がりは交換修理が原則で古いペンは代わりのペン先が無いので修理不可だった。諦めてそのままにしていたが、今日になって駄目元でペン先の曲がりを指先で直した処それなりに元に戻った。インクを入れて書いてみると思ったよりも悪くない。ペンの角度によって引っ掛かりがあるが、これはペンクリニックで調整可能な範囲である。何でもかんでも使い捨ての時代に、修理して書けるようになればペンもまだまだ使える。ついでの時に伊東屋で調整して貰うつもりだ。それにしてもペンを処分せずに手元に残していたのは大正解である。
万年筆のペン先は繊細だが、フィルムカメラと同じように大昔からほとんど変わっていないのである意味アナログ的な修理には耐えられるように作られているのではないだろうか。少しずつ、柔らかいペン先を元の姿に戻すようなことは決して無茶とは言えないような。もちろんやり過ぎは駄目で、ある程度先は何事も専門家に任せるに限る。
今日の一枚はFM東京のサテライトスタジオである。銀座数寄屋橋のソニービルの跡地の公園の片隅に佇んでいるが、ジュラルミンの車体は眩しい限りだ。思った以上に明暗の差が大きく、画像処理のソフトの活躍する場面である。
JALがスポンサーのようだが、銀座からハワイはちょっと無理があるような。
本社を売りに出す程のピンチだったソニーだが、二期連続で最高益を達成した当たりの復活ぶりは流石日本を代表する企業である。ソニーのラジオやテレビ、テープレコーダーは子供の頃の憧れの商品だった。ミノルタのカメラ部門を吸収して、ソニーブランドのデジカメは予想に反して評価も高く、売り上げも悪くない。動画の世界では昔からソニーは有名だが、静止画までも制するとは。ソニーを追従するニコンとキヤノンのミラーレスデジカメは追い越すことがあるのだろうか。
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