Today's Photo
Today's Photo その3653 2018/11/29
Moving

 昨日までの暖かさから一変して、初冬らしい寒気に包まれつつある。それでも例年に比べると暖かく、木枯らし一番の記録されない冬を迎えることになった。

 このところ何かとバタバタしていたが、引っ越すことが決まりさらに慌ただしくなりそうだ。サラリーマン時代に名古屋への転勤から戻る時以来の引っ越しとなり、当時に比べるとネットだの会社登記だのと届け出がやたら多くてうんざりである。ネットがシームレスに使えれば良いのだが、果たしてどうなることやら。

 今日の一枚は銀座の中央通りから一本入ったホテルの前に降り立つウエディングドレスに身を包んだ花嫁である。上着無しではとても外歩きが出来ないような気温だったが、花嫁は二の腕を出して、見ている方が鳥肌ものである。この後、ドレスの裾を持ち上げる係りの女性数名に囲まれ、ホテルの前で記念撮影やらビデオ撮影やら、つまりある種のプローモーションを行っていた。。一人で車から降り立つのも演出の一部だったようである。

 

ウエディングドレス

 
Today's Photo その3652 2018/11/25
師走前の忙しさ

 気が付けば来週はもう12月である。相変わらず身の回りでは色々なことが目まぐるしく変化し、その変化に対応すべく策を練ったり、決断を下したりと、まぁ毎日退屈しない。このままだと年末恒例のハワイカレンダーの製作も今年はパスになりそうだ。

 そんな中、二週間ほど前に購入した万年筆のインクフローが今一つで、書くたびに不満が募っていた。一度銀座伊東屋のペンケアで調整したが、大して効果が無かった。ところがこの連休に池袋の丸善でペンクリニックが開催されることが分かった。今年最後と云うことで、このタイミングを逃すともう来年である。昨日昼過ぎに丸善に到着すると、既に60人が受付を済ませ、31番目だった。五時間待ちとのことで、池袋を後にして銀座に向かった。久し振りの銀座歩行者天国をX-H1で撮影し、再び池袋に戻ってペンを調整して貰った。調整後まだ満足できなければ、純正インクを使用することを勧められた。家に戻って丸善で購入した純正インクに入れ替えると、ようやく満足の行く書き味となった。ペンクリニックのメンテナンスと純正インクのお陰である。

 今日の一枚は銀座を歩く外国人観光客である。ワインレッドのパッチとコバルトブルーのマフラーが目立っていた。そして何よりも背景が資生堂である。資生堂ビルの最上階に位置するBAR/Sは行きつけだが、そのロゴが女性の後ろに描かれている。先日入院した病室の窓からはこの資生堂ビルとBAR/Sが見え、さっさと退院して飲みに行きたいと思ったりしたものである。BAR/Sとの不思議な関係はまだ続きそうだ。

 

東京銀座資生堂

 
Today's Photo その3651 2018/11/21
キャッシュバックキャンペーンと便乗値上げ

 このところバタバタとしており、なかなかアップする時間と気力が無かったが、少し落ち着きつつある。朝の気温も例年並みに下がり始め、勤労感謝の日の頃の寒さである。学生の頃は木枯らしの吹く学園祭がこの時期だった。

 例年だとそろそろ新年会のスケジュールの調整を行う頃だが、今年というか来年は病み上がりと云うことで幹事代行をお願いした。もちろん自分で出来ない程に体調は悪くないのだが、折角ボランティアで申し出があったのに無にする訳には行かない。たまには幹事が変われば店の趣も変わるし、幹事の大変さを分かって貰うことも必要だ。

 それにしても来年のカレンダーの写真セレクトに手が付けられていない。今月中にテストを流さないと、年内に発送は無理かも。こちらも今年は身内の分だけにして、一年お休みしても良いかと。

 今日の一枚は銀座並木通りで街路樹にクリスマス用の電飾を仕込む電工さんである。かつて電球が使われていた頃は木が痛むだの、電力の無駄遣いだのと散々非難されたクリスマスのライトアップだが、LEDの実用化によってそんな議論は消えてしまった。そしてどこもかしこも白やブルーのLEDを使っているが、やはりクリスマスは赤、緑、ゴールドのクリスマスカラーの方が華やかである。寒々とした青色のLED はノーベル賞を受賞したが、それとクリスマスの電飾は別物である。

 ガテン系の仕事に女性の進出が目立つ昨今だが、電工さんにも女性が活躍している。男性には無いセンスやきめ細やかさが重宝されているのだろう。防水仕様の電源ボックスを取り付けているようだった。並木通りの何とかバウムと云う木は春は一番に芽吹くが、秋に葉が散るのも早い。

 

クリスマス準備加速中

 
Today's Photo その3650 2018/11/17
キャッシュバックキャンペーンと便乗値上げ

 ボーナスシーズンを宛てこんで、富士フィルムのチェキがキャッシュバックキャンペーンを始めた。チェキはインスタントフィルムを装填したカメラで、フィルム自体が大きいので必然的にカメラも大きくなって、見た目はかなり不細工である。それでも二十年前は中高生の間で流行り、デジカメの無い頃としてはイケてるカメラだった。今ではすっかりスマホにとって代わっているが、フィルム独特の描写がある意味新鮮に感じられるようでブームが再燃しつつある。デジカメの機能とプリントの機能を兼ね備えた機種が最新式だが、所詮カメラは大きい。一方でスマホでチェキは撮影はスマホや富士のカメラに任せ、プリント専用の機械である。一年程前に正方形タイプが出たが、フィルムが高くて実用的ではなかった。ところが最近になってフィルムの価格がこなれ、おまけに今回のキャッシュバックで三千円が戻るのであれば、これはそろそろ買いである。

 そう思っていた矢先、大手カメラ販売チェーン店のネット価格が三千円上がった。つまりキャンペーンで三千円戻るなら、最初から三千円上乗せしとこうみたいなせこい商売だ。動揺にアマゾンも値上げしたので、キャンペーンに関係なく安く売っているサイトで注文した。フィルムの小さいタイプのスマホでチェキは持っているので、ある意味機能がダブってしまうが、多少でもフィルムが大きい方が正方形でも迫力がある。インスタ映えならぬチェキ映えである。いつも使っている富士のカメラから直接プリントできるのは慣れないスマホで撮影するよりも余程正確だし、何の違和感もない。その昔、ブロニーとか4X5で撮影する時に、構図を確認するためにポラを切ったものだがこれに通ずる感覚がある。まぁデジタルなのでその場で確認した方が余程早いのだが。

 今日の一枚は銀座中央通りで各店舗の前にクリスマスツリーをセットしていた花屋である。飾り付けが終わったツリーを木枠に入れて、店の前まで転がせば終了と何とも簡単な作業で、昨年までの電工によるLEDライトの仕込みとはえらい違いだ。よく見るとモミの木ではなくて、スギのような木である。モミの木に比べると過酷な環境でも生き生きとしているからであろう。造花よりも木の種類が異なってもリアルティがあって良いのでは。

 銀座の街はクリスマスに向けて、準備は完了しつつある。

 

クリスマス商戦加速

 
Today's Photo その3649 2018/11/16
二か月振りの銀座

 ほぼ二か月振りに銀座に出掛けた。建設中のビルが出来上がっていたり、更地だったところにビルが建ち上っていたり、銀座の街はオリンピックに向けて大きく動いている。街はすっかりクリスマスの準備が整い、一部の街路灯がクリスマス仕様に模様替えの最中だった。中央通りのモミの木が今年になって撤去され、それぞれの店舗の前にこじんまりとしたクリスマスツリーが置かれて、数年前の光景が蘇っていた。クリスマスのために年中街路樹がモミの木というのも何とも不思議だった。今年もあの見苦しいヒカリミチが行われるのだろうか。

 今日は撮影と云うより体力の確認だった。病み上がりの体には階段の昇りはまだまだきつい物があるが、カメラ一台で銀座の街を一周する分には問題無かった。ただ撮影勘はまだまだで、シャッターを押す気分がなかなか出て来ない。カメラの縦位置でオートフォーカスのボタンを指が探していたり、カメラ感覚を取り戻すにはもう少し時間が掛かりそうだ。

 朝の犬との散歩と銀座一周で久し振りに一万歩を超えたが、車を降りてエレベータの中でアプリを確認すると表示は何と11.111だった。こんなこともあるのだ。11にこだわるカズだったらさぞかし喜んだに違いない。I

 今日の一枚は銀座伊東屋の前で目当ての店を見付けた様子の外国人観光客である。日本の文房具の品揃えは世界でも有名で、欧米人には人気のスポットである。金髪の女性の服の色遣いが銀座でも輝いていた。

 伊東屋のペンケアで、購入したばかりのセーラー万年筆のインクフローを調整して貰った。他店で購入したペンだがちょっとした調整なので無料だった。それでは気が引けるので、別館でペンが滑るような書き味を楽しめるノートを一冊購入した。

 

伊東屋前

 
Today's Photo その3648 2018/11/11
ライカのブレ防止

 今年の冬はエルニーニョ現象で暖冬になるとか、その前触れか暖かい秋がまだ続いている。ハロウィーンに注目が集まり、七五三は何か盛り上がらなくなってしまった感がある。神社へのお参りは仮装パレードに比べると確かに地味だし、インスタ映えもしないし。昔は千歳飴をぶら下げて写真に収まるのが当たり前の光景だった。

 ISSに荷物を運んだコウノトリが回収した実験材料を無事に日本に届けるという快挙を成し遂げた。大気圏突入後に軌道修正をして計画通りの海域に落下したのは素晴らしい。それを僅か数時間後には回収船が引き揚げたのだから、ある意味ピンポイントで落下地点に予定通り着水したことになる。日本の宇宙開発技術は確実に進歩している。中身がタイガー魔法瓶の製作であるのも面白いし、そのうち暖かい弁当を冷めないうちにISSに届けるのではないだろうか。

 ライカのフルサイズデジカメで、背面にモニターが無いタイプがある。これは撮影画像をパソコンでチェックするまではどのように写っているか分からない、ある意味現像に出すフィルムのわくわく感を再現したものであった。ところがこの製品のニューバージョンが出て、スマホで撮影した画像が見られるとか、だったら最初から背面のモニターを付けどけば済むことではないだろうか。スマホを持っていないユーザーには関係の無い話となってしまう。モノクロしか写らないデジカメを出したり、何かライカはやることが無くて屁理屈をこね始めたような。もう少しぶれないようにして欲しいぜ、ライカ。

 今日の一枚は銀座の街でスーツケースを拡げて土産物を押し込んでいる中国人である。人前でスーツケースを拡げる西洋人はいない。中国人以外にもアジア系の外国人には普通のことのようだ。ってか、それ以前に土産物を大量に買い込むこと自体がアジア系観光客なのだろう。バイヤーが転売目的で日本に仕入れに来ているのと大差ない。

 

ワイドオープン

 
Today's Photo その3647 2018/11/9
伝統継承

 生憎の雨の中、秋の園遊会が行われた。いささか聞き飽きた感のある「平成最後の」園遊会となった。雅子様が久し振りに園遊会の全行程に参加されたが、来年は皇后さまである。小和田雅子様気分でいつまでも頭が痛いの、気が乗らないのと理屈をこねている場合で無いことをようやくご理解されたかのようで、まぁこれからはご自分の意志とは関係の無いところで総てが動き出すのであるからして、これはもう皇室に入られた時からの運命である。

 何百年も続く伝統芸能に関しては昔ながらの流儀を尊重するのは当然のことだが、どうも最近の年寄りはそれを勘違いしており、自分の流儀と異なること総てを否定している。ガラケーがスマホになってもガラケーだし、ネットの時代になっても一日遅れのニュースを新聞で読んでいるし、要は変化に付いて行けない落ちこぼれ連中である。政府が進めるキャッシュレス化に関しても、いつもニコニコ現金払いを屁理屈をこねて何とか正当化しようと必死である。

 人間には変化を極力避けて生きて行くタイプと変化を積極的に受け入れるタイプに二別される。写真においてもデジタル時代に変化したにもかかわらず、フィルムカメラにしがみ付くがあまり、どうにもみっともない屁理屈を並べている。自分で良いと思うなら自分の世界でやればいいことで、屁理屈で他人を巻き込むのは止めておいた方が良い。デジタルで撮影した大したことの無い写真を白黒で表現する勘違い野郎を作り出す原因の一つでもある。

 今日の一枚は銀座の街に座り込むアジアのおばちゃん連中である。田んぼのあぜ道と銀座の歩道の区別も付かず、この回りだけはカエルの声が聞こえて来そうである。買ったばかりの白いスニーカーがあぜ道には似合わないことすら気付いていない。余りにもみっともない姿を晒していたのでシャッターを切ったが、写されていることにすら気付いていないという落ちまで付いてしまった。

 

銀座で野良仕事

 
Today's Photo その3646 2018/11/8
長距離ドライブ

 朝の冷え込みが少しだけ寒く感じられたが、それでも犬と歩いているうちに体が温まって来た。昼間は11月であることを忘れさせるような気候であるが、さすがに日没ともなると季節を感じてしまう。

 犬の検診のために中央高速の調布から武蔵境方面に出掛けて来たが、それにしても遠い。銀座より先に行くことが少なくなったので、長距離ドライブである。集中力を保つ努力が必要だった。三鷹辺りの道路は信号の連絡が悪く、総ての交差点で赤に引っ掛かっている感があるし、軽自動車の年寄りがよろよろと運転しているのでますます効率が悪い。もう少しシャキシャキ運転しないと、連中はますますボケるのではないだろうか。

 写真家がもっともらしくズームレンズは使うなだの、フィルムカメラで撮影しろだの、構図はこうあるべきだのと余計なことを言っては写真の新しい芽を摘んでしまっている。茶道や華道ではないので、写真は伝統芸能ではない。それぞれの人が好きな機材で好きに撮影すれば良いことだし、それを他人がとやかく言うこと自体がナンセンスである。かく云う写真家先生方の写真も一部を除くと大したことはなく、○○先生が撮影したと云うだけである。しょうもない写真で金をとっているなと思うものが世の中に出回っているし、よくぞこんな下らない写真で写真展を開催し、写真集を出しているなってね。人様の写真をどうこう言っている場合か。写真家は喋っては駄目である。

 今日の一枚は訳の分からん中国人である。日本人でも中国人でもそうだが、意味不明な英語が書かれているシャツを好んで着ているが、あれを面白がっているのは英語を母国語にしている連中だ。全くそれと同じことが今回の写真で、ヒューマンレースって何だよ。日本人だったら間違ってもこんな言葉が入った服は着ないだろ。さらに驚いたのはスカートが皴になるのを気にしているのか、椅子の回りを覆っている。中国人の汚いケツはノーサンキュー。

 

ヒューマンレース

 
Today's Photo その3645 2018/11/7
気取って銀座に

 冬の装いになるにはまだ早く、かと言って半袖では肌寒い、それでも例年に比べるとまだまだ暖かい立冬を迎えた。冬物の衣類が売れないとか、クリーニングに出した冬物の引き取りが遅れているとか、アイスクリームが売れているとか、どうもビジネスは夏は暑く、冬は寒くなければ成り立たないようだ。

 アメリカでは中間選挙が行われ、上院ではトランプ支持、下院では反トランプとなって、ねじれ議会となった。日本でも衆参の主流が異なった時は、政権運営が思うように行えない弊害があった。日本では衆参で主流政党が異なることは前提としていないが、アメリカではどうもそうではないらしい。逆に今後のトランプ政権は堂々と反対派を打ち負かす政策に出るとの観測もある。日本のように野党が何でも反対するのではなく、異なる意見との折り合いを付けてこその民主主義らしい。日本の野党諸君、見習って欲しい。

 しかしながらが、今年度の補正予算案は衆参共に全会一致で通過したのは驚くところだ。災害対策の補正予算に反対すれば、今後の選挙戦で不利との判断があったのだろう。票読みからスタートするのが野党のスタンスだな。

 今日の一枚はスタバのアイスコーヒーを飲みながら、銀座を歩く外国人観光客である。欧米人はアイスコーヒーのストローを咥えているだけで写真になるが、これが中国人観光客だと自前の水筒に入っている中極茶をずるずるとすするので、シャッターを押す気にはならない。生水が飲料用に処理されていなかった時代からの熱湯消毒文化である。

 先日スタバでカプチーノを注文して出来上がりを待っていたが、前に並んでいた人はアイスコーヒーだった。作る様子を見ていたが、アイスコーヒーは最後に水道から蛇口で水を少し入れて出来上がりとなっていた。これには結構感動した。

 

スタバはセーフ、水筒はアウト

 
Today's Photo その3644 2018/11/5
気取って銀座に

 このところ秋らしい気温が続いていたが、今日は二十度を超えて半袖で歩くのが快適だった。にもかかわらず、まるで冬のような服装のままの人の多いこと、一度冬支度をしてしまうともう桜が散るまでは頑なに脱がないのだろう。特に年寄りは完全防寒のような服で、歳を取ると寒さ暑さを感じなくなるのであろうか。余りに厚木の人が多い中で一人半袖状態だったので体調が悪くて暑いのかとすら思ってしまったが、夕方のニュースで今日はかき氷が売れていたとのことでやっぱりと納得した次第。まだまだ暑さ、寒さのしっかり体感していた。

 退院してから二週間が経過したが、まだ本調子は戻れず犬との散歩も実現していない。それでも駅まで歩いて行ったりして徐々に歩くペースも戻りつつあり、そろそろ本格的な始動も視野に入りつつある。犬の散歩、それが出来るようになったら撮影が次のステップとなり、今月中には撮影を再開したいところだ。術創の痛み止めの服用が続いており、これもやる気が出ない一つの要因のような気がする。集中力が持続しないのは痛みをコントロール薬のサイドエフェクトではないだろうか。

 今日の一枚は思い思いの格好で銀座の街を歩く外国人観光客一行である。間違っても中国人カップルのようなペアルックはいない。祖手この写真のポイントは右端のスーツを着た紳士である。ラフな格好の観光客と昔ながらの銀座スタイルの紳士のコントラストが面白い。

 かつて銀座に出掛ける時は親子共々お洒落をして、銀座は特別な場所であった。子供の頃の写真が整理されたアルバムを開くと、よそ行きの服を着て兄弟揃ってお子様ランチなんぞを食べている写真がある。もちろん当時の写真は白黒であった。

 

銀座ウォーキング

 
Today's Photo その3643 2018/11/4
カシオの挑戦

 デジカメからスパッと撤退したカシオだが、G-SHOCKは今でも根強い人気があり、毎年のように新製品を展開している。発売35周年とかで、一番最初のモデルの外装を修理する有償サービスが始まった。メーカーの修理部品保有年数はとうに超えているので、新たに型で外装品を拵えるのであるが、修理の依頼が多い声にこたえる形になった。中身は未だに正常に稼働しており、外装さえ交換すればまだまだ現役である。他のモデルについての修理対応は未定とのことだが、何でもかんでも使い捨ての時代にユーザーに優しい、環境に優しい修理はぜひとも継続して欲しいものである。フィルムカメラとか機械式の時計とかはいつまで経っても修理が可能だし、部品が無ければ職人が部品を作ってでも対応している。デジタルになると個人が介入する範疇が少なくなり、メーカー以外はブラックボックスとなって手の出しようがない。これらがオープンになれば、独自のソフトを組み込んで今時の性能を持たせることも不可能ではない。それらの修理や改造ががペイするかは別の問題だが。

 デジタル化した製品を新規購入する際に多少高くても最新型を買いたくなるが、これも数年もすればもう旧式になってしまう。そうであれば最初から型落ちで購入しても大差ないのではないだろうか。どうせ五年、十年経てば粗大ごみなのだから。その昔、冷蔵庫は電気式ではなくて毎朝氷を入れる方式だった。郡谷が毎朝届けてくれる氷で一日冷やすのであるが、適度の湿度で生物の保存状態には適していた。これが壊れたとしても、木製のドアや金具の交換とか、水漏れの修理で、電気回路的な修理は一切ない。桶職人の仕事である。オーダーメードでこの昔風の冷蔵庫が作られているが、二十万円は下らないとか。民芸家具並みである。アナログの時代は修理して使うのが当たり前、デジタルの時代は使い捨てが当たり前。

 フィルム時代は撮影したフィルムがある限り焼き増しが出来たが、今は保存していたデータが失われればそれで終わりとなる。つまり撮影した内容ですら使い捨てとなってしまう。デジタルデータをアナログで保管するなんて話を聞いたことがある。

 今日の一枚は晴海通りを銀座四丁目に向かって歩く外国人観光客である。アジアからの観光客のようにがつがつと買い物をする訳でも無く、のんびりと街歩きを楽しんでいる。この辺りの余裕は日本人も海外では見習いたい処だ。ある程度年齢を重ねると物欲は無くなるが、この脱力感が写真に写っているのが良い。

 

余裕の銀座ウォーキング

 
Today's Photo その3642 2018/11/3
崩れる安全神話

 国会では単純労働者を外国から受け入れる法案の審議が行われている。オリンピックを控え慢性的な人手不足に悩む日本としては労働力の確保は必須の課題であるが、かと言って単一民族国家の日本に訳の分からん外国人が大挙して押し寄せて来た時の混乱は避けられない。勝枝アメリカが奴隷として黒人をアフリカから連れて来たが、これが後々のアメリカの最大の汚点となっている。日本も労働力の確保を優先するがためにアジアを中心とした貧困国からの人材を求めているが、今でさえベトナム人、中国人、韓国人の犯罪は決して少なくない。習慣の違い、言葉の壁、孤島の日本に馴染むことが出来る訳がない。アジア人特有のずる賢さに慣れていない日本人は簡単に騙され、犯罪に巻き込まれ、後々になってあの時に単純労働者を入れなければなんてことになるのではないだろうか。偽造書類で日本に居座るような連中も増えるだろうし、偽造書類の作成で儲けようとする中国人も暗躍するに違いない。生体認識のようなシステムでしっかりとした管理が出来なければ、法案の成立は見送った方が世に野ではないだろうか。

 コンビニの店員の多くはアジア出身の外国人だが、レジ袋に購入した商品を入れる様を見ているとやはり日本人の繊細さには欠けている。重い物、傾けてはいけない物など詰める際に考慮しなければならない点を無視して、気の向くままでどんどん袋に入れている。コンビニ側のトレーニング不足と言えばそれまでだが、それ以前に日本人の繊細さが掛けている。かと言って文句を言っても日本語が理解出来ないし、その都度日本人の責任者を呼び出すのも煩わしい。自販機で買って自分で詰める方がまだマシである。

 今日の一枚は銀座四丁目の交差点で信号待ちの間を惜しんでキスをしている外国人観光客である。日本人同士であれば絶対にこのようなシーンは無いのだが、欧米人であるからこそ自然に見えてしまう。これがアジア人同士となると、そこには日本人同士のイメージが重なり、爽やかな印象よりもエログロのイメージの方が先行しそうである。

 つまり、島国日本にはそれなりのルールがあり、それを大切に、当たり前に受け入れている日本人の生き様がある。。

 

銀座四丁目交差点信号待ち

 
Today's Photo その3641 2018/11/2
庇い合い

 この季節らしい爽やかな気候が続いている。週末は学園祭前期を迎え、まだまだ暖かいが勤労感謝の学園祭後期の頃はすっかり冬になっているのが常だった。春の訪れが早く猛暑だった今年だが、冬は遅れて来るのだろうか。

 先日シリカから解放されて日本に戻ったフリージャーナリストがマスコミにでかい面してインタビューを受けているが、どうにもマスコミ同士の庇い合いにしか見えない。当の本人も最初こそは申し訳なさそうな面をしているが、だんだんと本性を現して調子に乗り、いつの間にか自分の行動を正当化しているではないか。それに対して報道側も同業者なので勝手に共感し、ジャーナリズムが世界を変える的な大きな勘違いの輪が出来上がっている。個々はぜひ間抜けなジャーナリストが互助会を作って、自分達のみは自分たちで守ることからスタートすべきである。そうなれば思い上がりに気が付く日も来るに違いない。

 今日の一枚はラッピングでCMを行っているロンドンバスである。ローマ字で六本木と表示しているが、どうにもバランスが悪い。もう少しやりようがあると思うのだが。サイドにはモデルの写真がるのでまぁそれなりだが、後ろはどうにも地味である。敢えてロンドンバスで宣伝するような効果は無いように思われるが、右翼の街宣車よりは静かなのが取り柄かもしれない。

 そして何と云っても左隅の二人乗りのバイクの女性がポイントである。このバイクの入っていないカットもあるが、単調なバスの光景に華を添えている。

 

ROP PON GI

 
Today's Photo その3640 2018/11/1
村祭り

 気が付けばもう十一月で、今年も残り二か月となった。ハロウィーンの終わったショッピングセンターでは早くもクリスマス商戦がスタートし、カボチャに代わってサンタが登場していた。かつてクレイジーキャットが「クリスマスとは英語で忘年会」と歌っていた記憶があるが、「ハロウィーンとは英語で仮装大会」と云うことだろうか。渋谷の出て来た田舎者が村祭りのノリで大騒ぎのようだった。娯楽の無い世界から東京に来た連中は毎日が村祭りに違いない。ない。

 ペンタックスのカメラが最新型と同じ機能を持たせるために、現行機種を有料でアップグレードするサービスを行ったいた。費用は五万円で決して格安とは言えないが、それでも下取りに出して最新型を購入するよりは割安になるに違いない。こういうサービスは他社も見習うべきと以前書いたが、何とこのサービスがグッドデザイン賞を受賞した。グッドデザイン賞のいかがわしさは置いといて、修理して物を長く使う姿勢が評価された。何でもかんでも使い捨てのデジタル社会において、修理という何ともアナログ的な手法は今後のメーカーサービスの指針となるのだろうか。

 今日の一枚はメッセンジャーボーイの覆面マスクである。中国の大都市に比べると遥かにきれいな東京であるが、中国の習慣が身についているのだろうか。マスクよりもヘルメットの方が優先されるような気もするが。

 背景のトラックの荷台に被せられた黄色のシートに露出を持って行かれ、手前の人物の顔はシャドーになっていた。画像処理ソフトのデフォルトでシャドーが持ち上がり、ハイライトのシートのトーンが下がって、落ち着いた諧調となった。フィルム時代にここまで処理するのは大変だったが、デジタルではワンクリックである。にもかかわらず、融通の効かないjpegで撮影している連中はどうしているのだろうか。

 

ヘルメットよりマスク優先